ふらり ピカチュウ

あれは思い出す事、１ヶ月ほど前。

ピロリーンと受信メールの知らせが入る。
送信元は同じフロアにいる同僚からである。

開いてみると
「ｐａｒａｒａの所にピカチュウが！！」と一言。

ピカチュウって？あのピカチュウ？
黄色の？あれ？これ↓



「何～ピカチュウって？」

「いいからホワイトボード見てみなよ～」

「へっ？ホワイトボード？」

ホワイトボードとは柱に設置された
各自の行先を書くボード。

なぜか妙に席替えが好きな部長のおかげで
半年の間に３回も席替えがあった。

しかも席替え人数が半端じゃなく
前回は１００名以上が席替えとなったので

席替えタイムスケジュールが配信される程の大掛かり。

しかも毎回なぜこの様な席配置に？と
首をかしげたくなる

営業部隊と業務部隊がフロアの端と端にわかれた
究極効率悪さ抜群の席配置だ。

その為、営業が外出先を書くホワイトボードが
電話を受ける業務部隊側にセットされており

出かけるたびに、フロアをずんずん歩き
記入しなければならない。

スーっと出かけたい所だが
わざわざホワイトボードまで歩き、

周囲に”ワタクシこれからお出かけします！”と
宣言している気がしてとても居心地悪い。

そのホワイトボードになぜピカチュウがいるんだ？と
確認に行ってみると。。。

いた。

いた。いた。確かにあの黄が。

しかも私の名前の後ろで
今にも”ピカチュゥ～”と声がしそうな感じでヘバリついている。

「なんじゃこりゃ？一体誰だ？」と思いつつ
あまりのチグハグさに可笑しくなった。

このままでは悔しいので
私の上の欄の営業が外出しているのをこれ幸いと

戻り時間の所へピカチュウを移動させておいた。

そう。
これが長い長いふらりピカチュウの旅の始まり。

外出先を書きにいくたびに
大抵ピカチュウが名前のところにめりこんでいる。

「クッソ～あんにゃろ」と思いつつ
すかさずバレぬよう、スマートに上の営業の所に動かしておく。

戻って来た営業が
「またピカチュウが暴れてましたよ」とホクソ笑んでるので

何かと思うと、ホワイトボード近くの同僚から

「またピカチュウがあんたの所にへばりついてる！！」と報告が来る。

そして気が付けば一日中
ピカチュウが行ったり来たりしている。

そんな地味な争いをしてる事は
誰も気が付かないかと思いきや

随分前から業務エリアでは、
「ホワイトボードのピカチュウがじっとしていない」と

ホットな話題になっていたらしく
何人もから「ピカチュウが動く瞬間を誰も見た事がない」と真剣に言われ

そんなにみんなピカチュウに注目していたとは！！と
笑ってしまった。

確かにね。
この黄色が上に行ったり、下に行ったりしてたら注目するわな。

ちなみに今日は代休を取っていた
別の営業の所で逆さピカチュウになっておりました。

明日はどこへ？ふらりピカチュウ～
っつーか最初にこれを置いたのは一体誰なんだ？？

思うより会おう

久しぶりに地元友と集まった。


立て続けに色々大変な事があり


何も力になれない自分の無力さにをつくづく感じた日々。


どうしてるかなと気にかけつつ時間だけが過ぎてしまう。


気持ちの伝え方はそれぞれだけれど


やはり会って顔を見て話すのが一番と再実感。


'思う'より'会う'


わかった風な事は言えない。

だからこそココロ許せる仲だから、無理して元気になる必要などない。


沢山泣いてくれていいから、

沢山思い出話していこう。


可愛いオチビの成長も楽しみつつ…

あぁそのお肉の詰まったポッコリお腹がたまりません

追伸
今年初花火!!キレイだったね～横入りなら任せて(笑)

新宿御苑 ＤＥ Ｐｉｚｚａ

本日も会社つながり。

同じ会社にいてもフロアーが異なると
それこそ３ヶ月位すれ違う事もなかったりする。

そんな中々顔を合わす事がない同僚に
更衣室の前でばったり。

聞けばこれから新宿に行くという。
偶然私も新宿でちょっと用事があり

じゃあそれを済ませたら
一緒に”夜飯ろう”と即決。

少し前に彼女から、
「大きな組織替えで異動になるみたい・・」と

メールが来ていたので、
話をしたいなと思っていた矢先のベストタイミング。

用事を済ませ合流し、
さあどこに行こうかと候補を挙げてみたものの

さすがに新宿・花金・給料日。
電話してもどこも満席。

と突然彼女が
「あっ！！良い所があった！」と新宿御苑へ向かう。

案内されたお店は
【Pizzeria Bar Ｒｏｍａｎａ】

しかし、やはりここも満席。

しかし、しばしお待ちをと言われ
待つこと５分少々。

”お待たせしました”と席が用意されている。

おおー凄い！！同僚に常連なのか？と聞いてみると

お店のシェフは彼女の同僚のダンナさんで
しかもダンナさんも元同じ会社。

どうりでシェフはピザ職人というより
うちの会社風。かなり親近感。

そうえいば以前彼女から、
会社にいた人で、今はピザ職人をしている
変わった経歴の人がいるというのは聞いていた。

そうかこの方が噂の！！

店内は厨房をＬ字にカウンターが囲み
テーブル席は１卓という小さなものだが

お客さんは常連さんが多くて
和気藹々としている。

早速自慢のピッツアを頂く。

カウンターからちょっと覗くと
こねてるこねてる。

サイズはかなり大きめな５種類のチーズピッツア。


生地は薄めだがモチモチして
熱々チーズに、はちみつをかければ
また濃厚さに甘みが加わって美味。

ピッツア以外のお料理もしっかり味わい、


デザートは特別盛り合わせ。
トマトのゼリーとティラミスとガトゥ～ショコラ。


しかも明日の”ヴィシソワーズ”用仕込みじゃがいもを
味見までさせてもらう。

いいわ～
知り合いだとこんなに色々特別扱い。

”私も頑張って常連になりまーす”と言うと

優しい二人の男の子のお父さんである
ピザ職人は「もう今日から常連さんだよ～」ですって。

ウホ。やった。さすが元先輩。
しっかり通って真の常連にならねば（笑）

オ・デリス・ド・本郷

先月結婚した後輩の結婚祝いも兼ねた
元ショールームチームにて会食。

たまたま同時期に、
別々の会食が重なりしかも全部幹事長。。。

もうこれは家系的に幹事長を引き受ける事を
避けられないサダメだと諦める。

さすがにどの集まりはどの店にしたか
とっちらかりそうになる。

今回のお店は本郷三町目駅からすぐのフレンチ
「オ・デリス・ド・本郷」

１Ｆはビストロで２Ｆはレストランになっている。

２Ｆのレストランは魅力的だが
ぐっと差が大きいので今回はお値段的な所から１Ｆのビストロ。

こじんまりとした店内。

夜は２６００円のコースで前菜とメインを
選べるようになっている。

予約の際に同じお値段で人数に合わせて
複数の料理を出すようにもできると言われたが

当日選べるコースにしますと言ったはずなのに
なぜか「お任せコース」になっていた。

なぜに？？
意思の疎通って難しい。。。


しかし仲間内で久しぶりに顔を合わす人もあり
またまた昔話で盛り上がる。

当時ショールームによく芸能人が
来場していたのだが、

その時接客したオモシロエピソードを
思い出しては、全員で抱腹絶倒。

それにもまして、先輩にも後輩にも
個性強烈キャラクターが多く記憶も鮮明。

私を含め６人中３人が異動やら転職やらで
ショールームから離れて１０年になるのに

「明日から戻っても、全く違和感なしですね～」と
全員で妙に納得する。

しかし１０年一昔ではないが、
当時の状況とはショールームも一転、

今の厳しい状況からしても
全体のギスギス感は否めない。

あのノン気加減さが良かったのにねえ。

盛り上がりすぎて
料理の写真を取り忘れ。貴重な一枚。


しかもそろそろ閉店だっつーのに
しゃべりまくりで

とても感じの良い店員さんに
「お話が大変盛り上がっている所を恐縮ですが・・」と

やんわり追い出される始末。
もうオバフォー街道まっしぐら（笑）

保存しますか？

「あ”””消えてもうだぁぁーー」

定時過ぎた事務所にむなしく響く。

普段めったに独り言を言わないが
あまりのショックに椅子からズリ落ちそうになる。

半日とまでいかないが
午後を使ってかなり気合入れて作ったプレゼン資料。

自分でも結構力作で
「かなりいいんじゃない～」と思いつつ

一応依頼主に確認をしてもらうと
「凄い、良いじゃん！！これでいこうよ！」と

言われたのに調子こいたのがいけなかった。。
そうよすぐ調子こくのよ。こくの。

電源入れると同じ位に基本中の基本の
保存してなかったんか？と言われれば

してたといえばした。
してないといえばしてない。

いや上書き保存はした。
でもどこに上書きされてたんだ？


「あわわわわわ」と言っている私を見て

隣の営業が「何わめいとるんですか？」と
いつもの冷たい調子で聞くので

「ファイルがぁぁファイルが消えましたよぉぁぁ」

「検索してみればいいんですよ」
チャチャチャと何やら操作して検索。

もしかして、現れてくれるの王子？
一気にテンションが上がる。

「出てきましたか？」

「いーえ、出てきません」

「このファイルは？このパワポは？」

「いーえ違うっ！それではない！」

「っつーか保存したんすよね？」

「多分した！きっとした！おそらくした・・」

「じゃあ名前はなんて付けたんですか？」

「名前だあ？名前なんて知らんよ！」

「出た逆ギレーー！！単に保存し忘れじゃないっすか
あーやだねやだね」

確かにファイルを次々と閉じていく時に
何度も「保存しますか？」と聞かれ

何度も「イエッサー」とポチっとしていたのに
なぜか最後の最後だけ

「書庫の中身を上書きしますか？」という
「書庫」という言葉に惑わされ、

書庫は保存しないの、と
いつものクセで「いいえ」をポチっとなしてしまった。

そうだ。あーそうだよ自分のせいだ。

そうです。そうです。
アタシが名前をつけて保存してなかったの。

ちっきしょーーーぶつけどころのない怒り。
何という脱力感と無力感。

あまりのショックになぜか、
突然頭をかけめぐる

「セコムしてますか？」長島監督がリフレイン


違う違う。

アタシに必要なのはセコムじゃなくて

「保存してますか？」
「保存して下さい」
「保存してないですか？」
「保存して下さいね」

明日一からやり直しじゃ。。
泣きそうじゃよ。。

明日から好きな言葉は

「保存してますか？」だな。。