武道・禅の心で臨床を読み解く(武道、禅、心理療法、ボディワークを学ぶ理学療法士)

21年間の運動指導・700冊の書籍からリハビリ・トレーニングを読み解きます。
良書の書評、稽古・訓練方法、研修報告など

世界気功フォーラム

2010年10月31日 | 研修報告
key word:気功 ホリスティック医学 エネルギー医学 霊的

台風による生憎な天気ですが、
世界気功フォーラムに今日参加してきました。

初日の今日は、
日本ホリスティック医学を第一線で牽引する
日本ホリスティック医学協会会長 医師
帯津 良一先生
の講演などがありました。帯津先生の「場」の理論や思想は素晴らしいものです。著書も多いので是非読んでみてください。


他にも量子力学による気功の解説など興味深いものでした。
このあたりは

エンタプライズ社出版
ジェームズ・オシュマン著
エネルギー医学の原理
が参考になるかもしれません。


あと障害者団体による少林寺武術気功の演舞は感動的でした。理学療法士という障害者を支援するという仕事柄、今日の演舞発表に至るまでの苦労を推察せずにはいられませんでした。武術気功による素晴らしいホリスティックリハビリテーションです。

また、歯科医からの演題で
「歯がなくなると頭蓋縫合が消失していく」というものが興味を引きました。
私は、噛むという行為に頭蓋縫合の開閉を促すメカニズムがあるのを初めて知りました。
この歯科医の先生は、歯の欠損による縫合消失は脳脊髄液の流れを低下させ精神機能低下を引き起こすという理論を脳波などから解説してました。確かに臨床で歯が無くなる、もしくは噛み合わせが悪くなると栄養状態や骨アライメントだけではなく活気も一気に低下するのを目の当たりにします。
頭蓋仙骨療法をする方は歯の評価も大切のようです。入れ歯、インプラントの位置など影響を及ぼしてるというのは日々の臨床でも良く遭遇します。今まで顎関節という点で噛み合わせは評価してましたが頭蓋縫合までの影響は考えてませんでした。明後日からもう少し丁寧に歯の評価をしよう、
と身を引き締めました。


他にも西洋医学の歴史についての解説がありました。
第一世代の医療 除痛
第二世代の医療 機能回復
第三…
第四…
第五世代の医療 社会復帰
第六世代の医療 精神、心、魂の癒し
をそれぞれ目的にしてきたそうです。初期の医学が除痛や機能回復がメインだったというのは歴史を振り返ると頷けますね。第五世代でようやくリハビリテーションの概念が登場します。
そして今や第六世代に突入。

 世界保健機関は1999年の総会で健康の定義として以下の定義を提案したようです。

「健康とは身体的・精神的・霊的・社会的に完全に良好な動的状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではない。」

※しかし、同年のWHO憲章の健康定義の改正案が提案されたようですが、結局、改正には至らなかったようです。


霊的とはなんぞや?

幽体離脱や死語の世界などというオカルトな意味だけでなはなくもっと崇高な意味・考え方もあるんですよ。このあたりの思想は東洋思想に軍配があがります。

まさに東西文化融合の時代なんでしょうね。

皆さん東西文化ともに学びましょう!

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