ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

使いやすく見えるデザイン。

2014年04月25日 | blog
GUIデザインをしていると、「使いやすく見えるデザイン」という言葉が出てくることがある。変な言葉だ。「使いやすく見える」ということは、それすなわち「使いやすい」ということではないのか。逆に、使いやすく見えなかったら、それはすでに機能として使いにくいだろう。

GUIのデザインにとって、視覚的な印象は、そのまま機能だ。

逆に、「使いにくく見えているだけで、本当は使いやすい」デザインってあるのか?と考えてみる。ある。プロ用機器の場合。素人にはとっつきにくいが、習熟した人には使いやすいというものだ。

そういうプロ用機器というのは、「情報の一覧性」と「操作のダイレクト性」をギリギリまで両立させていることが多い。簡単に言うと・ごちゃごちゃしている。そして、ユーザーによってカスタマイズできるものが多い。

使いやすく見えるだけで、本当は使いにくいデザインってあるのか?

ないことはない。見た目は良くても、レスポンスが極端に悪いとかだ。ああ、なんだか色々思い当たってしまってつらくなったのでこのへんで。