つぶやき・ツッコミ・つれづれ語り

言わないけど内心でツッコミ入れている、日常語り。

個性の強い学生さんの指導係をした話。

2015年06月19日 | 旧ブログ

無事に終わりました。

本当に安堵。

この1週間、
特別支援学校の学生さんをお預かりして
職場体験をしてもらいました。

指導係は複数体制だったのですが
そのうちの一人に私が抜擢されました。

いいですよ~と
安請け合いしてしまったのですが
後で大後悔しました。

まだ高校生で
社会人経験もまったくなくて

イチから教えるのではなくて
ゼロから教えなきゃならなかったのです。

いろんな事に気を使いました。

言われたことをできているか、
困っていないかとか。

指示がうまく伝わらない時もあって
どうしたらいいか分からないときは
こちらがくじけそうになりました。

真剣に試行錯誤して
壁にぶつかって
しかも乗り越えるのが難しかった感じです。

上司と相談しながら
毎日、工夫の繰り返しでした。

最終日の今日、
本人と学校の先生を交えて
意見交換をしました。

指導に当たった他の人の
いろんな話が聞けたのが良かったです。

どうやら、いろんなところで
いろんなプチ事件があったらしい。

でも、無事に終わって良かったです。

私的には
自信喪失につながるような事態にぶつかったのが
貴重な経験でした。

学生さんの実習だったけれど
私も勉強になることが多かったです。

学校の先生は
始終、腰が低かったのですが

雑談する時間があったときに
私も勉強になったと個人的にお礼を伝えました。

最終日の今日は
封筒にゴム印を押す作業をやってもらいました。

なかなか心を開いてくれなかった子が
「失敗しました」と言って
陰影が薄くなってしまったのを見せてくれました。

失敗したというひと言が出ただけでも大きな進歩です。

どうしよう、と
固まっているばかりだったのです。

私「“3”を書けば大丈夫」
私「郵便番号と3を書いて」

念のため、見本で「〒」「3」を書いて
ボールペンを渡したら
陰影が薄くなったところに同じように書いてくれました。

良かった、ちゃんと指導係をやれているじゃん。

私も最後にそういう満足感をいただけました。

昔の人が言っていたな。
「終わりよければすべて良し」と。

時間になって
学生さんは先生に連れられて
帰っていきました。

個人情報なので
学生さんに関するものは
すべてシュレッダーで処分しなければなりませんでした。

でも、自分の記念に、
郵便番号と“3”が書いてある封筒を
手元に残しておくことにしました。

もう会うことはないと思うけど

Goodlack、いい社会人になれよ。