ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

バナナ探して三千里

2007-04-23 | 飾 Shop
少し前の話。

トントントン。

真冬の雪が降り続く寒い夜

玄関の扉を叩く音がする。

「こんな夜中に誰だろうか」とおじいさん。

「吹雪のいたずらですよ」とおばあさん。

トントントン。

「ほらほらおばあさん、やっぱり誰か来ているよ」

と、おそるおそるおじいさんが扉を開けてみると、

そこに居たのは、大きな大きな女の子。

バナナを一本持って

「バ、バ、バナナスタンドはありませんか?」


「申し訳ございませんが当店では取り扱ってございません」

「なぬ・・ここも置いておらぬか・・・」

ああそして
自由が丘の日が暮れる。。。。

ナンツッテ。ナンツッテ。


近頃バナナをよく買う。

実家に居た時には見向きもしなかったが

これが手軽で腹持ちも良く、
朝の手抜きご飯にはぴったりである。

さすがに皮むいてモリモリと
手抜きをしたら最後、

そこから戻れない気がして

一応器にバナナを一口大に切り、

プレーンヨーグルトをかけてさらに
フルーツシリアルをまぶす。

なんて書く程の朝ご飯かい!と
ツッコミ入れられそうだ・・・。

バナナを買う様になって
どうにも置き場に困る様になった。

なんとなく籠に置いておくのも
ボテっとしてイマイチすっきりしない。

バナナの保存方法は、木に生っている状態と
同じ状態で置いておくのが一番長持ちするのだと

小耳に挟み、

これはバナナスタンドを買わねばと
自由が丘に出向いた。

オサレなキッチン用品や雑貨店がこれだけ
あるならばバナナスタンドも選び放題だろうと

意気揚々と探し始めるが

ない。

どこにもない。この店にもない。あの店にもない。

歩いて探した店6軒。

こうなったら意地でもみつけてやると
その後2軒回って見たものの扱っている店はなかった。

なんだ?
自由が丘辺りじゃあ、バナナは吊るさないのか?

翌日会社で、

「バナナスタンド見つからなかった
もぉ聞いてよ大変だったのよ~事件」を

ちょっと得意気に話した所、

「ネットで探せばいいんじゃないの?」
と同僚にあっさり言われる。

おぉーなんとインターネット!

文明の利器!

ちーっとも思いもつかなかった自分に
少々ショック。

家に帰って早速検索してみたら
出てくる出てくる。

しかも探していたウッディーバナナスタンドが
しかもお値段お求め安い価格帯で登場!


そして頼んだら2日後に届いた。
家にいながらバナナスタンドが手に入るではないか。



あ・・

ワタスの自由が丘バナナ探して三千里は一体・・。

情報化社会をバナナスタンドで
実感した出来事。

何事も行き当たりばったりじゃあ
ダメっだって事だな。

ってまた今更そんな事を。。。






mudarse de casa pencil !!!

2006-08-05 | 飾 Shop
引越し先が決まった。

現実のペンシルハウスはとても脱出不可能なので
せめてバーチャル・ペンシルだけでもフレッシュ気分になろうかと。

しばらくここで、お気楽生活を徒然。


今日表参道から帰る途中に寄った
marimekko」で友人にばったり遭遇した。

表参道ヒルズの喧騒を避けて原宿駅まで行きたいと思い、
一本裏通りを入った先で偶然見つけたショップだった。

こんな所に「marimekko」の路面店があったのかと
感動しつつ扉を開ける。

1Fはカバンや文房具類を扱う。
写真集などもあり、ギャラリー的な感じ。

marimekkoといえばファブリックでしょうと
B1地下のインテリア売場への階段をソロリと下りる。

とても小さいスペースながら
まさに"the marimekkoワールド"

天井から下げられた生地や、
棚には様々なデザインと色彩の生地が並ぶ。

リネン類や食器も多数扱っている。
最近は日本人のデザイナーもいるらしいとか。

「うひょ~たまらんね」と興奮しながら
鍋つかみに手を入れてパクパクとやっていた所を

「こんな所で何パクパクしてんの!!」と声がした。

驚いた。

驚きすぎて、鍋つかみのパクパクがすごい速さに。

その友人とは以前にも
こんな所で!?という場所で遭遇してるので

お互いに「これは運命かもね・・」と妙に納得

そしてお互いに

「男だったら良かったのにね・・・」と深く深く納得。

しかしこんな偶然が2度もあるものなんだなあ。。。。


会いたいなと思ってる人にも

もしかしたら会えるかもしれないなと

淡い期待を持ってみたりしたりして。

だってtokyoは広くて狭い。