つぶやき・ツッコミ・つれづれ語り

言わないけど内心でツッコミ入れている、日常語り。

多胡碑と罪作りな羊。

2018年02月05日 | 日常のこと
最近、上野三碑について書かれた本を
たまたま3冊読みました。

ずばり、上野三碑についての本が1冊。

古墳時代に群馬地域を治めていた人物ついて書かれた本に
古碑の事が書いてあったのが1冊。

江戸時代に書かれた本で
見聞きしたことをつづったものが1冊。

江戸時代の本の方は
浅間山噴火のため群馬に行ったときに古碑を見て、
拓本をとったという記述です。

こちらに多胡碑全文が載っているのです。

多胡碑と書いてないので
研究者の目から漏れているのに違いないと思っています。

たまたま3冊を読んだら
3冊とも違う解釈が載っていたわけです。

そのうちの一冊。

いろんな説が出ている「羊」の箇所を
はっきり動物の羊だと断言している本があって、
そういうところはいけ好かないかなーと読むのを止めてしまいました。

私はいろんな説があっていいと思うのです。

多胡碑には「羊」って文字があるのですが
何なのか分かっていないのです。

刻まれた文字は
1300年経っても
罪作りなほどハッキリ「羊」で、謎を深めるばかりで実に面白い。

昔は木簡に漢字を書いていたから
元の原稿の墨の文字が木目でにじんだのでは・・・

というわけで
私は江戸時代の羊は半の間違い説押しですv

多胡碑の「羊」の文字から
羊太夫が生まれて
(こちらはほぼ伝説の人)

羊太夫のものと伝えられる大きな前方後円墳が
科学的に調査されることになりました。

果たして「羊」の漢字の謎は解明するのか・・・。

私にとって、今、一番楽しい考え事のネタです。

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