cahors日記

美味しいものを求めて東へ西へ

CEPAGE JAPON&BOUCHERE 春を探して ドイツ・フランス ビストロ歩き 

2012-04-06 | CEPAGE
2月にパリで初めてお会いしたミホさん

ワインとおもてなしの教室“CEPAGE”。



その日本版“CEPAGE JAPON”に先日伺いました


私にとって“初”CEPAGE

どんなワインに出会えるんだろう、と数日前からドキドキ



特に今回は横浜・桜木町のブーシェルとのコラボ企画という

スペシャルVer.。



自家製シャルキュトリーが自慢のブ―シェル。

ご夫婦で切り盛りされているアットホームなビール&ワインバーです。



そんなブ―シェルのお料理と

ミホさんセレクトワインとのマリアージュコラボも

早、4回目だそう。

大通りの裏にひっそりと…。



扉の向こうに飲兵衛が沢山…いるかな!?




落ち着いた木目調の店内には

素敵な調度品や小物がディスプレイ。

控えめな照明が初めてなのに妙に落ち着かせてくれます。



キュートな豚発見

これイイナァ。どこで買えるんだろ。



シェフの丸山さん。

簡単にお料理の説明を…。



続いてワインも説明はもちろんミホさんから

いつもピンと姿勢が伸びて。

店内に響き渡り渡るミホさんの声が

ワインを一層美味しくしてくれる気がするのです



BLANQUETTE DE LIMOUXで乾杯。

南仏のお隣、ラングドックルーション地方。

シャンパンより100年早く生まれた伝説の発泡酒。

暑い土地ならではの洋梨や白桃の香り。

キンキンに冷やせば味わいも格別!



玉葱のコンフィとチーズのタルティーヌ 苺添え。

3時間かけて飴色に仕上げ玉葱の甘みを最大限に。

タルティーヌもあゆみさん(奥さま)の手作り。



サワーへリングのズルチェ。
(ノルウェー産ニシン酢漬けのゼリー寄せ)

ドイツのお肉屋さんには必ず置いてある

唯一、魚を使ったお惣菜。

ゼリーのキラキラが目にも眩しい。

これにはドイツのM醇・ler-Thurgau種、MARTIN WASSMERを。

天然酵母で時間をかけて発酵。

日本入荷は20ケースのみというから希少!

酸は穏やかで柔らかい甘み、するする飲める~。



お次は特に丸山シェフの熱意がこもったもの。
 
99年に開催された食肉加工世界大会(@オランダ)で

見事、パテ部門の金賞に輝いた逸品なのです



しかも、このコラボのために10年ぶり!?に造ったとか。

とても手がかかるから面倒臭くて、と苦笑されてましたが

それもそのはず、パテの周りに巻く背脂も日本では売っていないから

そこから手造りだそうで。



それがこちら!!

ポーク・パテwithピスタチオ 長ネギヴィネグレットソース。




豚肉の旨みに旬の葱の甘み、ソースの酸味がよく合うわ~。

これにはミホさん自らパリから持ち込みいただいた

“VIRE-CLESSE”を。

白ワインのみの産地として1999年に

AOC認定されたばかりの新しいワイン。

それゆれ認知度がまだ低く低価格なため

パリのビストロでもデイリーワインとして楽しまれているとか。



スペイン風サラミと生ハム。

もちろん全て手造り。サラミはペッパーとパプリカの2種。

柔らかくて旨みがじわーっと広がる。

生ハムは一昨年仕込んで去年出来上がったもの。



ワインはSp醇Btburgunder種“RINKLIN Sp醇Btburgunder”。

自然の重力で澱を取り除き自然の酵母のみで発酵させる…と

最低限の手助けのみ、ドイツ自然派ワイン。

酸味は強めで渋みは軽く、木苺系ベリーの香りがチャーミング。



奥のチーズはコンテ24か月熟成とCARRE MIRABELLE。

チーズはフロマジュリーHISADAのマダム久田セレクトチーズを

ミホさんが届けてくれたもの。



マダムHISADAの娘さん、エリさんがチーズの説明を。

コンテの白い結晶は美味しさの目印

うんうん、コンテ24ヵ月旨い…。

日々色んなチーズ食べてるけど

ハッと原点に戻る感じ…。



最後はボリュームあるサラダ。

鴨と砂肝のコンフィ、バスク風ごちそうサラダ。

旬のお野菜もたっぷり。

このボリュームに負けないよう、ワインはGrignan-les-Adh醇Pmar。

2010年にA0Cとして独立認定されたワイン。

強い日差しを浴びて、味わいもがつんとしっかりめ。



最後にデザートワインとしてピノデシャラント。

コニャックを代表するリキュールワイン。

60度以上のコニャックを加えて作られるため

Alc17%と高め。甘さも果実味もぎゅっと凝縮!



桜のクヴェルククーヘン。
(桜の塩漬けのヨーグルトケーキ)

あゆみさん渾身のデザート。

桜の塩漬けのジャムを作り、クヴァルクの代わりに水きりヨーグルトで代用。
隠し味にココナツミルクのリキュールを入れました。
イースターのたまごチョコ付き。(ブ―シェルさんのblogから拝借。)

甘さ控えめで満腹のお腹にもするっと入っていきます。



ほのぼのした雰囲気のあゆみさん。

そのお人柄が手作りのパンやデザートに

表れていました♪



ミホさんと丸山ご夫婦の思いが詰まった品々、そして

美味しいもの食べたい!という情熱に満ちた参加飲兵衛さまたち。



楽しい時間はあっという間に過ぎました。







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