錦 平野のだし巻き卵を食べました

私、基本的には味覚のストライクゾーンが非常に広いので、たいてい食べものはおいしく頂いています。
もちろんおいしければおいしいほどうれしいし、逆に、あれば食べるけれど進んでは食べないものもあります。

そんな決して嫌いなわけじゃないけれど、どうしても慣れることができない食べもののひとつが甘い卵焼き。
母親が京都出身ということもあり、物心ついた時から食べていた卵焼きはだし入りのものだったので、卵焼きが甘いというのが理解できない頭になってるのかもしれないです。

お正月などに親戚一同が京都にある祖父母の家に集まる時には、必ず錦市場にある三木鶏卵さんのだし巻きたまごが食卓に並んでいました。
おうちで作るものとは違って、卵焼きなのにツルンとした食感と口いっぱいに広がるだしの味がおいしくて、いつもそのだし巻きたまごが食べられるのを楽しみにしていました。

三木鶏卵さんのだし巻きたまごとは味が違うけれど、京風のだし巻きたまごを売っているお店が東急フードショーにあります。
錦 平野さんというお店で、それこそ京都のおばんざいがいつもたくさんショーケースに並んでいます。
いかとわけぎのぬた、たらこの煮付け、万願寺とうがらしとおじゃこをさっと炒め煮にしたもの、お茄子を炊いたものなど、子供の頃によく母親が作ってくれたおかずを思い出す品揃えなので、たまに１～２つ、買って帰ります。

その中でも一番購入頻度が高いのが、だし巻きたまごです。



気のせいか今日のだし巻きたまごは少し塩気が強い気がしましたが、冷やしたものを食べた時の食感が卵焼きと茶碗蒸しのあいだのようななめらかな舌触りで、ホントにおいしいんですよ。

でもせっかく東京に住んでいるんで、甘い卵焼きのおいしさが分かるよう、何とか味覚を鍛えたいと思います（笑）。