ババァの小言に耳を貸せ!

ババァである私が日々感じたことや体験したことを綴ります。

ウイリアム・モリスと英国の壁紙展

2019年05月26日 | 展覧会

ウイリアム・モリスと英国の壁紙展を観てきた。
19世紀イギリスで活躍した
思想家で詩人でテキスタイルデザイナーと言うマルチなお方。
21世紀になった今でも
モリスのデザインは世界中で愛されている。
誰かの家のクッションカバーだったり
壁紙だったり
カーテンだったり
はたまた誰かのワンピースだったり
トートバックだったり
絶対に皆どこかで出会っているデザインだ。
ウイリアム・モリスの作品で
部屋を作ってあった。

展示はイギリスの古いお屋敷に貼られていた物が
切り取られ額装されており
変な形に切れ目があったり
剥がしたノリの跡があったりするのもあった。
○○邸の寝室の壁紙とか
子供部屋の壁紙とか書いてあった。
リアルな150年の歴史だ。
版画のように
すべて手作業で
木型を何個も彫り
何版も重ね
色彩豊かに多色刷りで
反物のように長い壁紙に仕上げられている。
繰り返されるパターン模様がぴったり合うように
寸分のずれも無く合わせて行く。
重く大きな木型は
鎖で吊るされ
自分で持ち上げなくても済むようになっている。
それでも何十回何百回と
木型に顔料を塗りハンコウを押すように
刷りあげて行く作業は途方もないものだった。
どれも素敵な壁紙だったけど
天井が高く大きな壁が無いと
パターン化された模様が映えない。
狭い我が家には似合いそうもなかった(^_^;)

相変わらず太っている。
ダイエットを決意して数か月経つが
600グラムしか痩せていない・・(>_<)

ルート・ブリュック展→デザフェス

2019年05月20日 | 展覧会
19日の日曜日
お友達のちわさんとデートして来た。
娘2号がビックサイトで行われていた

デザインフェスタに出店すると言ったら
「行く~~~~!」と遥々来てくれた。
待ち合わせはどこで?
ランチはどこで?と事前打ち合わせしていたら
娘から東京駅のステーションギャラリーの
「ルート・ブリュック展」が良かったから
東京駅で待ち合わせしてギャラリー見てランチしてから
デザフェスに来れば?と提案があり
ちわさんに言ったら
ルート・ブリュック展の招待券2名分持ってる~~~!の奇跡のレス。
東京ステーションギャラリー前での待ち合わせになった。

ルート・ブリュックの予備知識ゼロで
一体どんな作品を作る人なのかも良くわかってなかった。
蝶の軌跡と言う題が付いていたので
蝶々の作品を作る人なんだな?とだけ理解していた。
展示はとーっても良かった!
モザイクタイルを組み合わせて作る作品や

陶器に絵付けした作品など
どれもユニークで可愛らしかった。
北欧の作家さんらしいムーミンが住んでそうな家

思わず笑っちゃう
最後の晩餐

などなど
沢山の作品数で見ごたえたっぷりだった。→ルート・ブリュック展
何故か私は
ルート・ブリュックを男の人だと思い込んでいて
展示の説明文をきちんと読んでいれば
早々に気づくだろうハズなのに
ずーっと気づかず(^_^;)
本人の製作映像を見ても
何で女の人が作ってるんだろう?
奥さんに手伝だわせてるんだわ!と思っていた。
思い込みって怖い(笑)
もっとちゃんと予習していかなくちゃだよ(^_^;)
ルート・ブリュックさんの作品は
上手いとか下手とかじゃなくて
センス爆発で
本当にどれも素敵だった。
ルート・ブリュック展の余韻に浸りながらランチ。
全くフィンランド感の無い

鶏飯茶漬け(笑)
その後デザフェスへ!
デザフェスのカオス感はパワーが有り過ぎて
オバサンは過充電になってしまった(笑)
老若男女様々な人が
何かを発信して
何かに挑戦して
何かを夢見て
みーんな輝いている。
デッカイ文化祭だ!
ちわさんのユニークなアンテナに引っかかる物たち
それ買っちゃうの?
それどこに置くの?
せめて使える物を買おう~!
と小言ババァになった(^_^;)
それでもちわさんはコレクションを増やしていた(笑)
私はインスピレーションで買えないタイプで
本当に必要?と自問答を繰り返して
商品を詳しくリサーチして
やっとじゃぁ買おう!と財布を開く事が出来る。
なので、デザフェスのような空間でなかなか買えない。
家に帰ってからあれやっぱり欲しかったかも・・と思うのだ。
楽しそうにショッピングしてるちわさんを見てて
ちょっと羨ましく思った。
それどうするの?とか思っちゃダメなんだよね(笑)
ちわさん一日お世話になりました!
ありがと~~!

千住博展

2019年04月02日 | 展覧会
母の通院日だったので実家へ
腫れた顔は元に戻り
白内障の術後経過も良好
次は1か月後ね。と言われた。
まだ行かなくちゃいけないんだ(^_^;)
次で最後になるか?
病院の後
実家でお昼ご飯を食べていると
雨が降り出してきた。
朝はバタバタして天気予報みてなかったー。
しかも
出る時晴れてたから薄着だし。
これは夕方までいたら寒くなる・・と思い
2時過ぎには実家を出た。
この時間は電車も空いてるし
座って帰れる。
さぁ寝るぞと思ったら何故か眠くない。
あら珍しい(笑)
起きて電車に揺られていたら思い出した。
そうだ!
そごう美術館で千住博展をやってるんだ。
娘2号が行って良かったから行った方がいいよ!とおすすめされていた。
もうすぐ終わっちゃうはずだ。
まだ早い時間だし
また違う日に出てくるなら
通り道だから寄って行こう~~~!
と言う事で横浜駅下車

世界遺産・高野山金剛峯寺の大主殿に襖絵を奉納する事になり
奉納前に巡回展をしている。
奉納の絵以外にも
初期から現在までの作品30点ほど展示されて
見ごたえがある。
瀧図も断崖図も
どにかく迫力満点だ。
千住博展
奉納の襖絵は
1000年残るように
1000年前の作品が現存してるのと同じ材料で書いたそうだ。
天然の岩絵の具と胡粉を使っている。
胡粉は貝殻で作った白い顔料だ。
最近は胡粉ネイルが流行っているね。
和紙をくしゃくしゃにして
くしゃくしゃと言っても
頭の中で形を思い浮かべて形作ったくしゃくしゃ。
それを丁寧に伸ばして絵の具を塗ると断崖の岩肌が出来上がる。
瀧図は
岩絵の具の焼群青(ブルーグレー)で下地を作り
滝を描く部分に水をたっぷりと塗り
上から白い胡粉を流し落とす。
それが滝の筋になり
水面や飛沫を筆やエアブラシで描き足していた。
それは本当に計算された偶然の産物って感じ。
静かで力強くて見惚れてしまう。
蛍光塗料で滝を描き
ブラックライトで光らせる神秘的な作品もあった。
これは写真OKだったので

製作過程のビデオもあり
それを観た後にもう一度作品を見に戻ったり
じっくりゆっくり出来た。
千住博さんはニューヨークのアトリエを拠点に制作しているそうで
高野山金剛峯寺に奉納する襖絵も
ニューヨークで描いたそうだ。
何か不思議な感じ(笑)
ぶらり途中下車の美術館
大満足(^O^)

樹木希林展@渋谷西武

2019年03月28日 | 展覧会
樹木希林「遊びせんとや生まれけむ展」に行ってきた。

遊びせんとや生まれけむって何?と思ってググったら
平安時代末期に、今様の流行歌を集めた「梁塵秘抄」(りょうじんひしょう)に
遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。
と言う歌があるそうだ。
意味は
遊びをしようとして生まれてきたのであろうか。
あるいは、戯(たわむ)れをしようとして生まれてきたのであろうか。
無邪気に遊んでいる子供のはしゃぐ声を聞くと、
大人である私の身体までもが、それにつられて自然と動き出してしまいそうだ。
となるそうだ。
NHKの大河ドラマ「平清盛」のテーマでも使われ
激動の平安末期に、子どもが遊び戯れるように夢中になって生きる清盛に重ねたらしい。
と言う事で
「みんな遊ぶために生まれてきたのよ!楽しみなさい展」
こう解釈する事にした(笑)
平日なのにとっても混んでいた。
中に入っても
なかなか進まない。
最初が希林さんの言葉で
今まで発信してきた言葉の抜粋がパネルに張られて
細い通路両サイドにズラリ。
進まないから取りあえず読む。
画家を目指す少年が先生に
自分は絵でお金を稼げるようになるか聞いたら
みんな嫌な事を仕事にしてお金を稼いでいるのに
好きな事をしてお金を稼ごうなんて・・おこがましい。
と言われたと言う話があり
好きな事をするんだから
お金が稼げなくてもしょうがない!と思えば
気が楽になるかも・・って思った(笑)
言葉のパネルを抜けると
映画の写真や若いころの写真
映画や授賞式で着た衣装
自宅の写真や私物
盛りだくさんにあるんだけど
とにかく混んでて
全ての作品が写真OKなので
余計にノロノロ
私も撮りたいから
順番待ちするし(笑)
でも容量悪いから
なかなか順番回ってこない(^_^;)
それの繰り返しで
疲れちゃったよ。
写真OKは嬉しいけど
全部じゃなくてここだけOKとかの方が良かったかも。
撮らなきゃ損みたいに撮って来たけど
後で見たら
酷い出来だったし(笑)
そんな私にピッタリの言葉



内田一家
やっぱりただ者じゃない!(笑)

映画「モリのいる場所」の衣装
刺し子のワンピース

オシャレな自宅の写真
この写真は
西武のHPからもらってきた。
アンティークで素敵
受賞したトロフィーを電気スタンドにしてあった。

3個あったから
3回受賞したのかな?(笑)

孫たちの落書きもスタンドにしてあった。

希林さんはこんな字を書くんだね。
イラストも上手

愛車はトヨタのオリジン(Origin)
オリジンは2000年11月にトヨタ自動車生産累計1億台達成の記念で1000台限定で作られた車
ウィキペディアによると
実際には1,027台とも1,071台とも言われ正確な販売台数は不明。とあった。
レトロで可愛い車。

とにかく同年代から上のマダムたちがいっぱいで
何だかとってもくたびれた。
欲を出して写真をいっぱい撮ろうとしたせいだな(^_^;)