パリ19区音楽院即興科アトリエがついにコンサート・デビュー!
Jean-Marie MACHADO/Portrait
Scène ouvert aux élèves des classe de Jazz du CRR et CMA
~パリ地方国立音楽院&パリ市立音楽院ジャズ科合同による「ジャン・マリー・マシャド作品集」
2月18日(木) 19時30分 Paris Auditorium de Saint-Germain
2月20日(土) 17時 CRRパリ地方国立音楽院 Auditorium/ 14 rue de Madrid 75008 Paris
(Métro :Europe)
マシャドさんはパリ・ジャズ界屈指のピアニスト&エキゾチックな作風の作曲家。
今回はジャズの典型的なBigBandから私たちのアトリエのような変わり種の楽器編成も含め、彼の作品に焦点を当てて演奏しようという企画です。
作品を演奏するといっても、典型的なジャズの作品。テーマとハーモニー以外は演奏者の裁量に任され、各所に即興演奏を入れたり、アドリブソロを入れたりと、生徒達やアレンジャーである私の力量を存分に発揮しないと作品として成り立たない。
きのうのParis Auditorium de Saint-Germainで行われた一回目のコンサートでは、生徒達がはじめてのインプロヴィゼーションの経験であるにも関わらず、本当に緊張感のある渾身の演奏で、初めてにしては上々な出来!
即興、というと現在のクラシック音楽の世界では特殊なもの、ととらえられがち。
演奏者は曲の解釈を、ジャズマンは即興演奏を、作曲家は作曲を、というように、完全な分業化をみんな当たり前だと思ってやっています。
だけどバッハだって、ベートーベンだって、モーツァルトだって、リストだって、クラシックの歴史上の大作曲家はみな大即興家で、大演奏家でもありました。
バッハが王の前で王に与えられたテーマで即興演奏して大成功を収め、後日「音楽の捧げもの」として作品として書き上げたことは有名です。
ああ、もしこの時代の録音が残っていたとしたら。。。あの「音楽の捧げもの」の即興演奏はきっと、楽譜に書かれた以上のものであったのではないでしょうか。丁度あのキース・ジャレットのケルン・コンサートのように
私は現在の音楽家が即興で演奏することの醍醐味を経験することで、ジャズをやるにせよクラシックの演奏家になるにせよ、
その経験が必ず音楽をもっと本物に、呼吸しさわって感じることのできるような生きたものに、していくことと信じています
のこる演奏会は明日、CRRにて5時から。入場無料です。
パリ在住のみなさん、ぜひぜひ生きた音楽を聴きに、お越しください
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