つぶやき・ツッコミ・つれづれ語り

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多胡碑と罪作りな羊2。

2018年02月07日 | 日常のこと
多胡碑の「羊」について
ざっくり書いたら分かりにくい文章になっていました。

多胡碑には
「給羊」って言葉が彫ってあるんです。

羊をいただいた、というような意味です。

この羊とは何か?


「動物の羊」説があります。

羊が大陸から2頭運ばれてきたという記録があるそうです。
群馬で羊の骨は出土していません。

毛糸を紡ぐのにちょうどいい錘は出土しているらしい。

給羊とは、文字どおり、動物の羊をもらったのではないか。


「名前の羊」説があります。

昔、群馬には羊太夫という人がいたという伝説があります。
羊太夫のものだという前方後円墳もあります。

給羊とは「羊」という名前をもらったのではないか。


「羊は半の誤り」という説があります。

これを「給半」、半分にするように給わったと読むと
多胡碑の文章がきれいにつながります。

ただし、多胡碑の漢字の「羊」は
ハッキリくっきり「羊」としか読めないのです。


2番目の説の
羊太夫の墓と言われている古墳を
科学的に調査すると発表したのがつい先日。

羊の骨が出てくるか。

何かに「羊太夫」と書いてあるか。

多胡碑の原稿の木簡が出てきて
「やはり半の誤りだった」となるか。

「羊」の漢字の意味のために
古墳の調査までするのだったら
罪作りな漢字ですわ~と思うのです。

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