昨日は仕事帰りに図面屋Oさんに誘われて、「宇宙に行った小松左京を思いながら呑む会」というのに行って来ました。
知らない人には何がなにやらという感じでしょうが、大丈夫。僕も何がなにやらでしたから。
会場が新宿ロフトと聞いて、かつてライブした会場なので懐かしくて楽しみにしていたら、そのロフトではなく、ロフトプラスというトークライブハウスでした。
小松左京さんとは有名な小説家で、作品で言うと「日本沈没」が一番有名ですかね。SF小説の第一線を張りつつ、多方面でもご活躍されていましたが、残念ながら去年の7月に逝去されました。
その小松さんを偲んで、故人と縁のある方々によるトークライブショーが行われたという次第です。
狭い会場に20才から70才くらいの幅広い年齢層のファンが200人は来ていましたか。すごい熱気でした。
小松左京を全く知らずに来ている阿呆など、僕一人だったのではないでしょうか。
本当に申し訳ないが、名前も知らなかった。SFはむしろ好きなのだが、SF小説は全く手に取った事がなく、おまけに無学なのだから知る由もないわけである。
しかし、このトークライブは、そんな無知な僕でも小松左京さんという方の人となりが分かるように構成されていて、むしろ真っさらな状態でこのトークライブにおいて小松左京さんという小説家と出会えたのは、とても貴重な体験でした。
トークライブも決して重くなく、オーディオコメンタリーのようなノリで笑いあり、裏話ありで楽しかったです。
宇宙とは何だろうか、人って何だろうか、死とは何だろうか。決してそんな重々しいトークテーマは無かったのだが、ふとそんな事に思いを馳せた不思議な時間でした。
こういうのは良いですね。願わくば、こういった貴重な話は、このようなアンダーグラウンドな場ではなく、公共の電波を使って、もっと多くの人に伝えられる機会を作って欲しい、と思いました。