武道・禅の心で臨床を読み解く(武道、禅、心理療法、ボディワークを学ぶ理学療法士)

21年間の運動指導・700冊の書籍からリハビリ・トレーニングを読み解きます。
良書の書評、稽古・訓練方法、研修報告など

苦手な稽古相手

2012年01月22日 | 合氣道
今日の稽古はいつも苦手だな、と思う相手と稽古でした。正直、この人と組むと稽古で収穫がほとんど得られないのでがっかりしてしまうのです。

その相手はいつも力任せでしかも私よりも非力。合氣道(合気道)でいう『氣』という感覚を一切無視しているタイプ。

力、速さと小手先の技で捩じ伏せてしまえば技はかけられるのですが(私が未熟なので)私が求めている『合氣』の感覚では技がかかりません。

そんな稽古相手に苦戦している私を見て師範が一言「いい稽古相手ですね」と。

「???」と最初は良く分かりませんでしたが、師範の手ほどきを受け技がかけられるようになり色々と身体で納得。


技がすんなりできない相手程学ぶ事が多いのだなぁ、と腑に落ちました。

最近、仕事であまりにも沢山の事があり心身共に衰弱していたのと合氣道の技の向上の停滞感が重なりもんもんとした焦燥感がありました。

でも最近、あるきっかけ(これが何かはこれからblogアップしていきますね)で精神的な気付きがあり心に静寂さが戻ってきました。というより自分の感覚では人生という修業の第三幕が開けた感じです。この感覚はフェルデンクライス、合氣道に続くものでかなりのビッグウェーブで久しぶりにワクワクしてます。

そんな精神的な変化が土台にあったので、今日の稽古から「どんな環境や相手でも沢山学べる」、とすっきりした一日でした。

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