先日、松本清張賞を取ったというのが
群馬県出身のお若い方だったので
応援したい気持ちもあり、本を購入してみました。
平安時代に似た舞台で後宮の女の戦いって感じです。
20代前半でこれだけ書ければたいしたもんだ、と思うような出来栄え。
面白いのが、ヤタガラスの一族という設定で
人がカラスに転身できるんです。
「人が飛べる」っていう条件でのミステリー。
これが、うまい。
一つだけ注文をつけるとすれば…は、ネタバレなので止めておくけど
下男のおかした罪、私なら1つ罪を軽くするな。
本当にそのくらいだけ。
人がカラスに転身できて
人の姿のまま生きる人もいるし
カラスの姿で生きる人もいるというのが斬新でした。
面白かったので2回目を読んでいます。