誠意

昔のように上手く付き合えない人が居た。

3年前
上手く行かなくて距離を置いた。
相手が悪いのだと思っていた。

だから
関係を切った瞬間から
とてつもなく楽になった。

2年前
自分も悪いけど相手も悪いのだから・・・。
「仕方ない」と思っていた。

それでも
いつもふっと出てきては消えた。
気持ち悪いものが・・・。

1年前気持ち悪さの原因が解った。

いつも心に素直に生きたつもりでいた。
自分が正しいと思い続けることで
正当化していただけだった。

本当のこころを知るまで
長くかかった。

不本意・・・
自分の望みとは違うことが
気持ち悪い原因だったことを知った。

私は彼女が好きだった。

だから「自分の為に彼女が傷付くこと」
それが不本意なのだと知った。

許して欲しいと思ったのは
相手に対してではなかった。
自分自身へだった。
楽になりたかった。

それは
自分は間違ってないと思い続けたこころが
素直に詫び状になったことから始まった。

そのままの言葉で語り
相手のそのままの言葉を受け入れられた。

よく言うボタンの掛け違いだった。
自分もよく理解できない人間が
他人の深い思いは解るはずもなかった。

管理人は彼女が好きだった。

長く掛かることもある。
その長さが未熟者には必要なのだった。

気持ち悪い生き方はしたくない!
いつもそう思っていた。

自分本位!
大いに結構じゃない!
自分自身が一番理解できるはずの相手だった。

人を傷つけることはしたくない。
それもまた本音。

絡み合った糸をほぐすのは
「誠意」という
ありきたりの言葉だった。










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