ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

多摩御陵・武蔵野御陵へ ~私のパワースポット~

2010年07月08日 | 
「青春18きっぷ」を購入し、レッツゴー!と駅の改札を通りかかると、「20日からです」と駅員さんの声。
「えっ?それはないでしょ!」と思うも後の祭り。
私の思いは目指すところへすでに飛んでいます。

10年以上も前、一度だけ訪ねたことのある場所「武蔵野御陵&多摩御陵」。
そのときは、目的も無く辺りを散策していて訳も無く紛れ込んだようにたどり着いただけなのに、あまりの心地よさにびっくりしたことを鮮明に覚えています。
身体がずっと覚えているという感覚は10年経っても変わることなく、今日の再訪となりました。

何事にもあまり感動しなくなってしまった今の私。
果たしてこの場に感応することができるかしらと半分は不安を抱えての訪問でした。位置関係も記憶になく、高尾駅からタクシーに乗り、「武蔵野御陵へ」と告げると、運転手さんは「参拝ですか?」と一言。「はい」と応えた私。

タクシーが御陵入口へ近づくと、まだ民家が在る通りなのに、もうビンビンと霊気が来るのがわかりました。
都内は30度を超えるという今日のお昼、参道の木陰を歩いて行きましたが、涼しくて清々しい気に満ちた聖なる場所に立てたことが本当にうれしかった。
ときには渇望し、10年間思い続けた場所への再訪が叶いました。



私ひとりのために用意された道のように、行き交う人もほとんどいない真昼間。





木の鳥居の先に御陵はあります。(上写真左手)。
参拝を済ませた後、近くの木陰に小さな敷物を敷き、30分ほど身を置きました。
風がそよぎ、鳥の声がときどき聞こえる他は静寂そのもので、私の心が悦んでいるのがわかりました。

帰りは歩いて駅に戻りました。
浅川べりを歩きましたが、10年前ここでカワセミを見かけました。季節がいつだったのかも定かではないのに、カワセミの美しさだけははっきりと覚えています。

小さな旅でしたが、思い切って訪ねることが出来て幸せでした。
何だか大きな肩の荷を降ろしたような気分です。