ペンシルハウス物語~東京日和~

-gozar de tokyo-きまま そのまま なすがまま 

メタボプリキュア

2007-09-20 | 暮 Life
毎度この時期お約束の
組織替えである。

上が代われば、ガラリと代わる。
あちらでコソコソ、こちらでコソコソ。

オジイ達が浮き足立つ。

蓋を開けてみれば、

自分の好き嫌いで決めたんだろうに?と
思ったりしないでも。

所詮男社会は根回しとゴマスリか。

薄給で働かされている
女性側から見れば、

男同士のしがらみもプライドも、
どーでもいいですよで

お願いだから
給料に見合った仕事をしてくれと切に願う所。


何だかんだで新しい組織がオープンになり、

忘年会すらやらなかったのに
急遽、解散・送別会を行うと張り切り出す。

なんという変わり身の早さ。

おまけに定時が17時20分なのに
開始が17時40分からというオジイ時間。

制服も着替える時間もないではないか!!

それでも18時にはなんとか滑り込みしたが
すでにオジイ達は紹興酒を開け赤ら顔であった。

普段は「もう駄目だ」「もう出来ない」と
全くやる気の見られないゴン太くん似の先輩も

なぜか突然始まったビンゴゲームの司会で
水を得た魚の様に張り切っている。

周囲の「なぜ解散・送別会でビンゴゲーム?」の
「?」マークなど気にもせず

「ハイハイー注目ぅ~!」と大声を張り上げている。

仕事にもあれ位情熱をそそいでくれれば・・と
皆でため息。

しかもビンゴが終わるとお腹がすいたのか
テーブルに余っていた

取り分けられたデザートの杏仁豆腐を次々と
椀子蕎麦の様に平らげていく。

「ひやぁーー食べすぎだっつーの!」と
横で止めても全く耳を貸さず。

「ほれ、次!次!」と全部食べてしまった。

だから会社の椅子も壊れるのだよ・・・。

しかし今日の会は、ビンゴといい
今までにはない何だか変なノリになっている
と思っていると

突然「それでは一人づつ自己紹介~」と大声がする。

はぁ?どうしてだ?!なぜ今更自己紹介なんだ?

ほとんどの人がすでに5年以上も
一緒に仕事をしていて、名前を言うのか?

意味がわからん!と思っていると
普通に順番を回している。

しかも、「私の名前の由来はですねー」等と説明し
それをまた「ほほぉ~」と皆で感心している。

やっぱり意味がわからない。。

その変なノリは最後で爆発。

いつも締めは
”ヨォーパン!”の関東一本締めか
”ヨォーパパパン、パパパン、パパパンパン”の三本締めになるのだが

酔っ払った上司が
「最後はメタボプリキュア締めでぇ~す」と言い出す。

メタボ、プリキュア締め?

酔いどれ上司:「俺がやるように、皆もやる事~」

隣にいた同僚に
ワタシ:「何?プリキュアって何さ?」

同僚:「最近酔うといつもこれだよ
娘がハマってて、最近家族でプリキュアなんだって」

ワタシ:「しぇぇーー変身してるんだ」

同僚:「見てればわかるよ。スゴイから」

酔いどれ上司:「手を前に出して、ぷりきゅあ~ぁぁ
オラっ!そこ!はよ手を前に出さんかい!」

なんだかわからないが、手を前に出さないと
関西弁で怒られる。

超高齢化部署の面々が中華料理屋で
立ち上がり手を前に突き出してる図は恐ろしい。

酔いどれ上司:「プリキュァ~の後はメタボリックーフォーゼっ!だぞ」

と前に出した手がそのままお腹になって、
最後はアイドルポーズ。

何なのだ?メタボリックフォーゼ?
プリキュアはメタボなのか?


酔いどれ上司:「練習終わりや。じゃあ最後決めるで!」

全員:「プリキュアァァーメタボリックフォーゼッ」

酔いどれ上司:「ハイっお疲れ様でした解散!」


なんてハイテンションな解散会。
しかもまだ水曜日。
そして解散などはまだ当分先なのに。

しばらくメタボプリキュアなのだろうか・・。
ああ不安。