武道・禅の心で臨床を読み解く(武道、禅、心理療法、ボディワークを学ぶ理学療法士)

21年間の運動指導・700冊の書籍からリハビリ・トレーニングを読み解きます。
良書の書評、稽古・訓練方法、研修報告など

一本歯の下駄

2010年05月09日 | 古武術

古武術通の方ならご存知の一本歯の下駄です。

こんな狭い支持基底面でしかも重心がかなり上方に上がるにも関わらず立ったり、走ったりできる人間って凄いですね。ちなみに授業で学生に見せるとみんな興味津々ではきたがります(笑)

見た目は難しそうですが、案外に簡単で七割の人ははいてすぐ歩けるようになります。ただこの下駄は歩くことだけが目的ではなくこの下駄をはいて様々な動作を色々な条件で稽古するためにあります。先人の知恵ですね。

私は毎日これで鍛練していまや天狗なみの運動能力を兼ね備え…という訳ではありません。目立ち過ぎてなかなかはけませんね。

一昨年、ふとした縁があり古武術研究家の甲野先生と飲む機会がありました。その時に自分の下駄を持参して先生にサインをもらいました。二枚目の写真がそのサインです。

私は府中市に住んでいてそこの下駄屋さん(甲野先生も利用されている)に作ってもらいました。一本歯の下駄は今ではネットでも買えるみたいです。

皆さんもマイ一本歯どうですか?はいて稽古してみると色々なことが見えてきますよ!
『百聞は一見にしかず』です。

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