ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

powerpointパワー。

2006年04月06日 | blog

さいきんいろんな、外部資料とかのプレゼンデータに目を通しているんですけど、
まぁ「とにかく」パワーポイントですね。

パワーポイントっていうのは、デザインができないひとでも
見やすくわかりやすいプレゼンテーションを補助するツールですけど、
いかにもいわゆるパワーポイント「なり」の表現に、
だんだんうんざりしてきました。

ここまで普及すると、パワーポイントってもう「公共物」に近い。
電車の切符とか道路標識とか郵便ポストとかの。

もうちょっとパソコン世界の「環境」も、
デザインしてほしいなぁ。
もしくは、ヘンにデザインしないでほしい。

昔むかし学生時代に、バイトでワープロ(ワープロ!)の、
「引っ越しました」とか「年賀状」用のイラストを書いたりしたことがあるんですが、
パワポのクリップアートって、そういうレベルですよね。

そんなのが、プロのプレゼン資料のなかで、繰り返し何度もばんばんつかわれている。

ユニクロの服は、街の環境をつくっている。
スズキ・ワゴンRは、街のの風景をつくっている。

そういうものに比べたら、パワーポイントのデザインを良くするのって、
ソフトウエアいっぽんで済むからけっこう簡単だとおもうんですけどね。