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クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

朧月夜を花にたとえると・・~クリン源氏物語・9

2014-05-29 | クリン源氏物語

順当に 出世し

何をしても しょうさん(称賛)される

「光源氏」ですが、

心は

つねに 一点、空きょ(虚)でした

028_2 「藤壺の宮」を わすれられないのです。

初恋から7年。

こがれ・つづけて

たえきれなくなった ゲンジは、

ついに

「千載一遇のチャンス」を つかみ、

命がけの

みっつう(密通)を 果たします。

037 たった一度の ちぎりでしたが、ふじつぼは かいにん(懐妊)し、

おうのう(懊悩)の末、

男皇子を 出産しました

ゲンジ

「罪の意識」から、

苦しみの一年を すごしますが、

同時に

ふじつぼが、

今まで以上に 自分を とおざけるように、なったことが

つらくて なりませんでした

Img_1529 そんな時、宮廷の 春の宴で出会ったのが、

おぼろづきよ(かんじ:朧月夜)です。

056 <イメージ:牡丹>

右大臣家の お姫さまであった

おぼろ月夜は、

東宮に こし入れが決まっていた

若き・美女でした

しかし、

「深窓の姫君」に 似つかわしくない

だいたん な気性のもち主で、

070 今をときめく、光ゲンジに みずから・アピールする、

アデージョ(艶女)


「政敵の娘」と

知りながら、

ボタンのように あでやかな

おぼろ月夜抱く・ゲンジは、

069 自分を圧迫する、右大臣の「秘中の花」をぬすみ取ることに、

やり場のない

じょうねつ(情熱)を、

かけて しまいます。

この火あそびが もとで、

「次期・帝にそむいた罪人」

として

都を おわれることになるのに・・

(※次回は、花散里です)

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