パリに帰ってきましたよ~!
第一に感じるのは、空気の違い。さらさらパウダリーエアーです
思わず思いっきり空気を肺に吸い込んでしまいましたよ。
今回も猛暑のなか、いつにもまして盛大なコンサートをやっていただいた日本のみなさん、また、ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました
これは香川でのコンサート。花束を持って来てくれたのは、なんと姪の光ちゃん 香川スタッフのみなさん、いつも本当にありがとうございます。
瀬戸内海の美しさを、また改めて認識させられた、屋島からの景色
信じられない程神秘的な雨の後の空の色。
そしてそれを望む、私が高校時代を過ごした、瀬戸の都、高松。村上春樹著「海辺のカフカ」の舞台でもあります。
浜松では、初めての企画にも関わらず、小林聡さんを中心とする若く音楽の情熱にあふれたスタッフさんたちが綿密に計画してくれたおかげで、会場のすばらしい音響と聴衆のオープンなエネルギーが混ざり合い、ツアー中でも最高の出来のコンサート&充実した翌日の公開レッスンになりました。小林さんのブログよりhttp://ameblo.jp/flute-nayami/theme-10020588895.html
しかし、あまりの濃密な時に、写真を撮るのさえ忘れていたんですね。。。残念。
未来的で、外国人の多い印象の、浜松。浜松でのプロジェクトは、To be continuedです。
そして、東京!どうですか、この景色は。白寿ギターフェスタが行われた、新宿副都心を一望できる白寿ホールの屋上テラスより。
白寿ホールの美しい照明効果。白寿フェスタの詳細はコチラhttp://blog.livedoor.jp/hakuju8867/
渡辺香津美さんやカネンガイザーさんとの共演も一回目としては納得できる出来で、またいつか一緒に演奏することを約束しました。もっといいものを創れるだろう次なる日が待ち遠しい。そして企画してくださった福田進一さん、荘村清志さんと白寿スタッフのみなさんに感謝したいと思います。
この衣装は、パリの友人のアーチスト、安藤福子さんhttp://www.fukukoando.com/が私の為に作ってくれたもの。なんと、私の音楽をイメージした名前が付けられているんです。その名前は、私のキーワードなんです。知りたい方はぜひ、福子さんのHPを訪れてくださいね!
そして向かった山形県は庄内町!庄内ギターフェスティヴァルです。庄内は2回目なんですが、この庄内平野の夏の緑の田んぼの真ん中に建つ響ホール。何度見ても圧巻ですね。そして庄内のスタッフの皆さんの温かさ。お話していても奥が深くて楽しい、ほんとうにひとりひとりが素晴らしい人たちなのです。
そこで出会った、天才音楽少年、まさくん!ひとつをきいて、全てを学ぶような、すごい才能をもった子です。さきちゃんの美しい目や、かんなちゃんの一点の曇りも無い笑顔。。この閉塞したビジネス優先、権威主義の音楽界の中で、子供の才能を守ってやることがどれほど重要なことか。若い才能って素晴らしい。
浜松での公開レッスン、そして庄内でアタナスのレッスンの通訳をして思ったことなのですが、音、というのは空気の振動だから、冒頭に書いたような空気感の違いは大きく、日本の空気のなかで、ヨーロッパ音楽の音の出し方やリズムの取り方を説明する難しさを改めて実感しました。でも、音楽のスタイルというのは、その国の空気、風土、考え方、習慣などから生まれてくるのだから、ヨーロッパ音楽ならヨーロッパ音楽のスタイルを、表面的にどこをどう吹くじゃなくその根っこのところを、その後ろにある広大な背景を国を超えて伝えて行くということは、きっと一番重要なんだとおもいます。
うまいぞ~!ここの寿司、最高寿司と山形牛、信じられないようなおいしさ
日本ツアー最後の締めは、同県高畠町に移動しての、アタナスの書いた「泣いた赤鬼」のナレーション付きの音楽の東京ギター・アンサンブルによる世界初演コンサート。彼らの初演に対する情熱と真摯さに答えるように、自然と演奏にも熱が入りましたよ。主催の中島晴美さん、浜田広介記念館のスタッフの皆さん、本当に温かいおもてなしをどうもありがとうございました。
童話の世界にひたった一日でした。
高畠駅にいる、赤鬼くん。いつまでもみんなのともだち。
日本はほんとうに便利な国ですね。コンビニは24時間、信じられない程のサービス業の完璧さ。フランスはその便利さの足もとにも及びません。
でも、今回感じたのは、フランスは自由の国なのだ、ということ。日本の社会は、ひとりひとりの自由さの制限という犠牲の上に成り立っているのだと。
逆にいうと、フランスではあまりのサービスの悪さに、みんな毒づいているけれど、人々はだれもあなたの自由を拘束しない。
完璧な社会というのは、あり得ない。どこかが良くなれば、どこかが悪くなる。
どちらを選ぶか、ということだと思います。
私は、フランスにいて、音楽家で、自由なのだ。それが私にとって、一番大事なことなのだと、分かったのでした。
第一に感じるのは、空気の違い。さらさらパウダリーエアーです
思わず思いっきり空気を肺に吸い込んでしまいましたよ。
今回も猛暑のなか、いつにもまして盛大なコンサートをやっていただいた日本のみなさん、また、ご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました
これは香川でのコンサート。花束を持って来てくれたのは、なんと姪の光ちゃん 香川スタッフのみなさん、いつも本当にありがとうございます。
瀬戸内海の美しさを、また改めて認識させられた、屋島からの景色
信じられない程神秘的な雨の後の空の色。
そしてそれを望む、私が高校時代を過ごした、瀬戸の都、高松。村上春樹著「海辺のカフカ」の舞台でもあります。
浜松では、初めての企画にも関わらず、小林聡さんを中心とする若く音楽の情熱にあふれたスタッフさんたちが綿密に計画してくれたおかげで、会場のすばらしい音響と聴衆のオープンなエネルギーが混ざり合い、ツアー中でも最高の出来のコンサート&充実した翌日の公開レッスンになりました。小林さんのブログよりhttp://ameblo.jp/flute-nayami/theme-10020588895.html
しかし、あまりの濃密な時に、写真を撮るのさえ忘れていたんですね。。。残念。
未来的で、外国人の多い印象の、浜松。浜松でのプロジェクトは、To be continuedです。
そして、東京!どうですか、この景色は。白寿ギターフェスタが行われた、新宿副都心を一望できる白寿ホールの屋上テラスより。
白寿ホールの美しい照明効果。白寿フェスタの詳細はコチラhttp://blog.livedoor.jp/hakuju8867/
渡辺香津美さんやカネンガイザーさんとの共演も一回目としては納得できる出来で、またいつか一緒に演奏することを約束しました。もっといいものを創れるだろう次なる日が待ち遠しい。そして企画してくださった福田進一さん、荘村清志さんと白寿スタッフのみなさんに感謝したいと思います。
この衣装は、パリの友人のアーチスト、安藤福子さんhttp://www.fukukoando.com/が私の為に作ってくれたもの。なんと、私の音楽をイメージした名前が付けられているんです。その名前は、私のキーワードなんです。知りたい方はぜひ、福子さんのHPを訪れてくださいね!
そして向かった山形県は庄内町!庄内ギターフェスティヴァルです。庄内は2回目なんですが、この庄内平野の夏の緑の田んぼの真ん中に建つ響ホール。何度見ても圧巻ですね。そして庄内のスタッフの皆さんの温かさ。お話していても奥が深くて楽しい、ほんとうにひとりひとりが素晴らしい人たちなのです。
そこで出会った、天才音楽少年、まさくん!ひとつをきいて、全てを学ぶような、すごい才能をもった子です。さきちゃんの美しい目や、かんなちゃんの一点の曇りも無い笑顔。。この閉塞したビジネス優先、権威主義の音楽界の中で、子供の才能を守ってやることがどれほど重要なことか。若い才能って素晴らしい。
浜松での公開レッスン、そして庄内でアタナスのレッスンの通訳をして思ったことなのですが、音、というのは空気の振動だから、冒頭に書いたような空気感の違いは大きく、日本の空気のなかで、ヨーロッパ音楽の音の出し方やリズムの取り方を説明する難しさを改めて実感しました。でも、音楽のスタイルというのは、その国の空気、風土、考え方、習慣などから生まれてくるのだから、ヨーロッパ音楽ならヨーロッパ音楽のスタイルを、表面的にどこをどう吹くじゃなくその根っこのところを、その後ろにある広大な背景を国を超えて伝えて行くということは、きっと一番重要なんだとおもいます。
うまいぞ~!ここの寿司、最高寿司と山形牛、信じられないようなおいしさ
日本ツアー最後の締めは、同県高畠町に移動しての、アタナスの書いた「泣いた赤鬼」のナレーション付きの音楽の東京ギター・アンサンブルによる世界初演コンサート。彼らの初演に対する情熱と真摯さに答えるように、自然と演奏にも熱が入りましたよ。主催の中島晴美さん、浜田広介記念館のスタッフの皆さん、本当に温かいおもてなしをどうもありがとうございました。
童話の世界にひたった一日でした。
高畠駅にいる、赤鬼くん。いつまでもみんなのともだち。
日本はほんとうに便利な国ですね。コンビニは24時間、信じられない程のサービス業の完璧さ。フランスはその便利さの足もとにも及びません。
でも、今回感じたのは、フランスは自由の国なのだ、ということ。日本の社会は、ひとりひとりの自由さの制限という犠牲の上に成り立っているのだと。
逆にいうと、フランスではあまりのサービスの悪さに、みんな毒づいているけれど、人々はだれもあなたの自由を拘束しない。
完璧な社会というのは、あり得ない。どこかが良くなれば、どこかが悪くなる。
どちらを選ぶか、ということだと思います。
私は、フランスにいて、音楽家で、自由なのだ。それが私にとって、一番大事なことなのだと、分かったのでした。