ウイリアム・モリスと英国の壁紙展を観てきた。
19世紀イギリスで活躍した
思想家で詩人でテキスタイルデザイナーと言うマルチなお方。
21世紀になった今でも
モリスのデザインは世界中で愛されている。
誰かの家のクッションカバーだったり
壁紙だったり
カーテンだったり
はたまた誰かのワンピースだったり
トートバックだったり
絶対に皆どこかで出会っているデザインだ。
ウイリアム・モリスの作品で
部屋を作ってあった。
展示はイギリスの古いお屋敷に貼られていた物が
切り取られ額装されており
変な形に切れ目があったり
剥がしたノリの跡があったりするのもあった。
○○邸の寝室の壁紙とか
子供部屋の壁紙とか書いてあった。
リアルな150年の歴史だ。
版画のように
すべて手作業で
木型を何個も彫り
何版も重ね
色彩豊かに多色刷りで
反物のように長い壁紙に仕上げられている。
繰り返されるパターン模様がぴったり合うように
寸分のずれも無く合わせて行く。
重く大きな木型は
鎖で吊るされ
自分で持ち上げなくても済むようになっている。
それでも何十回何百回と
木型に顔料を塗りハンコウを押すように
刷りあげて行く作業は途方もないものだった。
どれも素敵な壁紙だったけど
天井が高く大きな壁が無いと
パターン化された模様が映えない。
狭い我が家には似合いそうもなかった(^_^;)
相変わらず太っている。
ダイエットを決意して数か月経つが
600グラムしか痩せていない・・(>_<)