「いっぽ」のつぶやき

健康に福祉にボランティアにと、自分らしい人生を過ごすために、一歩ずつ歩んでいる「いっぽ」のつぶやきです。

草枕温泉てんすい

2007-05-18 06:59:08 | 日記
主人がどうしても運勢の良い方角の水が欲しいというので、いつものところではないところに一時間もかけて、水汲みに行きました。
尾田の丸水源といって、くまもと名水100選に選ばれているところで、うちからだと金峰山の反対側になる天水町にあります。

山の斜面は一面段々畑になっていて、みかん畑で有名です。平野部ではビニールハウスの中でイチゴが栽培されていて、イチゴ狩りに訪れている家族もありました。
畑の中に水源があり、きれいな水がこんこんと湧き出ています。その横の公園に水汲み場が作られていて、管理料として100円入れるようになっていました。
水はやわらかくて、とても飲みやすいものでした。
そのときは他にはいなかったのですが、汲みにくる人がとても多く、車が渋滞するので近所の方たちが迷惑をしているし、農作業にも支障が出るので、一人20ℓまでにしてくれと書かれた看板が立ててありました。

近くに「草枕温泉てんすい」があるというので、ついでに行ってきました。
天水町は夏目漱石の「草枕」の舞台になったところで、漱石が泊めてもらった家の娘さんが草枕のモデルになっているそうです。
それにちなんで名前がつけられた温泉ですが、山の中腹にあり、眺めが抜群です。
露天風呂からは、眼下に碁盤の目のように田んぼやビニールハウスが整然とならんでいるのが見え、すぐその先は有明海です。
この日はお天気はよかったのですが、霞がかかったようになっていて、雲仙普賢岳がかすんで見えていました。いつもだったら目の前にくっきりと見えるそうです。

ここのお薦めは、水平線に沈むお日様の夕焼けなのだそうで、正面に太陽は見えていたんですが、沈むまではもう少しかかりそうなので、待ちきれずに出てしまいました。
ちょうど帰るとき、夕日が真ん丸に見えて、オレンジ色に輝きながら、ゆっくり落ちていき、最後は赤く、大きくなって、地平線に沈んでいきました。
こんなに下の方にあるお日様を見ることはあまりないので、見とれてしまいました。

天水町は笠智衆さんのふるさとでもあり、名誉町民として、写真などたくさん飾られていました。
また相撲の普天王もこの町の出身で、あちこちにのぼり旗が立っていました。
今場所は調子がいいようです。最後までこの調子で頑張ってほしいですね。

金峰山の向こう側に行ったのは始めてだったので、めずらしい光景が見られてよかったです。
コメント
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