ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

ポルシェデザイン P7340

2008-06-25 | 暮 Life
先月に引き続いてミラノサローネのセミナーを受ける。
ノー残業デーを良い事にベルサッサ。

ミラノ・サローネの展示会はメインはやはり家具だが
一年おきに”照明”と”キッチン”のテーマ展示があり

今年は「クチーナ」=「キッチン」の年。

海外のキッチンと日本のキッチンを比較する事自体が
ナンセンスだとは思いつつ

削ぎ落とされたデザインを見てると
日本の製品は子供のおまけ付きお菓子に見えてくる。

あちこち痒い所に全て手が届く事も、
陳腐な機能も実は不要だと納得してしまう。

美しさはシンプルな事。
期待するだけ無駄か。

セミナーを主催した会社が力を入れていたのが

ドイツキッチンメーカー「poggenpohl」が
ポルシェデザインの依頼で製作したキッチン。

昨年9月にプレス発表され、ミラノ・サローネでお披露目。
PORCHE DESIGN P7340



コンセプトは”KITCHEN FOR MEN"だそうで。



お値段、約3000万円だそうで。
”しゃーんぜんまん”とアホになった。

しかし既に世界では45セットご注文済だそうで。

そんなキッチン買う人がいるのかと
素朴な感想が湧くが、そのセミナーの時に

日本には超富裕層と呼ばれる
明日下ろせるお金を全部下ろしてねと言った時に

そのお金が5億円以上ある
ウルトラ級金持ちの世帯がなんと5.2万世帯もいるとの事。

そのクラスをターゲットにするという事は
”しゃーんぜん”などとアホにはならない人達なのだろう。

使う為のキッチンではなく
あくまでもインテリアとしてのキッチン。

眺めて満足のMENより
”男子厨房入りまくり”のMENが良いと思ってしまうのは

ウルトラ級層には絶対入れない証拠。
えーねん。えーねん。


梅酒会

2008-06-22 | 暮 Life
友人より”梅酒飲み頃集合令”が
発令されたのでいそいそと遊びに。

一年前の梅酒は味も染込んで
良い味わい。

やはり良い梅を使うと梅酒の出来も変わるのかね~
なんて知ったかぶり。

そして自分でも梅酒を漬けたくなる。

以前からこの時期にスーパーに梅酒セットが
並ぶのを見て内心やってみたいとは思いつつ

一人暮らしで梅酒漬け始めたら
「なんでも漬け」しそうな自分が想像でき留まっていたが

今日でスイッチ入ってしまった。

あぁ・・

ペンシルハウスに足の踏み場が無い位
カメやらビンやらが並び始める日も近いか!?


追伸:
梅酒美味しかった~。
ゼヒあの梅酒は残して来年も飲みましょうぜ。






デッサウ・ルーヴル・ハンバーグ

2008-06-21 | 観 Movie Museum
心配した雨も明け方に上がり
先輩に誘われて芸術三昧の土曜日。

まずは、
緑が生い茂る上野の森を抜け

東京藝術大学大学美術館で開催されている
バウハウス・デッサウ展」へ



バウハウスといえば建築・デザインに関りがあれば
必ず一度は学ぶ王道中の王道。

1919年ドイツ、ヴァイマールに誕生した
総合造形学校。

ナチスの迫害によって14年間という短い期間であったが
現在でも様々な分野で多大な影響を残している。

建築以外にも、舞台工房や上演作品、絵画、写真など
あらゆる分野で抜きに出た才能が集まっていた事がわかる。

ハイレベルの創造性と芸術センス。
現代でも全く古さを感じないデザイン。

日本ではその頃米騒動。。。。。

今もバウハウスのデザインが
継続されていると言った方が正しいのかも。

バウハウスの余韻にひたりながら
五反田にあるルーヴル・DNPミュージアムへ向かう。

初めて知った美術館。

フランスのルーヴル美術館と大日本印刷が
新しい美術館賞のための共同プロジェクトをしている
新しいタイプの完全予約制の美術館。

なのに無料。すんばらしい。

今回は美術館ではなく土曜シネマという
ルーヴルに関するドキュメンタリー映画を観賞するため。

クラス・ルーヴル

パリ9区の高校には全ての授業が
ルーヴル美術館に関する事というクラスが存在する。

そのクラスを追ったドキュメンタリー。
ルーヴル美術館の中での授業も行われる。

日本では考えられないカリキュラムだが
なんて贅沢で羨ましいカリキュラム。

決定的に違うと感じたのが
常に「あなたの考えは?あなたの意見は?あなたはどう思うの?」
という問いかけが行われている。

みんなと同じ考えであれ。
飛び出る個性を持つな。

という事で教育されている日本では
やっぱり難しいだろうと。


すっかり芸術三昧でお腹も減り
夜は界隈では有名なステーキ・ハンバーグのお店
ミート矢澤

オープン前に通りかかった際に
少し離れた所に

「これ以上先は反対側の川沿いへお並びください」という
何やら気になるポールが立っている。

ここより先って??充分ここも先じゃないのさ?と
思った事が、

オープン30分後にお店へ到着した時に
ガッテン。ガッテン。

既に店内は満席で外にも長蛇の列。

ステーキかハンバーグか
迷ってメニューの一番先頭にある

200g和牛100%ハンバーグぅ。


中はかなりのレア。

200gなんて食べられませわオホホ~
と思っていたが全然しつこくなくフワフワしている。

つなぎも入っていないのも要因か?
もしかしたら矢澤特製ソースがあっさりしてるのも要因か?

あっという間の200gでこれなら
この後ステーキもいけちゃうね的感覚。

これは並んでも食べる価値ありハンバーグ。
(予約不可なので並ぶしかない!)

次回は隣の女子達が食べていた
ワインみたいな名前のステーキに挑戦か。ウシシ。

と思いあらためて確認したらあの女子達
シャトーブリアンステーキ150g”5800円!!!
なる豪華な肉を食べていた。

しぇー!それはムリムリ。



















髪を切る

2008-06-17 | 暮 Life
段カッツの中学生時代を除けば、
おそらく記憶してる限りの中で、

もっとも短い長さへ髪を切った。


担当の美容師さんから、
「ホントに切っていい?大丈夫?」と何度も念を押され、

最初の一バサミ目は、
何だか相撲取りの断髪式ばりに神聖さえ漂う。
うそぴょん吉。


「それではいきますよ!切っちゃいますよ!」と
やけに興奮気味の美容師さんに比べ


鏡に映る間抜けな、てるてる坊主状態の私は、
最強にテンションが低い。

加えて、
髪は洗われ濡れて前髪張り付き貞子様。


とにかく早くガッツリ切っちゃってぇぇと
叫びたくなるのをぐっとこらえる。


完成したのはすっかりおかっぱ?ボブ?に変わった姿。


首がスースース。


頭はラークラク。


シャンプーもリンスも、ほんのちびっとで。


しかし鏡に映る自分に、
毎回ギョギョ~とさかなくんになってしまう。


微妙なお年頃!?なだけに変な気を使われ、
会社で誰も髪を切った事にふれてくれなかったら

それはそれでどうするかな~と思ったら


朝、開口一番にべらんめぇ上司から、

「おぅっ!散髪行ったか?」と良き反響で安心。。
(良きかどうかは甚だ疑問だが)


でも普段あまり話す事のない人からも、
声かけられて意外と見てるものなんだなとちょっと焦る。

仕事してないとバレてーる(笑)


しかしこんなに髪の毛が短いのが楽だと知ってしまうと、
どんどんエスカレートしそうで怖い今日この頃。

もうすぐ夏だし。

ショートもいいな。

なんてそれはやりすぎか。

マンション<もんじゃ焼

2008-06-16 | 食 Gourmet
半分仕事絡みと半分好奇心で
友人を半ば強制させてマンションのモデルルームを見学した。

都心にも程近く、
32Fの立派なタワーマンション。

買う気もましてやそんな資金などもありはしないので
完全冷やかしだが、

どんなものかと期待しつつ案内されたのは
7階の1LDK。

L?り、り、リビング?ってどこに?
あれ?収納は?クローゼット無し?

来年には目の前に13階建てマンションが建つって?

うーん。うーん。

それでもこの部屋は自分の地元であれば
3LDKいけまっせという値段設定になるのか。。。

友人とマンションの階層別部屋割り表を見ながら

低層階から3段階で色分けされている所で
はっきりと住んでる世界が違うのよ~と

言われてる感ありだね、格差社会やねと
しみじみ。

とは言いながら
「あの値段であれは狭いよねー」「無いね」
「どうせなら一番上の階の部屋みたい」
「意味ないじゃん」と不毛なやり取り。

そこに住んでるから勝ちとか負けとかでなく
同じ金額を使うのであれば

どこに、何に、どんな風に価値を置くのか
自分次第だろうと思う所だ。

ただの負け惜しみか!?


見学帰り気分を変えて
月島へ足を伸ばしてもんじゃ焼き。

もんじゃ焼き もん吉

ブラピも来たという、煙がもくもくの
鉄板の暑さで店内もむせかえる暑さの

もん吉で、
充分年下と思われるお店のお姉さんに

めんたいチーズもんじゃともん吉スペシャルを
作ってもらって舌鼓。

美味い!もんじゃ焼きってこんな美味しかった?と
再発見。

もう少し私はこちらへ価値を置く人生を
楽しみますかーとあっさり思う。

そんな単純じゃいけんか。
いや単純でいいんか。