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奈良放火事件

2006年06月24日 11時28分58秒 | Weblog
すごく悲しい事件が、また起こってしまいました・・・。
16歳の少年が起こしてしまった奈良放火事件。

私には、この少年の心の悲鳴が聞こえたような気がして・・・。


幼い頃に、お父さんと実のお母さんが離婚、
たった6歳で、一緒に暮らすことになったお父さんを、
新しいお母さんに(ある意味で)取られ、
弟と妹が、生まれて・・・
お母さんが同じ弟妹でも、
上の子は小さな赤ちゃんに嫉妬心を抱くものです。
嫉妬心からイジメてみたりもするものです。

私にも7つ離れた弟がいますから、とってもわかります。
小さな弟は、ホントに可愛いんだけど、
やっぱり、お父さんやお母さんからの愛情は、
生まれる前に比べると、コイツに取られたなぁ~って思いました。
でも、弟を可愛がっていると「さすが、お姉ちゃん、えらいね~」って
言ってほめてもらえたりして、
だから、今まで独り占めしてきた
両親を小さな赤ちゃんにも貸してあげる(という気持ちだった)
って思えたり、
あまりかまってもらえなくなった自分の存在感を
お姉さんだもんって納得させたり、満足させたりできたと思います。

彼が、弟や妹を可愛がっていたという近所の方のコメント、
とっても切ない思いで聞きました。

彼は、「さみしい」とか、「悲しい」とか
小さな弟や妹が「うらやましい」とか、そういう気持ちを
言葉にすることができたのでしょうか。。。



彼は、家の中での居場所があったんでしょうか・・・。
5人家族の中で、4人家族と1人という気持ちになったりは
しなかったんでしょうか・・・。

お父さんや、お母さんは彼の寂しい思いを
わかってあげていたのでしょうか。

愛されたい一心で、家族としての存在感を感じるために
精一杯、いいお兄ちゃん・いい息子でいて、
愛されたい一心で、お父さんと同じお医者さんを
めざそうとしたのではないでしょうか・・・。




彼のお父さんにお願いがあります。
「お前がどんな子供でも、お父さんはお前が大好きだ」と言って
彼を抱きしめてあげてください。



新しい報道では、お父さんの行き過ぎた進学指導や
彼が親をウザいと思っていたということが取り沙汰されていますが
思春期の少年が、しかも進学する子が、勉強しろと言われて
親をウザいと思ったり、友達に言ったりすることは
フツウにあることです。
きっと皆一度は、そんな経験あると思います。
それでも、自分は愛されているという保証を心に持っている子どもは
無茶をする行動には出ないと信じたい。

でも、彼が愛されたいと思っている父親から、
勉強のために暴力を受けていたのなら・・・
それは、彼にとって最も悲しいことではないでしょうか・・・。
お父さんに、彼の気持ちをわかってあげてほしかった。
彼は、進学して医者になりたかったんじゃない。
お父さんに愛される存在になりたかったんですよ、お父さん。

家庭が、進学塾になってはいけないです。
でないと、子どもはどこで息を抜くんですか・・・。
どこで、ぬくぬくほんわり、心を休ませるんですか・・・。

お父さんは、塾講師になってはいけません。
お父さんは、男親として、信頼できる男同士の
付き合いをしてあげてください。
父親からしか聞けないような話もきっとあるはず。。。

それでも、暴力を振るっていた父親を殺さなかったのは、
彼の愛してほしいという本心と、淡い期待がうかがえるような気がして
よけいに切なくなってしまいます。



こんな悲しい事件、もう起こさせてはいけない。

・・・薄紅は、自分の仕事を通して、
自分に何かできることがあるのではないか、と考えています。

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