茅野輪くぐり

明日は古今亭志ん輔落語会です。

気が付くと今回で10回目

もう10年。すごいね☆

数年前から来ていただいたお客様にもっとおもてなしをと思い

玄関先の『茅野輪くぐり』となりました。

落語会にお越しの方々にせめてもと

ここ数年作ってます。

「茅野輪くぐり」はこの輪をくぐることで

半年間の罪と穢れを祓います。

大祓(おおはらえ)の一つです。

大祓えは知らず知らずに犯した罪

また目に見えない身体に付いた諸々の穢れを祓い清める

心身を清浄にし色々な厄難から神様にお守り頂く神事です。

年2回。6月30日(夏越の大祓え)と12月31日(大晦日の大祓え)があります。

罪穢れの多そうな友人達のため管理人の手作りです。

茅野輪は藁で作ります。

出来上がると直ぐに宝登山神社の宮司さんにお祓いをしてもらいます。

そして最後、茅野輪に集めた皆様方の罪穢れを

6月30日に宝登山神社に収めお祓いをしてもらいます。

今回は明日ですからね。

本当にぎりぎりだったのです。

管理人、実は、もう作るのは止めたいと思ってました。

お疲れ気味だったんです。

そこで止める最後の理由を二つ見つけました。

先ずは大工さんに連絡します。

「急で悪いのだけど。明日恒例の茅野輪をつるす枠を作ってもらいたいのだけど」

「いいよ朝一番に行くよ。」

あっけなくオッケイしてもらい。

最後の頼みの宝登山神社の禰宜さんに電話をします。

「ぎりぎりなので無理でしたら結構ですが・・・」と前置きながら

「明日恒例の茅野輪の御祓いをお願いしたいのです。」

再度「無理でしたら結構です。なにせ明日のお話ですので・・・」と念を押しました。

暫く経ってから禰宜さんより折り返しの電話がかかって来ました。

「大丈夫ですよ。明日参ります。」

「えっ!無理なら今年は作るの止めようと思ってましたのに・・・。」

「額に汗して頑張って下さい。」

「はい!最後のいい訳がなくなったので額に汗して頑張ります。」

電話の向こう側

知り合いの禰宜さんの意地悪な笑みが見えました。

まあ管理人、決まるとこれで大丈夫なのです。

イヤだ。イヤだと先延ばしのものも

腹さえ決まれば

決めた時点で出来る!と腹積もりが出来てしまいます。

あとは何か乗り移ったように夢中で

気が付くといつも出来上がってます。

だからいつもこの勢いを待ってます。

「やる気スイッチ」です。

お陰で今年も茅野輪くぐりをしてもらえそうです。

そう言えば、今年また軍手をするのを忘れました。

毎年痛い思いをして「来年こそは軍手を!」と思うのです。

夢中で3時間程が過ぎます。

すりむけて血が出ても。豆が出来ても

手の痛さはいつも終わってから気が付くのです。

きっと毎年やる気スイッチ全開になってから始めるからなのでしょう。

こんな風に夢中になれることは幸せです。

いつもやり終えるととってもすっきします。

皆様のお陰です。

これでまた今年もいい落語会になることでしょう(*^_^*)

 

『水無月の夏越の祓えする人は千歳の命のぶと言うなり』

 

 

 

 

 

 

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