ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

帰りたくなったよ

2009-03-28 | 暮 Life
3月もあと残すところ少々。
早い。


真綿の様な閉塞化感から抜け出せず
正直シンドイ。


時期的なもの、環境的なもの、
メンタル的なもの、ひっかかってるもの、

要因が様々絡み合っているのは
間違いがなく。


そんな時に図書館で借りた本も
なんとタイムリーなんじゃろかと思う。


白石一文「私という運命について

選ばなかった未来はなく

選べなかった未来もない。

それが未来だったという事だと。

あの選択をしていたら?
なんて思う事だけはしたくない。

と言いつつなあ。。。

全然関係ないが

”いきものがかり”は”生き物係”から
きている名前だったとつい最近知った。

ずっと”生き・物語り”だと思っていた。
若いのに生き様を語っちゃうのか
スゲーなーと思っていた

かなり危険なキキマツガイ。

♪帰りたくなったよ♪で帰りたくなった。


キョンシーとメーコ

2009-03-25 | 暮 Life
我が母ぴーちゃんは超多忙である。

そのスケジュールは台所にあるカレンダーが
常に真っ赤になっているアイドル顔負け。

ぴーちゃんのプライオリティ的に上位に位置するのが
保育園のパートである。


実家に帰るとぴーちゃんはいつも
パート先の保育園で使用する出し物用の衣装や、

子供達に上げる何かを製作中である。

先日は卒園式で演じる「キョンシー」(今どきなぜ?)の
帽子を必死で作り、療養中のギックリ妹に
黄色のお札を印刷させていた。

そしてぴーちゃんは、しみじみと

一緒にキョンシーを演じる
パートで働いている仲良しの人が

「キョンシーがわからなくてキョンシーの
DVD借りたらしいんだけど、最後までキョンシーが
出てこなかったんだって。ホント気の毒よねえ」

一体それはどんなDVD??
それはそれで気になる。。

ぴーちゃんはその保育園では
”ピカちゃん”と呼ばれている。

カリスマ園長先生がいる保育園が
ぴーちゃんは大好きで仕方なく、

ホントに楽しそうに通っている。

「正直お金はいらないのよ」と言っていた時は
しえーすごいなとさすがに驚いた。

確かにここの保育園に通う園児も
働いている先生や職員もここが大好きで仕方ないという人が多い。

超有名都市銀行に就職した人が
この保育園で働きたいからとあっさり辞めてしまったり

子供を預けに来ている間に
ここで働きたいと職員になってしまったお父さんだったり

どこかの国で幸せ度を調べた時に
自分でやりたいと思う仕事や楽しいと思える仕事に

従事している人程、
対価ではない人生に対して幸せと感じる度合いが

高いという結果が出たというのに納得してしまう。

カリスマ園長先生がいる
この保育園は徹底した手作り参加型。

無認可保育園で、
とてもじゃないが綺麗とは言えない民家を改造した建物。

とりあえず自然にという方針なので、
冬でもつねに半裸気味。


下は0歳から6歳まで一緒に過ごす。
障害がある子もアトピーやアレルギーが重い子もいる。


色々な子供がいて共に過ごす事で、
弱いもの守らないといけないものが子供でもわかる。


大きな子が小さな子を自然と面倒を見ている。


給食もものすごく栄養が考えられ、
野菜中心の献立に化学調味料系は一切使わない。

アレルギーがある子供には
それぞれ対応した給食を出す。

ぴーちゃんはそこの調理補助という事でパートに行ってるが、
それ以外の保育園業務にドップリはまっている。

子供に良いものが大人に悪いわけがないと、
よく実家では「森のキノコ達のパーティーでーす」と
保育園の献立が並ぶ。

充実した設備や、きれいな園庭や、
お勉強なんかはないけれど

その方針をきちんと理解した上で
通わす事が出来たらとても素晴らしい気がする。

子供が子供らしく育つという感じがする。

とはいえ、あくまでも外野から見た場合だから
実際自分の子供となったらどうかと全くいらぬ心配。

キョンシーを作りながら突然ぴーちゃんが
「そういえば、この間ヤギのメーコをやったのよ~」

ヤギのメーコ?中村メイコ?

「違うわよ!麦っ子で飼ってるヤギのメーコ役」

どんな出し物なんだろうか?

「ほら見てこれよ~」と
振り返るとそこにはキョンシーメイコ?



ぴーちゃんなんすかーーそれは??と大爆笑

「これにお父さんの白いモモヒキはいて
そこに尻尾がついてたのよ~
園長先生に尻尾がメーコっぽかったって言われちゃったの~」

尻尾がメーコっぽい?

ぶははは。
面白すぎます。

完成キョンシーも期待して
今度帰ったら披露してもらおう。

初voivoi

2009-03-22 | 茶 Cafe


voivoi

やっと三軒茶屋の初voivoiへ。
友人から「美味しいんだよ~」と話だけは

散々聞かされ、ヨダレを出していた
パンケーキのお店へ。

やはり家で作るホットケーキとは
フワフワ感が違う。

割としっかりとした大きさで
枚数も写真は2枚に見えるが実は3枚。

甘さ控えめの塩生クリームと
間にぬられたイチゴのジャムの甘酸っぱさで

あっけなくペロリ。

これならおかず系のパンケーキも
余裕のよっちゃんだったと思うが

何事も腹八分がいいんだよと言い聞かせ。


パンケーキを食べながら
ぐずぐずグダグダな背中をガツンと押された。


結局は答えを自分で先延ばしにしてるから
こうなってるわけで。

充分にわかっている現実。

今の関係性を考えたら
それが一番良い方法だと

雨音が強くなった窓ガラスに
にじむ街を見ながら

バスに揺られてはっきりと思う。

そうだ。

そうなんだ。

必要だったのは少しの勇気と
押して欲しかった背中。

きっとこれが、
錆びた鎖を切り離すタイミングなんだ。

そうだったんだ。




シャーとNANA

2009-03-21 | 暮 Life
やっと退院した妹の快気祝いと
私の誕生日祝いを兼ねての食事会は

足の怪我完全回復をまたずして
ギックリ腰併発、再び寝たきりと化した妹のせいでお流れに。

とりあえず外食ナシで家食。
実家に帰ると見慣れぬ住人が!!

近づくと物凄い形相で”シャー!!”
かわいい顔が台無しよ”シャー!!”



そんなに怒らんでも。。。

事情を聞けば、ぴーちゃんの知り合いが
新しく引越しするまでの間預かっているらしい。

しかし元はノラ猫だったのを、
無理やり捕獲し手術をさせたものだから

人間不信の塊みたいになっており

とにかく常に”フーッフーッシャー”と
牙むき出し、毛を立たせて、爪を振り回す。

人間なんて信じられるかーコンニャロメと
するどい眼光。

確かに~。

無理やり兄弟と引き離され
痛い目に合い、こんな狭いゲージに1週間。

そしてどちらかといえば犬派一家。

ぴーちゃんは猫なで声出しつつ
”ほらほらそんなに怒らないのよ~シャーシャー”と
一緒にうなっている。

すでに1週間でギブアップ気味。

コリン父はもっと激しくシャーと言われ
”そんなに怒るなよな~シャー!”
とぴーちゃんと同じ反撃。

早く猫好きの人から愛情タップリもらって
閉ざされたココロを開いてもらいたいものだシャー。


シャーシャー言ってる隣で
寝たきり妹が知人から借りていた

NANA」1巻から20巻までを大人読み。



世間でNANAと騒がれた時には
どんなもんかねと思っていたのに今更ハマル。

しかし奈々の方は尻軽?いやモテモテ?
っていうか蓮は??蓮が!!!

そしてレンは誰の子?

ってまだ連載続いてるんかい~!!と
妹に抗議すると

「先週21巻出たらしいよぉ♪」

ウソ?マジ?どこで売ってる?

「駅の本屋にたんまりあるって」

ねえちゃん一っ走りしてくる!!

とホントに自転車一っ走り。


ああ。。

オコト、違ったオトコにも
これ位一筋情熱かけてネコまっしぐらになれたら。。

なれましぇーん。なれましぇーん。

しかも21巻って悲しすぎるし。

なぜこの期に及んでしつこいが
蓮が。蓮がぁぁ。。。

クッキー立ち読みか?
22巻いつでるのか?

ねえちゃん待てない!


焼き肉った

2009-03-18 | 暮 Life
会社のチーム内に出た報奨金。


3月中に使い切れと言われたものの、異動やら組織変えやら微妙な時期でもある。


このチームも残り少しかもん~と気もそぞろの営業マン達。


そんな男性陣からお店チョイスは任す!と言われたので、


普段行ってみたいが自腹切るまではちょっと…と思う店で


尚且つ会社の面子で行くのが大前提だから、


コ洒落た雰囲気のある店は絶対に避けたい。


何が何でも避けたい。


となると。。。


チロリロチロリロあすなびる。


「では、すき焼きの今半で!」


すかさず上司の
「オレ、すき焼きだけは嫌なんじゃ~」


と予想外の全否定に却下。


その後の提案店も、場所がどうのこうのと却下。

っつーか全然お前任せじゃないじゃんけ。


もう知らん。


と結局決まった店は、会社の近くの焼き肉屋…


エリア狭過ぎ…


まあ焼き肉なんて年に数える程度の、貴重な肉補充だから良しとしよう。


なんて言いながら、誰よりも上カルビを我が身の中へ。


脂ノリノリで美味い。


美しいものには棘がある様に、


美味いものは身体に悪い。


全くつながらない。


使い切れ予算の230円残しと言う、


ニアピン賞もの合計に、皆で何故か達成感。


しかも自腹じゃない食事って、満足度ニバーイニバーイ。


あぁ肉った肉った。
うまかった。