武道・禅の心で臨床を読み解く(武道、禅、心理療法、ボディワークを学ぶ理学療法士)

21年間の運動指導・700冊の書籍からリハビリ・トレーニングを読み解きます。
良書の書評、稽古・訓練方法、研修報告など

合気道のイメージって....

2011年02月25日 | 合氣道
 もう春ですねぇ。

 春と言えば分かれと出会いの季節。私も職場内で部署が変わり、周りの同僚が一変しました。

 新しい職場で、私が「合気道をやってます」という話しになったのですが、
新しい同僚は合気道を全然知らず、
「えっ?氣(ドラゴンボールの元気玉)で相手を吹っ飛ばすやつでしょ(外気功と混同している??)?うさんくさい!!」とか、
「踊りみたいのでしょ?」とか
「瞑想するんでしょ?」などなど。

 皆さん、それぞれイメージがあるようです。合気道ってマイナーな武道ですからね(というかメジャーな武道でも結構誤解あるから仕方ない...)

 私が合気道をやるまでのイメージは
「自らの力を使わず、相手の力を利用する武術」という程度でした(そもそも武道に興味なかった)。

 まさか、木刀や短刀、杖(棒術)を使うとは思ってもみませんでしたし、試合(組手)が無いというのも意外でした(流派によってはあるものもあります)。

 実際に理合(法則・技術)を理解した上でレベルの高い人とやって投げられると「氣」という表現が一番相応しいと実感することができます。非言語的なコミュニケーションなので、言語的に記述した時点で机上の空論と化してしまいます。この体験を通して「人間の文化は全てが言語にできる訳ではない」と学ぶことができました。

 カルト教団の暴走があったこともあり「氣」というとオカルトチックとなり現代人は少なからず敬遠するんですね。私もかなーり敬遠してました。ただ、脳科学・運動学・心理学・哲学などの面から解釈していくと納得できる面は多々あります。

 皆さんは合気道に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?

 深遠な世界である東洋の芸事。これらはセラピーに直結しているどころか人生の宝となります
 この春を期に身近な東洋文化を体験してみてはいかがでしょうか


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