Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

手をつないで

2016年06月06日 | My Life

北海道の男の子の事件で、世間がみな無事を願っていた週の話です。
正直、どうなんだろうかと思うことを見かけました。

夕方、たぶん保育園からの帰路と思われる親子連れ。
別に珍しい光景でもないのですが、子どもの大きな泣き声に、思わず庭仕事の手を止めました。
泣き叫ぶ子どもを更に叱責するお母さん。
もしかしたら子どもが帰り際に、言うことを聞かなかったのか、駄々をこねたのか...
子育て真っただ中には、そんな日もあるよね。お母さんは大変だなと、その程度のことなら気にも留めないのですが
お母さんは、どんどん子どもとの距離をあけて、先に行ってしまいました。
我が家の前の道路は通学路なので、車はそんなにスピードを出さないのですが
夕方ともなるとそうでもなく、忙しい時間なだけに、交差点でも結構な勢いで進んでくることもあります。
案の定、子どもの後ろを配送業のトラックが迫っているのですが、運転手さんはさぞ気を遣ったことでしょう。
そして子どもは、お母さんを追って交差点を右に曲がったのですが、当然、車など気に留めていないので
お構いなしに走って行きました。

その時です。

曲がった先から自転車が走ってきて、あわや子どもとぶつかるところでした。
その交差点は、角にあるお宅の車が死角になっていて確認しづらいのです。
過去にも何度か交通事故が起きているのです。
自転車のおじさんは「危ねーだろ!」と怒鳴って、走っていきました。
私もハッと思ったのも束の間、一瞬の出来事でした。
そして、曲がった先からもまだ、お母さんを求める子どもの泣き声が聞こえていました...。

子どもが何かしでかしたことで、怒り心頭になる気持ちはよく分かります。
皆そうでしょう。
でも、怒りに任せて子どもから手を離したら、絶対に良くない。
まして、子どもの命にかかわる状況の中なら尚更です。
だから、どんなに怒りの頂点でも、その手だけは離してほしくないのです。