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いもりんのヒルズ的生活+貧乏昔話

教師から起業家へ。無一文の外国人夫との超ビンボーな暮しから脱出、奮闘の末つかんだ、ちょこリッチな生活をおバカ調で公開。

アメリカ黒人の歴史:おすすめの本

2009年07月17日 06時42分53秒 | 海外での体験談(米、豪、アジア各地)
私が20代のころ読んだ、アフリカ系アメリカ人の本。
読みやすくてお勧めです。

私はこれを読んでいたので、その後見たあらゆる奴隷解放や黒人差別映画、
「カラーパープル」から「アミスタッド」、果ては子供時代に見た「ルーツ」を再び見た時、理解できました(半分くらいね)。

アメリカは移民の国。
土地を求め、人種的な迫害や宗教的な弾圧からのがれ、戦争や政治的な亡命もあり、さまざまな理由から新大陸を目指したわけです。

到着すると、最も賃金が安くて、労働条件のひどい仕事から始める。
でも努力して、上に這い上がっていく。
アイルランド系、イタリア系、ユダヤ系、(昔の)日系とかが、今のアメリカ経済の基盤を築いたわけです。※ユダヤは国じゃないけど。

ところが唯一、自分の意志ではなく、無理やり連れて来られた人達・・・がアフリカ系。
その歴史がこの本で紹介されています。

肌が黒いから差別される・・・そんな単純なことではない、重い歴史に触れることが出来ます。

アメリカ黒人の歴史 (岩波新書)
本田 創造
岩波書店

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夫の母親の再婚相手はアイルランド系だ。
彼は先祖の国、アイルランドに旅行に行った。そして言う。
「アイルランドと日本はこんなにも違う。これだけ異なる文化圏から、人は新大陸を目指し、ともに努力して今の国を築いたことは驚くに値する」と。

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