先週電車に乗り遅れて見そびれた映画
『クラッシュ』を見てきた。
タダ券の期限が今日までだったので
雨天決行だ(笑)
とっても良い映画だった。
テーマは人種差別で重いのだけど
誰が悪いとかではなく
とにかく考えさせられる。
ロスで起こった2日間の出来事が
人種差別と拳銃と犯罪と愛で綴られている。
アメリカの白人黒人という差別が
こんなに大きなものなのだと
初めて知った。
スポーツ選手。ミュージシャン。モデル
黒人の成功者を普通のようにテレビで見ていたので
白人だ!黒人だ!という差別は過去の物だと
思っていた。
今日観た映画が本当の事なら
差別は現実のものだ。
アメリカは複雑な人種の人々が山ほどいる国だとわかった。
アラブ人と思われている人が「ペルシャ人なのに」とつぶやいたり
スパニッシュ・中国人・メキシコ人
差別と偏見が何処に行ってもついてくる。
そしてその誰もがイラついている。
何処に怒りを持っていけばいいのかわからずに
声を荒げて弱い者に向けられていく。
しかし黒人だから白人だからだけではない
愛されたい愛したいという気持ち。
必要とされたいと願う気持ち。
人間としての信じあう心
そこにすべてがあった。
そこに辿り着けた人は
差別と偏見の社会の渦の中から抜け出す事が
できるかもしれない。
そんな希望を感じさせてくれた。
善人と悪人と加害者と被害者と犯罪者と警察官と政治家と
悪いのは誰なのか?
私には答えが出せない。
神様がいたらどんな裁きをするんだろう?
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