先日、熊本でも相次いで光化学スモッグ注意報が出て、びっくりしました。
しかも、その場所が天草や菊池市といった、自然豊かなところだったのです。
菊池市といえば、うちから車で30分ほどのところにあり、このあたりよりも車も少ないし、緑がいっぱいです。
そんなところで発生するのですから、ここで発生してもおかしくありません。
確か1970年代に光化学スモッグというのが始めて発生し、学校などで校庭で遊んでいたり、体育の授業をしていて、具合が悪くなったというニュースがよく聞かれました。
最初は原因がわからず、不気味な感じでしたが、それが車の排気ガスや工場の煙に含まれる窒素酸化物などが、紫外線を受けて光化学反応を起こし、光化学オキシダントが発生するものということがわかりました。
しかし、それは都会や工場地帯での出来事で、このあたりでは無縁のものでした。
原因がわかった後は、排気ガス規制が厳しくなり、いつの間にか光化学スモッグという言葉も聞かれなくなり、もう過去のことと忘れ去られていたものです。
それが最近になり、なぜまた各地で注意報がだされるようになったんでしょう。
光化学スモッグは、4~10月の間、陽射しが強く気温が高く 風が弱いなどの気象条件が重なり、この光化学オキシダントが大気中で濃度が高くなると発生するそうです。
空気中の光化学オキシダントの濃度が0.12ppmになると、注意報が発令され、ちなみに、濃度0.1ppmを超えると、粘膜に強い刺激を与えるため、目や鼻、喉が痛くなるといった症状を引き起こすことがあるので、外に出ないようにしないといけません
再発の原因としては、紫外線の増加、ヒートアイランド現象の影響、地球温暖化問題でも注目されるオゾン問題が関連しているという仮説があるそうですが、まだ詳しくはわかっていません。
しかし、もっとも有力な説は、経済成長に伴い大気汚染が深刻化している中国方面から汚染物質が流入しているという説でしょう。
現に、先日発生した光化学スモッグの発生場所を地図に示してありましたが、長崎から熊本・福岡・大分・山口・広島と、九州北部から中国地方にかけて帯状に発生しているのがわかります。
北九州市でそのときの空気がどこから流れてきたか調べたところ、三日ほど前には中国大陸を通っていたことがわかったそうです。
ということは、今後はますます増えるということが予想されるので、条件のそろうお天気のときは注意が必要ですね。
【発生しやすい条件】
・ 日中の最高気温が25度以上
・ 午前9時以降の日照時間が2時間半以上
・ 無風、または弱い風
・ 地表と上空1,000mの気温差が7度以上
・ 夏型の気圧配置で等圧線の間隔が広い
こんなときは、外出を控えたり、うがいや洗眼をしたりするようにした方がよいそうです。
とくに小さいお子さんがいるところは、気をつけてあげないといけませんね。
しかも、その場所が天草や菊池市といった、自然豊かなところだったのです。
菊池市といえば、うちから車で30分ほどのところにあり、このあたりよりも車も少ないし、緑がいっぱいです。
そんなところで発生するのですから、ここで発生してもおかしくありません。
確か1970年代に光化学スモッグというのが始めて発生し、学校などで校庭で遊んでいたり、体育の授業をしていて、具合が悪くなったというニュースがよく聞かれました。
最初は原因がわからず、不気味な感じでしたが、それが車の排気ガスや工場の煙に含まれる窒素酸化物などが、紫外線を受けて光化学反応を起こし、光化学オキシダントが発生するものということがわかりました。
しかし、それは都会や工場地帯での出来事で、このあたりでは無縁のものでした。
原因がわかった後は、排気ガス規制が厳しくなり、いつの間にか光化学スモッグという言葉も聞かれなくなり、もう過去のことと忘れ去られていたものです。
それが最近になり、なぜまた各地で注意報がだされるようになったんでしょう。
光化学スモッグは、4~10月の間、陽射しが強く気温が高く 風が弱いなどの気象条件が重なり、この光化学オキシダントが大気中で濃度が高くなると発生するそうです。
空気中の光化学オキシダントの濃度が0.12ppmになると、注意報が発令され、ちなみに、濃度0.1ppmを超えると、粘膜に強い刺激を与えるため、目や鼻、喉が痛くなるといった症状を引き起こすことがあるので、外に出ないようにしないといけません
再発の原因としては、紫外線の増加、ヒートアイランド現象の影響、地球温暖化問題でも注目されるオゾン問題が関連しているという仮説があるそうですが、まだ詳しくはわかっていません。
しかし、もっとも有力な説は、経済成長に伴い大気汚染が深刻化している中国方面から汚染物質が流入しているという説でしょう。
現に、先日発生した光化学スモッグの発生場所を地図に示してありましたが、長崎から熊本・福岡・大分・山口・広島と、九州北部から中国地方にかけて帯状に発生しているのがわかります。
北九州市でそのときの空気がどこから流れてきたか調べたところ、三日ほど前には中国大陸を通っていたことがわかったそうです。
ということは、今後はますます増えるということが予想されるので、条件のそろうお天気のときは注意が必要ですね。
【発生しやすい条件】
・ 日中の最高気温が25度以上
・ 午前9時以降の日照時間が2時間半以上
・ 無風、または弱い風
・ 地表と上空1,000mの気温差が7度以上
・ 夏型の気圧配置で等圧線の間隔が広い
こんなときは、外出を控えたり、うがいや洗眼をしたりするようにした方がよいそうです。
とくに小さいお子さんがいるところは、気をつけてあげないといけませんね。