声優・神谷 明さんの講演会に行ってきました。
講演は地声で行われましたが
うる星やつら、キン肉マン、
北斗の拳、シティハンター、名探偵コナン
全部生で聴けました。
ヲタで良かった!
さすがにケンシロウは出ないだろうと思っていたんですが
ブルース=リーをイメージしたなんて話までしてくれました。
キン肉マンの牛丼一筋~の歌も出たし
冴羽さんの声で「前橋に来たら綺麗なお嬢さんがいっぱい」なんて言ってもらった
し。
声を出すコツを紹介するときに
「ドラえもん英会話」なる本を手にしながら
若い声の出し方はこう~、青年の声はこう~、と実践してくれました。
青年の声のあたりから乗ってきたみたいで
キャラになっていきました。
ケンシロウの低い声で
「アタタタタ!」
「お前はすでに死んでいる」
ここで英会話の本を取り出し適当なのを読み上げるんです。
(ケンシロウ声)「I have~」
(ケンシロウ声)「(訳)いとこが30人いるんだ」
いとこが30人いるケンシロウは
私の想像の限界を突破し、ひでぶーでした。
収録裏話も面白かったです。
北斗の拳の悪役キャラが
なんて叫んでやられるかいつも相談し合っていて
「アタタタタ!」
「カキ!」「バナナ!」
「アタタタタ!」
「ゴッホ!」「ゴーギャン!」
「アタタタタ」
「デッ」「ベッ」「ソッ」
などなど、あったそうです。
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」もあったそうですが
私の耳が聞き取れなくて残念でした。
一度にたくさんの敵をやっつけたら
「カキッ」「クエバッ」「カネガッ」(略)「ホウリュウジッ」みたいな?
最終話の最後のボスを倒した時に
「アタタタタ~オワッタ~(終わった)」と言ったのが
トリビアの泉で採用してもらったとか
ゲームやパチンコなどで
まだキャラの声の収録の依頼が来るのを
ありがたいと話していました。
声を使ったパフォーマンスということで
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の朗読の披露もありました。
これはBGMに合わせて声色を変えていくというもので
ラジオ体操がかかると体操のお兄さん口調になり
尺八の演奏になると歌舞伎になり
野球場のガヤガヤがBGMになると野球中継口調になったり。
昔ばなし風、能、水中のブクブク、
みんなBGM内に物語の段落が収まるように読むのです。
声の匠とはよく言ったものです。
仲間で作成している動画が近々発表されるとか
神谷さんの出演しているNHK受信料のCMが3月頃から放送されるなど
まだまだ活躍の場が広がりそうな神谷さんでした。
質問コーナーでは
これから声優になりたいという方から質問が良かったです。
次の世代へ向けてのアドバイス、
応援メッセージになり
ググっとくる、熱い感じ終わりました。
神谷さん、とてもパワフルで、まだまだ頑張って欲しいです。
この講演で
いろんな力をいただいたような気がしました。