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ババァの小言に耳を貸せ!

ババァである私が日々感じたことや体験したことを綴ります。

サマーウォーズ

2009年10月29日 | 映画

冬が近づいているのに
映画の券を貰ったので「サマーウォーズ」を見てきた。
季節外れだけど
映画はとっても面白かった!
登場人物にカスが居ない。
全ての人が愛すべきキャラクターで
気持ちがどんどん暖かくなった。
ネット仮想空間OZの部分は
アニメならではのザックリとした設定で
ひとつひとつに突っ込んでたらキリが無いんだけど
世界観は面白いから
妙にリアルにするよりも全然よかった。
計算された何でもあり
計算されたご都合主義
それが全部心地良い。
何故だかわかんないけどウルウル
長野の田舎の旧家の大家族と
コンピューターの世界
この2つのバランスが本当に絶妙で
アナログもデジタルも
そこに繋がってる人が大事!
人間っていいな~って思わせてくれる映画。
見て損なし!★★★★

・・で、この映画のキーワードである花札は
小学生の頃から大好きだった。
花札といったら任天堂
今だったらWiiかDSだけどね(笑)
私が暇つぶしに遊んでいるフラッシュ→ポチッ!
やってみてちょ~。

HACHI 約束の犬

2009年09月30日 | 映画

新聞屋さんがくれた映画のチケットが
9月いっぱいの今日までだったので
今更ながらの「HACHI 約束の犬」を観に行ってきた。
レディースデイと私みたいに今月いっぱいのチケット持ってる人と
上映している映画館がもうあんまり無いのが重なって
結構混んでいた。
隣に座った親子がダウニー信者のようで
ダウニーの香を振りまいていた。
じっとしていても香っているのだけど
動くと更に香ってくる。
雨でジメジメしているし
洗濯物を部屋干ししてる映画館で観てる感じがした(笑)

ハチ公物語のリメイクと言うことなので
どんな内容かは大体わかる。
それがアメリカ東海岸が舞台となって
どう仕上がっているのかな?と思ったけど
リチャード・ギアさんの「ハチ~!」も
違和感無く仕上がっていた。
ハチの演技は素晴らしく
動物と子供にはかなわないの定義通り
リチャード・ギアもハチにはかなっていなかった。
と言うより控えめな演技にしていたのかな?
ストーリー的には
おいおい・・って感じのところも多いのだけど
この映画は細かい所は気にしないで
ハチの魅力をたっぷりと味わって
最後に思いっきり泣きましょう!って事なんだと思う。
クライマックスは
あちこちから
ズズズッ・・・ズズズッ・・と鼻をすする音が響き渡っていた。
+ダウニーの香がプ~~~~ン。
ハンカチもダウニー仕様なのね(笑)

サブウェイ123

2009年09月26日 | 映画

旦那さんのリクエストで
サブウェイ123を観てきた。
地下鉄がハイジャックされる話だ。
予告編からは
迫力ある面白そうな映画に思えたのだけど
最初からなかなか映画に入り込めずに
眠さとの戦いの映画だった。
でも旦那さんは面白かったし眠くなんてならなかった!と言ってたので
私がひねくれてるのかも・・;^_^A
犯人は地下鉄を1両だけ切り離してハイジャックして
乗客19名を人質に取り1000万ドルを要求してくる。
犯人グループのリーダーのライダー(ジョントラボルタ)がいい味をだしていた。
その交渉役を務めるのが
ちょっと訳ありの地下鉄運行司令部職員のガーバー(デンゼル・ワシントン)
この2人のやり取りがこの映画のメインなのだが
このやり取りがパッとしなくて
気を抜くと眠ってしまうのだ;^_^A
思わせぶりな会話はあっても
どれも展開に繋がってこない。
派手なカーアクションより
もっと互いの心を読みあう心理戦的な部分を描いていたら
この映画は倍面白くなっていると思う。
伏線が何もない薄っぺらな感じが物足りなさを感じてしまう。
あーあれはここに繋がってたのか・・みたいなのがあると
アハ効果で脳も活性しちゃうんだけどね(笑)
最後の終わり方も
私はあんまり好きじゃない。
観た人しかわからないだろうけど
引き金を引くのはヘリコプターに乗ってきた
あのオジサンにやって欲しかったし
牛乳買って家に帰る姿が幸せそうなのは・・・
それでいいの?って気がするし・・
何だか後味が悪い。
と言うことで★★・・・星2つ

パティ スミス・ドリーム・オブ・ライフ

2009年09月02日 | 映画

渋谷のシアターNで上映されている
パティスミス・ドリーム・オブ・ライフを観て来た。
パティスミスは現在62才
ゴッドマザー・オブ・パンクと呼ばれている。
詩人でありパンクロッカーでもあり
2つを融合したとてつもない物を魅せる人だ。
今年のフジロックにも参加していたそうだ。
映画は
パティスミスを11年間撮り続けた物をまとめた
ドキュメンたりーになっている。
どうやってパティスミスがパティスミスになっていったのか
自分自身の淡々とした語りで綴られ
自宅での思い出の話や
ライブステージでのパフォーマンスや歌や詩が
ごちゃ混ぜに詰め込まれていた。
男っぽい顔立ちとガリガリに痩せたスタイル
髪の毛なんてちょっと汚い感じがするんだけど
それがパティスミスなのだった。
アーティストオーラが半端ない。
ビンテージなポラロイドカメラLand 250を持ち歩き
撮影する姿もカッコイイ!
写真展も開い事があるそうだ。
この映画を撮影したスティーヴン・セブリング監督は
雑誌や広告の写真を撮るカメラマンだった。
撮影でパティスミスに出会い
彼女の全てに感銘を受け
意気投合し
彼女の全てを記録したいと思った。
そして11年にも及ぶ撮影の末出来上がった初監督映画だ。
パティスミスは大切な友人・最愛の夫・かけがえのない実弟を
ある時期に次々と病気で亡くしてしまう。
悲しみのどん底から
引き上げてくれたのはボブ・ディランで
彼のツアーの前座を任される。
歌う事で救われる事
再生される魂の行き場を歌にして
バティスミスは再始動をはじめた。
環境問題や
イラク問題・・反戦
ブッシュ元大統領への怒りの歌は
ストレート過ぎるほどストレートだ。
シャウトしまくる彼女もカッコいいけど
Because The Nightのように
歌い上げるのも好き。
映画の内容はストーリーが有る訳では無いので
時々眠くなったりしてしまったけど
映画の何処を切り取っても
カッコいいポートレートみたいだった。
パティスミスの感性の玉手箱の映画。
あんまり上映してる映画館がないので
映画館は混んでいた。ほぼ満席。
そしてルックスもスタイルも雰囲気ありありなアーティストな人が多かった。
私はパティスミスは全然知らなくて
娘2号のお供(スポンサー)で行ったのだけど
感性が磨かれた気がする(笑)
バティスミス映画HP→ポチッ!

ディア・ドクター

2009年08月19日 | 映画

ディア・ドクターを観て来た。
山間の小さな村の医師である鶴瓶が
白衣を脱ぎ捨てて失踪する所から映画は始まる。
何故失踪しなければいけなかったのか?
深い深い映画なのだ。
ディア・ドクターの題名の通り
「親愛なるお医者様」の話だ。
鶴瓶は村人から神様のように慕われ信頼されていた。
具合が悪くなればいつでも飛んできて診てくれるし
心配事や愚痴を聞いてくれる。
年寄りばかりの村にとって
医者がいると言う安心感は何よりも大きかった。
大丈夫や!と背中を撫でてくれる手が
村人にとっての名医だった。
そこに赤いスポーツカーで研修医の瑛太がやってくる。
貧乏くじを引いてこの診療所に決まってしまったようで
愚痴をこぼしながらの登場だった。
しかし、その青年までもが
毎日忙しく村人のために動き回る鶴瓶を見て
「これが本当の医者の有るべき姿だ!」と尊敬し
研修が終わったらまたココで働きたいと思うようになる
それほど鶴瓶は完璧な理想の医者だった。
だけど鶴瓶は1人の老婆の命に向き合った時
命の重さに耐え切れなくなって失踪する。
失踪してわかる真実
悪意と善意と
真実と嘘
優しさとおろかさ
深い深い映画なのだ!

ごくせん

2009年08月12日 | 映画
やっと『ごくせんTHE MOVIE』を見てきた!
上映してる映画館も減り、
上映してても午前と午後2回だけとかになってきてるので
これは早いトコ観ないと見そびれるな~~と思った。
映画はまぁ~思ったとおりの「ごくせん」だった(笑)
突っ込みどころは満載で
いちいち突っ込んでたらキリが無い;^_^A
よくこんだけ詰め込んだな~と感心するくらいの詰め込みっぷりで
ごくせんのドラマを5話くらい続けてみた感じだ。
最後の方は少々飽きてしまうのだが
亀梨クンが格好良いので良し(笑)
教え子達が豪華にちょっとづつ登場するのだが
松潤が出ていないのが非常に残念だった。
松潤・・薄情だぜ・・とか思ってしまったのは私だけでは無いと思う。
一期メンバーで出て来ないの松潤だけだったんだよ。
「ごくせん」と言ったら「沢田 慎」じゃん!
電話で声だけとかだけでも出て欲しかった。
見に来てる人は若い子ばっかりなんだろうな~と思っていたのだけど
意外や意外
年配の方も結構居て
かえって年配の方の方がウケていた気がする。
後に居たおじさん・・推定65歳ゲラゲラウルサイくらいだったし・・。
最後にヤンクミが出てきてスコーンと解決する気持ちよさは
水戸黄門とか遠山の金さんと共通する物がありそうだしね(笑)
ストーリーとかを真剣に考えてしまうと
なんじゃこりゃ!の内容なんだけど
ごくせん祭りと考えたら
どこを切っても「ごくせん」の「ごくせん」らしい映画だ。
良くも悪くも「ごくせん」
亀梨クンがカッコイイから・・・YOU見ちゃいなよ!ヽ(´∀`)ノ

クヌート

2009年07月30日 | 映画

クヌートの映画のタダ券が貰えたので
可愛いシロクマでも見て癒されちゃおう~~~!
と癒される気満々で観にいった。
クヌートはベルリン動物園で
母親に育児放棄されてしまったホッキョクグマだ。
飼育員のトーマスさんが親代わりとなって育てている。
動くぬいぐるみのようで可愛い。
&トーマスさんがなかなかのイケメンだ(笑)
クヌートと飼育員のトーマスさんの仲良しぶりが人気になり
動物園は満員、雑誌やテレビでも取り上げられ、
地球温暖化の影響を受け、
絶滅の危機にさらされているホッキョクグマを救うシンボルとして、
クヌートは環境保護大使に任命されたそうだ。
映画は
クヌートの成長の他に
北極で暮らす野生ホッキョククマの親子
ロシア、ベラルーシの森のヒグマの兄弟
3つの構成で作られている。
地球温暖化の環境問題を訴えるのだが
ナレーションだけが繰り返されるだけで
あんまり届いてこない。
テレビのスペシャル番組って感じから抜け出せていないのが残念だ。
でもクヌートの可愛らしさには癒される。
ちょっと我がまま過ぎだろう~と思う場面もあったけどね;^_^A
ブログを書くのに記事を探していたら
飼育員のトーマスさんが44歳の若さで急死していたことを知り
ビックリした。
あんなに元気そうにクヌートと遊んでいたのに・・。
母親に育児放棄されたけど命を助けられたクヌートと
クヌートを助けたけど死んじゃったトーマスさん。
なんだか皮肉と言うか
これが運命なのかね。
映画はテレビで放送されたら見る・・★★2つかな?

アマルフィ

2009年07月19日 | 映画
主人との協議の結果
「ごくせん」を見ようと言う事になった。
朝一番の回は9時40分からなので
余裕を持って家を出た。
道路も空いていたし余裕で到着!
しかし映画館が混んでいた。
チケットを購入する列が
「なんじゃこりゃ~~~~!」と叫びたくなるくらいの
今まで見たこと無い混雑ぶりだった。
しかもほとんどが子連れ・・・
あちゃー・・・ポケモンか~~~~。
そう言えば昨日から公開だっけ?
この列に並んでいたら
「ごくせん」の1回目に間に合わないかも・・・。
係りの人を見つけて
「ポケモンじゃないんですけど・・この列に並ばないとダメですか?」
と聞いたら
並ばないとダメ!と言われたヽ(´Д`)ノ
案の定並んでいるうちに40分になり
・・・50分になった。
なので予定を変更して

アマルフィ女神の報酬を見ることに。
ブログ友の藤子さんが原作読んで面白い!って言ってたし→ポチッ!
きっとこれを見る運命だったんだよ!
と言うことでアマルフィ

フジテレビ開局50周年記念のお祝いにふさわしく
後味も良く安心して見れる映画だった。
日本人の優しさが詰まっている
善人による善人のための映画だ。
だけど素直じゃない天邪鬼さんは
あまりにも後味が良過ぎて・・逆にこれでいいのか?と思ってしまった(笑)
だからといって
後味を悪くして欲しいと言う訳でもないんだけどね。
豪華な出演陣なんだけど
ほとんどの人がちょい役で勿体無いし
ほとんどが織田さんと天海さんのシーンだったし
もっと色んな人が絡んできて
いろんな葛藤が描かれていても良かったと思う。
ちょっとサラリとし過ぎ
ちょっとカッコイイ台詞多すぎかな?(笑)
でも素直な心で見ればいい映画!
サラ・ブライトマンの歌も素敵だったし
イタリアの町も素敵だったし
後味も悪くないし・・・ね。
黒田外交官はシリーズ化希望。
ドラマでもいいし
じっくり黒田外交官を掘り下げて欲しいな~~。

さて次は「ごくせん」を見に行かなくちゃだよ!

ターミネーター4

2009年06月24日 | 映画
T4を観て来た。
いつもの夫婦50割なので旦那さんと一緒
時間に余裕を持って出たはずなのだが
道路が思いのほか混んでて上映時間ギリギリに到着。
旦那さんがトイレに行ったので
私は先に中に入った。
中は既に暗く
映画の予告編が始まっていた。
入ってきた旦那さんを見つけやすいように一番後の席に座った。
すると、ドアが開いて主人が入ってきた。
私は「ここだよ~~~」と手を上げたのだが
暗すぎてわからなかったようで
どんどん前へ行ってしまった。
そして別々の席で見ることになった(笑)
思っているより映画館の中って暗いね。
T4は“審判の日”から10年後の2018年が舞台。
ターミネーターは機械軍(スカイネット)と人類軍の戦いを描いた映画だ。
1,2,3は未来からターミネーターが送り込まれてくる話で
舞台は現代、サラとジョン対ターミネーターだったが
今回は未来
機械軍と人類軍が武器を持ち戦いあう戦争映画になっている。
と言ってもキーマンとして
ジョンの父親になるカイルの若かりし頃が登場する。
父親の方が若い・・ってややこしいけど(笑)
ややこしいついでに最初のターミネーターで過去へやってくる
T-800(シュワちゃん)が機械軍によって開発された時で
シュワちゃんもちょっとだけ出演している。
そこでターミネーター1のおさらい。
人類の抵抗軍指導者ジョン・コナーを抹殺するために
母親のサラ・コナーを殺してジョンが生まれる事を阻止しようと
未来から1984年のロスにT-800が送り込まれてくる。
そして、その事を知ったジョン・コナーが
サラにその事を知らせサラを守る為にカイルを過去に送った。
カイルとサラはT-800のシュワちゃんから逃げる途中で
お互いに惹かれるようになりジョンを身ごもる事になる。
ややこしい・・・(笑)
カイルは逃げ込んだサイバーダイン社の工場で
シュワちゃんとの戦いの末死んでしまう。
サラは腕だけになっても追ってくるターミネーターを
プレスで押しつぶして・・生き延びる事が出来た。
この腕のチップから
後々に開発されるのがスカイネット(自我を持ったコンピューター)だ。
T-800が送り込まれなければ後々の機械戦争も起こらなかったことになる。
ややこしい・・・(笑)
T2では
ジョンを殺害する為にT-1000新型ターミネーターが送り込まれ
そしてジョンを助ける為にプログラミングし直された
T-800(シュワちゃん)が送り込まれる。
そしてサイバーダイン社にある腕を消去すれば
スカイネットが開発される事もなくなるだろうと腕を破壊。
ジョンと奇妙な友情を持ち始めたシュワちゃんは
腕と同じチップを自分ももっているからと
溶解炉の中に自ら入っていく。
これで全てが終わったかに思えるのだが
T3では
未来から新しい最強女ターミネーターT-Xが送り込まれ
未来に影響をもたらす(人類軍の重鎮)を次々と殺害する。
そしてジョンを守る為に送り込まれたのは
T-850(やっぱりシュワちゃん)だった。
結局スカイネットは開発され
審判に日と呼ばれる核戦争はおきてしまう事を告げられる。
そして実際に起こり
ジョン・コナーはシェルターに入り助かるのだが
この未来から送り込まれるパターンには
そろそろ無理・・と言うかキリが無い。
ターミネーターは2で終わるべきだったと私は思う。
その点から言うとT4は
過去にも未来にも行かず
ストーリー的にもしっかり作ってあった。
カイルが登場して
T1に続いて行くんだろうな・・と言う
展開が見えるし
ぐるりと上手く繋がらせたと思う。
T3を見て中途半端な感じだった人は
T4を見るとすっきりするかもしれない。
だけど私はやっぱりT2で終わらせておくべきだったと思う。

スラムドッグ$ミリオネア

2009年06月08日 | 映画

アカデミー賞受賞で気になりながらも
いつも主人と2000円デートしている映画館では上映していなくて
見そびれていた。
そしたら新聞屋さんがタダ券をくれた!ラッキー(^∀^)V
これは神様が見なさい!と言ってるんだ(笑)
ちゅー事で観てきた!
スラムで育ったが天才的な頭脳を持つ青年が
「クイズ$ミリオネラ」に出場して大金を手にする話だと思っていたのに
全然違っていた。
貧しくて逞しくて汚くて綺麗で
インドそのもののような
いろんなものをごちゃ混ぜにして練り上げた映画だった。
スラム街で育った青年ジャマールは「クイズ$ミリオネラ」に出場して
2000万ルピーを手にする目前だった。
しかし学歴の無いジャマールが
医者や弁護士でも成しえなかった事を
成し遂げようとしているのはおかしい。
最後の挑戦を前に
不正を疑った司会者はジャマールを警察に取り調べさした。
拷問のような酷い取調べを受けるが
不正はしていない。
ジャマールが生きてきた過酷な出来事で得た知識が
偶然にも「クイズ$ミリオネラ」の問題として出題されていたのだ。
警察で番組のビデオを見ながら
そのクイズのひとつひとつに、何故答えが分かったのか
回想しながら進行していく。

映画は面白かった。
ストーリー展開もスムーズで
眠くなる暇も無いほど
ドキドキ、グイグイと話に引っ張られていく。
スラム街で暮らす子供の実情
冨と貧困が交差する社会
インドの抱えている問題
それらはドキュメントのようにリアルだった。
だけど
出来事だけをわぁーと詰め込んで
淡々と進行していくので
感情が置いてけぼりになっている気がした。
揺さぶられるような感動は無い!
しかしもの凄いエネルギーに溢れている映画だ!

ちなみに2000万ルピーは4000万円くらいだそうだ。
インドの平均月収が3万円くらいらしいので
日本での価値だと10倍くらいになるのかな?

ファイナルアンサー?

グラン・トリノ

2009年05月22日 | 映画

今まで夫婦50割で映画を観て
コツコツと貯めたスタンプでやっとタダで観れる日がきた(笑)
いつも観ている映画館では
スタンプを6個押してもらうと7回目がタダと言うサービスがある。
そしてそのタダで観れる映画に選ばれたのが
『グラントリノ』だった。
『天使と悪魔』は絶対に意味がわかりそうに無い。
ダビンチコードは映画も観て本も読んだのに
意味がよく分からなかった。
キリスト教をよく理解できていないと無理と言うことで
ちゃんと理解出来そうな『グラントリノ』にした。
クリントイーストウッドは
カッコイイじいさんだった。
いつも苦虫を潰したような顔で
憎まれ口ばかりを言う偏屈じいさんなのだが
正義感は人一倍強い。
ラオスから移民としてやってきたモン族の家族と交流を持つようになり
変化していく過程が面白く描かれている。
そして衝撃のラストへ進んでいくのだが
途中からこうなるんだろうな~と思ったとおりの展開で
思いっきりベタだけど
そのベタさが気持ちいい映画だった。
クリントイーストウッド扮するウォルト頑固じいさんは
朝鮮戦争の帰還兵だった。
戦争で活躍した事が自慢だった。
しかし心の奥底では人をを殺してしまった事を悔いていた。
悔いていると言葉にしたら
きっと楽になるだろうけど
国のために戦争へ行って戦った自分を否定する事になる。
自分を否定など出来ないし愛国心も強い。
言葉にしたからといって人殺しが許される事でもない。
ならば戦争へ行った事は栄光なんだと
自分に言い聞かせて生きて行くしかなかった。
しかし、言葉とは裏腹に
戦争でもらった勲章などは
地下の物置に押し込められていた。
その事を知っている奥さんは
懇意の神父さんに
「主人を懺悔させてあげて欲しい」とたのんで死んでいった。
奥さんとの約束を果たそうと
神父さんは「懺悔に来てください」と
何度も誘いに来るのだが
聞く耳持たず。
最後まで自分を許す事はしなかった。
人に厳しい分自分にも厳しかった。
朝鮮戦争から帰還後は
定年までフォード社に勤務し
世界に誇る車を作り続けた。
映画の題名の『グラン・トリノ』は
ウィルトじいさんが大切にしているオールド・カーの車種名だ。
いつもピカピカにまるで新品のように磨き上げられ
整備された車が
フォード社の熟練工として勤め上げた誇りをあらわしていた。
ようするにウォルト頑固じいさんはアメリカそのものなのだ。
ウィルトじいさんの町は
アジアからの移民で溢れ
日本の車がたくさん走り・・どこの国なのかわからなくなっている。
じいさんの栄光と誇りは
完全に過去のものになってしまっていた。
アメリカの栄光と挫折・・そしてこれから
それらがウォルトじいさんの人生になぞられて
1本の映画になった感じがする。

日本のこれからはどうなるんだろう?

チェンジリング

2009年04月22日 | 映画

映画のタダ券がもらえたので
「チェンジリング」を観てきた。
最近の私の娯楽は映画を観る事だけな気がするわ(笑)
映画が一番安上がりな娯楽なんだよね~。
夫婦50割しかり・・タダ券しかり・・で(^∀^)
チェンジリングはいい映画だった。
子供が行方不明になって
数ヵ月後、見知らぬ子を警察があなたの子ですと連れてくる話だとは
知っていたけど
ただのミステリアスな話だと思ってみたら
大間違いだった。
あまりにも複雑で
こんなにもショッキングな実話だったとは・・・。
1928年のロサンゼルス。
電話会社に勤務するクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)はシングルマザーだ。
9歳の息子ウォルターと映画を見に行く約束をしていたのだが
急に仕事を頼まれて休日出勤することになり
息子1人を残して会社へ
急いで仕事を終え家に帰ると息子は姿を消していた。
ロス市警に捜査を依頼
しかし息子はなかなか見つからなかった。
そして5ヵ月後、発見され戻ってきた息子は
まったくの知らない子だった。
しかし警察はクリスティンの息子だと言い張る。
5ヶ月の辛い体験が息子を変貌させたと言うのだ。
・・・なアホな~( ̄□ ̄;)!!
その頃のロス市警は権力の上に胡坐をかき
汚職にまみれ腐敗した組織だった。
進展しないウォルターの捜索に世論の批判も多く
警察は息子をでっち上げ功績を市民にアピールして
事件を早々に終わらせようとしていた。
別の子を押し付けられて捜査を終わりにされてしまうと
永遠にウォルターは見つからなくなってしまう。
クリスティンは
警察が連れてきたのは違う子供である証拠を揃え
何度も警察に訴えるのだが相手にしてくれない。
そんな彼女に
協力を申し出る人が現れる。
警察の腐敗を何とかしようと活動する牧師だった。
クリスティンは牧師の協力のもと
警察からどんな酷いことをされても
息子を探しだす!と言う強い信念で戦った。
母は強し!なのだ。
しかしこの映画はこの後半凄い展開になる。
もうビックリの展開なのだ。
イロイロ複雑に絡み合ってるのだけど
一貫しているのは
アンジェリーナ・ジョリーの強い意志だ。
彼女の息子を思う強さがいろんな人の心を動かし
クライマックスへと導いていく。
見ごたえたっぷりな映画だ。
1928年頃が舞台なのだけど
さすがロサンゼルスだな~と思ったのが
電話会社で仕事をするアンジェリーナ・ジョリーが
トラブルを解決のため
広い電話交換室の中をローラースケートで移動しているのだ。
服装とかは昔のモガって言うのが
モダンガールな感じで可愛かった!
もうそろそろ上映映画館が少なくなってるようなので
急げ!

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―

2009年04月17日 | 映画

こないだテレビでやったパートⅠを観て面白かったと言う
旦那さんのリクエストで
夫婦50割デートはレッドクリフパートⅡになった。
テレビでやったパートⅠは
人物相関が分からずに
私は早々に観るのを辞めちゃったんだよね~;^_^A
パートⅠを観てないのにパートⅡを観る私(笑)
まぁ何とかなるだろう~と観たのだが
全然問題なく
パートⅡを観る事が出来た!
パートⅠで難しい部分は語りつくしてしまって
パートⅡは戦うのみ!の単純明快!
しかし、もともとの話
三国志もよく分からない私
魏呉蜀の戦いだった・・って事も知らなかったし;^_^A
奥深い所は見逃してるんだろうな~。
悪者が魏の曹操軍で
それに立ち向かう孫権と劉備の連合軍が良い者
連合軍は人数も武器も少なく
まともに戦ったのでは勝ち目が無い。
司令官の周瑜と孔明の知恵で作戦が進んでいく過程が面白かった。
孫権の妹・尚香が敵軍の中に男装して潜入していたりするのが
オイオイ!何故バレない!と
突っ込みどころだったりするのだけどね;^_^A
戦いが始まると
炎・炎・炎で
観ているだけで火傷しそうだ。
俺の屍を越えていけ~!みたいに
次々と倒れていく仲間を越えて進んでいく連合軍
特攻隊のように自らが爆弾となって
突っ込んでいく姿は
お決まりといったらお決まりなんだろうけど
大きな物に向かっていく小さき物の
信じる心と勇気にグッとくる。
門を破り本陣へ近づいていく犠牲は大きく
戦は虚しさであると語っていた。
迫力満点でお金掛けて作ったな~って映画なので
少しでもスクリーンの大きい映画館で観ることをお勧め!
パートⅠ観て無くても大丈夫だよ(笑)

ワルキューレ

2009年04月04日 | 映画

ワルキューレを観てきた。
トムクルーズ演じるシュタウフェンベルク大佐が
ヒトラーを暗殺しようとする話だ。
コマーシャルで予告編を見て
トムクルーズは米軍から送り込まれた
スパイか暗殺者なのだと思っていた。
ドイツ軍の中で起こった
ヒトラー暗殺計画だったとは・・・ビックリ!
おまけに実際にあった出来事だったと分かって更にビックリ!
ヒトラー暗殺計画は50回くらい起きていて
ワルキューレ作戦が最後のヒトラー暗殺計画だったそうだ。
第2次世界大戦末期、ヒトラー総統の無茶苦茶な指揮の下
ドイツ軍は進む道を見失っていた。
何かと上層部に立てつくシュタウフェンベルク大佐(トムクルーズ)は
無謀なアフリカ戦線に送り込まれ
多くの部下と自身の左目と右手、左手の指2本を失う。
無謀な戦争への疑問はどんどん大きくなり
愛している祖国のために、ヒトラーからドイツを取り戻し
平和の為に、戦争を終焉させようと決心をする。
同じ志を持つレジスタンスの仲間に入り
ヒトラー暗殺計画に加わった。
軍の内部にいる反ヒトラー派を見つけ出し
仲間を増やしていく。
純粋にドイツのために、仲間に加わる人
ヒトラー暗殺後の権力者となるために加わる人
誰をどう仲間にするのか・・心理戦が繰り広げられる。
しかし、顔を覚えるのが苦手なうえに
ドイツ人の名前も難しい・・。
誰が誰で誰が仲間で・・・誰が敵か・・・まったく分からなかった(笑)
まぁ~トムクルーズは分かるから
映画の進行には妨げはないんだけどね;^_^A
ワルキューレの作戦が始まってからは
ハラハラドキドキで目が離せなかった。
ヒトラー暗殺は成功したのか否か。
ヒトラーの死亡確認が取れないまま
ワルキューレ作戦は進行していく。
この時点でこのワルキューレ計画が実話と知らなかったので
成功失敗のどっちなんだろう?と
本当にドキドキした。
派手なアクションも無く
静かに静かにジリジリと進んでいく映画。
面白い映画だったと思う。
だけどこの映画は誰かに感情移入して見ることが出来なかったので
物足りなさも感じる。
誰か(伝達者としてとトムクルーズの側近とか)の役を作り
その人のフィルターを通して見た進行があったら
違う感じのワルキューレになっていたと思う。
程よい量の苦悩や恐怖の語り部が欲しいと思った。
私が眠らずに見れたので★★★・・星3つ!

チェ28歳の革命

2009年02月24日 | 映画
タダ券を貰う事が出来たので
『チェ28歳の革命』を観て来た。
今頃この映画?ってくらい配給の遅い小さな映画館
でも意外と人が入っていてびっくり
見逃していた人が結構いたんだね(笑)

さぞかしゲバラはカッコイイのだろう~と思っていたら
意外とそうでもなかった。
酷い喘息だったというのは知っていたけど
ゲリラ戦でジャングルにいるとき
いつもハァハァ苦しそうで
これで本当に戦えるのかしら?と心配になった。
だけど強そうな葉巻を吸ってるんだよね。
禁煙すればもう少し楽になるだろうに~。
キューバ解放後のインタビュー場面と
実際に戦っている場面との2構成で
映画は進んでいく。
演説やインタビューの時のゲバラはカッコイイ。
さすがカリスマの革命家だ。
どっかの総理大臣と違って揺らぎが無い(笑)
映画は詳しい説明も無く
淡々と進んでいく。
政府軍と戦っている事は何となく分かったけど
キチンと理解することが出来なかった。
どれが敵でミカタかさえ区別できなかったし・・・。
まず登場人物の顔が覚えられなかった。
ゲバラだけは分かったんだけど・・髭の人って(笑)
ゲバラがチェと呼ばれていたのは
ゲバラの口癖で人と会ったときに
チェ・ゲバラ(やぁ~!ゲバラだ)と自己紹介をするからなんだって!
本名はエルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナと長い(笑)
戦いが進んでいくにつれて
ゲバラはいつも紳士で
怪我人を絶対に見捨てない。
敵でもキチンと手当てする。
捕虜も殺したり酷い扱いをすることをしない。
農民や町の人を大切にする。
だけど裏切り者は許さない。
強い信念のもとに革命を行ってた。
映画は2部作なので
28歳の革命を見ただけじゃ中途半端だ。
サンタクララ陥落の所までしか作られていない。
そのあとハバナに入城したところは
ご想像にお任せ・・で終わっている。
まぁ・・勝って政権を奪いカストロが首相になるんだけど。
2部作目の『チェ 39歳 別れの手紙』で
チェ・ゲバラの人生が深く深く語られているのだろう。
またタダ券くださ~い。

おまけ
キューバについてあまりにも知らなかったので
ちょこっとお勉強
1950年代のキューバは米国の傘下にあり、
電気や鉄道などすべての利権はアメリカが持ち
首都ハバナはマフィアが横行する無法の歓楽街となっていた。
キューバ政府は独裁者バティスタ将軍を筆頭に
米国にゴマをする者ばかり。
巨額の黒い金が支配層間で動き、
圧制者のもと国民は貧困に苦しんでいた。
そのバティスタ軍事政権を打倒する為に、
カストロは武装した同志82人と舟で祖国に戻った。
そのカストロの生き方に感銘を受け、
ゲバラは、軍医として彼らに同行した。
しかしカストロが上陸する情報が政府軍に漏れていて
海岸で待ち伏せされ。12名しか上陸できなかったそうだ。
その12名で山に入り反政府軍と合流し
次第に勢力を増し・・キューバ解放に成功
カストロ首相が誕生する。
カストロは国民の医療費はタダ、教育費もタダ。
家賃は半額に・・・・社会主義国家を作ろうとした。
しかし、キューバから多大な利益を得ていたアメリカは
経済制裁など様々な嫌がらせをして
もう一度キューバを自国の傘下に戻そうとした。
その嫌がらせにカストロはソ連に応援を求め核武装をしようとした
これが『キューバ危機』だそうだ。
結局ソ連が撤退してスイッチが押される事は無かった。
キューバ危機って言葉は知っていたけど・・
こん事態だったんだね。
学校で習ったっけ?
たぶんその日休んでたんだな(笑)
私の記憶によると
カストロさんって悪者ってイメージだったんだけど
こうやって調べてみると・・悪者でもないような気がする。
まぁ・・私の付け刃の知識じゃ
計り知れないいろんなことがあるんだろうけど・・;^_^A