ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

激励

2008-01-30 | 暮 Life
ひとしきり引き継ぎも終了。

とりあえず今週は月末なのに
残業もしなくて平気そうなこんなの初めて状態。

いいの?ホントにいいの?と
暇を楽しめない自分が悲しい。

今回の異動の件を詳しく聞きたいからと
他の営業所にいる同僚と久しぶりで食事に行く。

彼女は開口一番
「アタシさ3月末で辞めて転職するよ」とググっとビールを飲干した。

えっーー!!!
いきなりのカウンターパンチ。

ワタシ:「何?何?何があった?」

同僚:「今日言ったの。ほやほや情報。
もう誰かに言いたくてウズウズしちゃった」

ワタシ:「えぇー!?今日言ったの?
ホヤホヤ湯気出てる情報じゃん」

同僚:「そうだよ。ホヤホヤ。この間異動の事聞いたでしょ。
あの時は随分思い切った事決断したなーと思ったんだけど

私もこの状態じゃ駄目だなとずっと考えてたのよ。
年齢的にも転職出来る限界もあるしさ。

そしたら居ても立ってもいられなくて
すぐ言わないとと思ったわけ」

ワタシ:「それで朝イチで言ったの?」

同僚:「いや、朝サン位だね」

イチでもサンでも同じですから。
それより”朝サン”って何時なんだ?


同僚:「アタシはせっかちだから。
思ったらあんまり考えずすぐ動いちゃってよく失敗する」

ワタシ:「ワタシもそうだよ。後先考えないで突っ走って失敗する。
慎重じゃないんだよね。いつも激突してから、
あちゃー!と思う事ばっかり」

同僚:「人間関係も慣れてるし仕事も惰性でこなせるでしょ。
ぬるま湯からわざわざ出て寒い思いする事ないだろうって
自分に言い訳してた。」

ワタシ:「最後は自分でオシリを押すしかないからね」

同僚:「オシリなの?背中じゃなくて?」

ワタシ:「オシリよ!重いオシリを上げてボーンと押す。

変化を恐れずに飛び込めば
今までと同じ状況という事はないと思うよ。

それに私なんて今の状況が良いわけでもなし、
ありがたい事に自分の事だけ考えればよくて、
自由に選択していい状況でもあるでしょう。」

同僚:「そうだね。それは大きいね」

ワタシ:「その思い切った決断を応援するよ!
多分来月にはその余裕すらないと思われるから、
今のうちに充分応援しとく。がんばりんこ。」

同僚:「ありがりんこ。何だか急に気が抜けて腹ヘッタ。。。」
とまた一気に彼女はぐびっーとビールを飲干した。

その後は女二人で手羽先をモリモリとたいらげ。


ここの所自分以外でも次のステップに進むべく
新しい選択をする友人がポツポツといる。

私だけじゃないと心強く思う。

そして取引先へ送った担当変更のご挨拶メールに対して
それぞれ届く温かい言葉の返信に涙が出そうになった。

ありがてえー。ありがてえー。
続けてきた事はまつがってなかったかな。









カフン?!

2008-01-28 | 暮 Life


絶対風邪だと思っていたこの症状が

も、も、もしや、

ま、ま、まさか、

あの「花粉症」か!?と
疑いたくなるとめどもない鼻から出る水。

そして何度となく襲うクシャミ。

遂に私にもその時が来てしまったかと
落ち込みつつマスクしてOZONEで自習。

自習といいつつ最新号のインテリア雑誌を読みふけり
「ええなあ~北欧行きてえなあ~」と妄想族で終わってしまう。

OZONEの情報館にあるライブラリーは建築・インテリア系の
最新号からバックナンバーまで雑誌・本が揃っていて
しかも読み放題の調べ放題でとても便利だ。

雑誌も読みつくしたので、同じフロアーにある
輸入系のキッチンのショールームを覗いていたら

あれ見たことある人がいるな~
知ってる人かな?と思いよく見ると

なんと江口洋介が
木目の扉の前でキッチンの打ち合わせをしていた。

おぉという事は森高さんもおられるか?と

ミーハー根性丸出しで、
でも表向きは平然を装いつつチラミ。

結果は江口さんお一人。
男の人がキッチン決めるのか~と思いつつ

自宅を建設中?ということは
やはりCM関係の所で建てるのか?と下世話な想像。

外に出たら夕刻。
やっぱりとまらぬ鼻からの水。

あ・・絶対これは花粉症。
まだカフンは飛んでないはずなのに!

ミステリアス・マカリオン隊

2008-01-26 | 食 Gourmet
友人の誕生会でまたまた
飯田橋の「フレンチダイニング」へ。

いつも自宅のビストロで
散々ご馳走になりまくり状態なので

今日位は我々がもてなそうではないか!と
もう一人の友人と鼻息荒く集合する。

店に到着した時には
ほぼ満席で相変わらずの混みっぷり。

予約していたのにも関わらず
「ハイハイ今、席ツクリマスネ~」と

がたがたと机をつなげだすのは
フランス的ユルサ?

私は本日メインはローストビーフ。


しかし運ばれてきた友人の選択した
豚肉の凄い厚さ(3cmはあったか?)を見て
うぅぅ・・あれにすれば良かったと後悔。

デザートはさっくりパイの間に
アーモンドの甘い生地(名前を忘れました)が挟まっている
今だけ限定品。



予約の時にデザートに名前のデコレーションを
頼んでおいたのだが、先ほどのユルさも気になって
つい本人がいる前で確認してしまう。

ギャルソン:「ハイハイダイジョブヨ~で、ドチラガワの人?」

必死で後ろを向いて
「えっとコチラ側の人デス~」と
なぜかカタコトで身振り手振り付き。

本人にバレバレではないか。。。

これでワタシの名前になってたら
大爆笑だね~と盛り上がったが大丈夫であった。



しかしフランス語ではなく
英語で「Happy Birthday」・・

そんなユルさがイインダヨ。

フレンチダイニングで散々食べてしゃべっておきながら
店を出たら「じゃあお茶する?」ともう足は神楽坂方面へと向かう。

去年の秋に神楽坂に支店がオープンしてると
スイーツ情報の詳しい友人の案内で

チョコレート専門店「テオブロマ」へと吸い込まれる。

って今食べたばっかりじゃないか!?

お店に入った時から心は
「ビターホットチョコレート」一本で
あなたに決めてました状態だったのに

「本日ビターのみ終了してしまいました」と
悲しいお知らせが。。。。

散々迷って「チョコブリュレ」を選択。
さすが外見からして真っ黒なだけあり
味も濃厚チョコレート。


友人が「ここのトイレチョコレートだよ!」と
嬉しそうに言う言葉に「?」と思いつつ開けて納得。

WAO!チョコレート!!


しかし散々食べ、シャベったというのに
結局そのまま主役のビストロへなだれ込み

最後はやっぱりご馳走になってしまう。
気合もやっぱり意味なさず。

もてなしがもてなされ。
いつもスミマソン。

追伸:
キーワードは電車で覆面ミステリアス。

ビーツくん赤ワインで撃沈。
お疲れのところごめんなさいと伝えて下され。





網の目

2008-01-24 | 暮 Life
今週頭から少々風邪気味。

早めの葛根湯と背中の「悪寒」は
気のせい、気のせいと言い聞かせ。

病は気からというだけあって
言い聞かせは意外と効果あり。

相変わらずの極寒続きで
東京でも雪も降るだろうよ。

会社の中が恐ろしく乾燥していて
どんどん干からびていく一方である。

トイレの鏡に映る
ひび割れた干ばつ地帯・・

オソロシや・・・。


異動の話を取引先や社内の関係先に
都度伝え始めた。

その度に100%
「絶対新しい仕事の方が向いてる」という言葉を貰えるので、

やっぱり思い切った選択は良かったと
少し自信を持てる気がした。

しかし誰が見ても相当机に向かう仕事が
向いてないという事なのか!?

ショールームから事務職に異動になって
会社の中の小さい世界で仕事をしていると思っていたが

小さな世界の網の目は少しづつ広がって
沢山の人に協力してもらいながら

積み木の様に小さい信頼を積み上げて
人間関係をつくりながら仕事をしてたのだと
あらためて感じる。

”人脈”の網の目ではないが
関係ないと思ってもどこでどう網の目が広がるかわからない。

昔の仕事関係が意外な所で力を発揮してくれたり
前の部署と新しく仕事を始める事になったり

ただの飲み仲間が、
具体的なアドバイスをもらえる人になったり。

段々年齢を重ねるとわずらわしい人間関係なら
こちらから切ってしまえばいいとさえ思うが

やっぱり雑に接した事は
結局自分にも同じ事が返ってくるだけで得な事はない。

でも「信頼」出来ない人間関係や
いつもなんだか裏切られる気がする関係なら
すっぱり切る。

その辺は情もなく冷たいとさえ思うが。。。

地道に編んで広げた網の目から
また新しい網の目をつなげて広げられる様に。

そりゃ~時間が掛かるわいな。

去年私は何をやっておったかなと思い
ブログを読み返してみたら

やっぱり日々悶々として鬱屈して
「稼ぎ力」のセミナーに出ていた。アハハ。

一年後こんな事になっとるなんて
想像すら出来ない。

もしかしたらミラクルな事も起こったりするかも!



関係ないが引継ぎで残業が減ったので
最近マジメに家で圧力鍋を活用。

大根の煮物もシチューもあっという間。

やっぱすげー!ビバフィスラー!
暗くて大根なんだかよくわからん・・・


上海蟹三昧

2008-01-20 | 食 Gourmet
中華街で上海蟹尽くしの贅沢コースを
家族でご馳走になる。

いつも食べた事のない高級品を
ご馳走してくれるという知り合いの方がいる。

そのご厚意に毎回一家で
甘える図々しいナベ家。

今回は大珍樓にて
メニューにない”特別上海蟹コース”







今回おもてなし頂いたお店は
その方が以前豪華客船「飛鳥」で世界一周旅行をした際に
お知り合いになったという方のお店だと聞いて

あまりにもかけ離れた場所には
かけ離れた世界の方達とお知り合いになれるのだなあ~と

あまりにも自分とかけ離れ過ぎて
途中で想像も止まる。貧弱な想像力。。。


本来「上海蟹」のシーズンは10月から12月で
食事会も昨年の予定だったのが延びて1月に。

シーズンも終わってしまったので
残念ながら”上海蟹”は今年の秋に・・と聞いていたのに

メニューを見てビツクリ。上海蟹のみではないか!!


オーナーが上海蟹を手に入れてくれた
特別コースであった。

八種冷菜


上海蟹の老酒漬け


上海蟹を年代ものの紹興酒に漬けて
甲羅をはがすとカニみそがこんにちは~

これがとにかく美味しい。
そして蟹で酔う。しっかり酔っ払う。

上海蟹と竜眼のスープ

竜眼はライチより小ぶりの果物。
本当に竜の目みたいにも見える。

自家製豆腐の上海蟹みそあんかけ


くりぬいたドラゴンフルーツの中に
自家製豆腐がありその上に濃厚な上海蟹みそあんがかかっている。

ドラゴンフルーツがとてもあっさりしているので
とても食べやすい。

上海蟹入りもち米ご飯

おこげたっぷり。

他3品にデザート。

もう上海蟹食べられない~という
カニカニ攻めの贅沢コースであった。

しかも通常では流通していない
中華街でもこのお店と他1件にしか置いていないという
純5年物の紹興酒(しょうこうしゅ)がオーナーから届き

コリン父と飲めないぴーちゃんまで大喜びでグイグイ。
私も便乗でグイ。

今までの紹興酒ってインチキものか?と疑う位
香りよくあっさりとして飲みやすい。

紹興酒って美味しかったんだ・・・。



あまりの紹興酒旨さに
コリン父は調子に乗り飲みすぎて料理途中で撃沈し居眠り。

オヤジ!起きろ~!
と弟に何度も注意される始末であった。

自分では絶対に食べにはいかれないだろう
上海蟹。ああ貴重な体験。

世の中には美味しいものが
うじゃうじゃあるものだ・・・。