SpiMelo! -Mie Ogura-Ourkouzounov

L’artiste d’origine Japonaise qui mélange tout sans apriori

普段着コンサート vol 2 Concert from my class room vol.2

2021-01-27 21:37:00 | Essay-コラム
The concert from my class room vol.2 is Prélude from the « Suite ll »for cello J.S.Bach.

ということで。

こういう状況になるとますますうるさくしないと気が済まないのが音楽家の性というもの(笑)。

普段着コンサート第二弾は、バッハのチェロ組曲シリーズ、第2番のプレリュード。

かなりフルートには難易度高い曲ですが、若い頃からずっと挑んでいる曲なのでまあ、何とか肌に馴染んではいる。

これ、ジャック・ゾーンが20年前すごい演奏してたのが、つい先程のように鮮明に思い出せるんですが、それ聴いて以来ずっと演奏してきて、今日は私なりの解釈でやりますね。

ジャックは奥さまがチェリストで、チェロの奏法をフルートに置き換え、まるで息が弓かのようなこれまでのどのフルート奏者も演奏してなかった域に達したのですね。

私もそれに影響されて、チェロの先生との「弓使いと息づかいの間」という教育プロジェクトをこの10年で二度企画しました。

違う楽器に自分の楽器を置き換えることは非常に有意義で私の大好きな方法。やってみて上手く行くこともあり、出来ないことももちろんあり。しかし想像することがとても大事だと思う。

それに音楽的にも、毎日(ていうかもう、やる回ごとに)やりたいことや、やらなければ、と思うことがものすごく変わっちゃう。バッハとは不思議なり、最高なり!

だからこそ、バッハの音楽は、エゴを許さない。矛盾するようだが、個性に関してこれ程寛容な音楽もない。

前回の第4番のプレリュードは、シエナで朝一番にニコレに初見させられたのが思い出だなあ。

あの時、初見してた側で、立ち上がって私の周りをウロウロ歩いていた気配が、昨日のように蘇る。

話は飛ぶが、夜家に帰ってきて、ブルガリアの義両親から届いていたプレゼントをアペリティフに食す。

この私のセカンド祖国の名物、ウーカンカ(スパイシーな平たいソーセージ)や、牛肉の干したものを、地酒のラキヤ(梅、又はぶどうの蒸留酒)で頂くのが、最高の幸せ!!



また、今日は日本人の友人が手作りしてくれたキムチを頂いたので、白米と共に食す。

これこそ、日本人の最高の幸せ!!

フランスだと、マルシェで手に入れた最高のフロマージュとワイン、(生牡蠣もいいな)ドイツだと世界一大好きなドイツビールとパリパリのソーセージ。(ああドイツに行きたくなってきた)

こういう組み合わせで呑んでるときが、最高ですな。

なんか今日は、最高、という言葉が多いな。

それではまた、何とか次回のロックダウン前に、(いついきなり来るか分からないもんだから、必死で練習中。来ちゃったら練習は半分以下に減っちゃう泣)次はとんでもない普段着コンサートを準備中。乞うご期待!!

















1 Comments

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自己表現をし、自分に誠実であれ。 成功した誰かを真似するな。 自分であればいい☆ (昭和なオフミルク♪)
2021-01-31 20:24:18
演奏とは、自己表現の手段なんだ。怒りなら怒りを、悲しみなら悲しみを、素直に出すことなんだ
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