『二重かぎかっこ内は引用』
1.「老人力 全一冊」赤瀬川原平
単行本当時の2に読み進んだ。
『老人力という考えは、じつはその言葉を使う人の頭の冒険である。その冒険のない人は、老人力をそのまま「まだまだ」つきの若者力に重ねてしまう。冒険というのは崖を登ったり、河を渡ったりするリポビタンDがわかりやすいものとしてあるが、むしろ難しくてスリルのあるのは、頭の中の、考え方の冒険である。老人力という言葉をめぐっては、頭の中の冒険家とそうでない人との好みがあらわれて面白い。冒険は外見だけではないのだ。一見もの静かなご老人の頭の中で、実は大変な冒険がおこなわれている。』
「頭の中の、考え方の冒険」おもしろい考え方だと思う。だからじいちゃん、ばあちゃんと話をすると面白いのか。
2.「大人の時間はなぜ短いのか」一川誠
『フラッシュラグ効果 連続的に変化する刺激と、静止した刺激や瞬間的に提示された刺激では、処理時間特性が異なるために生じる現象。
サッカーのオフサイド判定の誤審の一因とも指摘されている。ゴールに向かって走っている攻撃側の選手と静止した守備側の選手とが、実際には並んだ位置にいたとしても、審判には攻撃側の選手が守備側の選手よりゴールより、つまりオフサイドの位置にいるように見えてしまうのである。』
これはワールドカップの審判研修で必ず出てくる問題だと以前FIFAビデオで見た。錯視による誤審であるから知識や経験で無くなることはないという。だからこの前の試合であの副審、ありもしないオフサイドを取ったのか、と無理やり納得する。
3.「少年スポーツ ダメな大人が子供をつぶす」永井洋一
『ところで、少年スポーツを観戦していると、面白いことに気付きます。コートやグラウンドの脇で応援している保護者たちが発している声、応援の方法に、チームごとに一定の「型」のようなものがあるのです。あるチームでは「気合」とか「やる気」といった精神面が主体になっています。またあるチームでは「もっと速く」とか「強く当たれ」などというように、ある一つのプレーに対するこだわりがあります。俯瞰してみると、大声を出す親たちは大抵、監督・コーチがベンチで怒鳴っている内容と同類のこと
を言っています。
応援の親たちが試合中の子供たちに「こうあれ」と檄を飛ばしている内容は、もともとは監督・コーチが頻繁に発している言葉の「焼き直し」であるわけです。つまり、監督・コーチが発しているメッセージは、プレーしている子供のみならず、保護者を筆頭とした周囲の人々にも同様の価値観を植え付けてしまうのです。』
先日の相手チームのママ、こちらが連続して得点したあたりから怖かった。選手を脅すのかと驚いた。ベンチにいる監督より迫力があった。(あの監督も普段は静かな人だがサッカーになると変わる)
わがチームはいかがでしょうか。よりジェントルに、よりエレガントに声援を送りたいものです。ますます私、声が出なくなります。
4.「まるごと畑喜美夫」
ボトムアップ理論、難しいですね。
『指導者の「勝ちたい」が生徒の「勝ちたい」を越えてはダメですよね。やっぱり君たちが一番「勝ちたい」じゃないと。そしてそれをサポートするのが指導者の役目。君たちよりも「勝ちたい」と思っている指導者がいると、それが体罰につながったり暴言につながる可能性はあるかもしれない。だから常に主役は子どもたちなんです。』
子どもたちに試合を振り返ってトレーニングすることを考えさせる。今日やってみたが、指導者には厳しい。注文に対して最もふさわしいレシピを考えなければならない。引き出しをたくさん持っていないとできない。今日のレシピはどうだったかな。
5.「ロビンソン・クルーソー(上)」デフォー
まだまだ先は長い。漂着後やっと一年が経過したところ。
6.「非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門」飯間浩明
文章の書き方についての本(文章読本)はずいぶん読んできたが決め手がない。論理的になれない私にはふさわしい本か? これで少しは文章が変わるのだろうか。
7.「脱パスサッカー論」永井洋一
富士見市の大会で、一緒にトレセンを指導している伊藤氏に「読みました?」と聞かれ悔しいので注文して手に入れた。上記3番と同じ著者、見落としていた。
この本はブラジルワールドカップ開幕直前に発売された。著者の眼力、たいしたモノ。読み進めるのが楽しみ。
8.「家族よ、ボケと闘うな!」長尾和宏、近藤誠
近藤誠氏は「患者よ、がんと闘うな」の著者だと思って買った。氏の著作は親父の闘病もあったので5・6冊読んだ。
間違えた。別人だった。似たような書名で出さないでくれと言いたい。でも当たり。長尾氏はドクターだが、近藤氏は行政の役人。行政での高齢者福祉が専門。医師が書いた認知症関連本は多々あるが、医師と役人との共著というのは珍しい。行政については裏読みしないとわからないので難敵となりそうな本。
9.「ゲーム形式で鍛えるサッカーの体力トレーニング」ヤン・バングスボ
夏の清水カップに向けて体力増強が必須。読み始めてみたら2009年に一度読んだ本。まったく印象に残っていない。新たな気持ちで開いてみたが、数値とグラフばかりであまり面白くない。
10.「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」吉田尚記
最近はやりの「雑談のススメ」系列の本。コミュニケーションはゲームだといっている。あまり面白くない。
1.「老人力 全一冊」赤瀬川原平
単行本当時の2に読み進んだ。
『老人力という考えは、じつはその言葉を使う人の頭の冒険である。その冒険のない人は、老人力をそのまま「まだまだ」つきの若者力に重ねてしまう。冒険というのは崖を登ったり、河を渡ったりするリポビタンDがわかりやすいものとしてあるが、むしろ難しくてスリルのあるのは、頭の中の、考え方の冒険である。老人力という言葉をめぐっては、頭の中の冒険家とそうでない人との好みがあらわれて面白い。冒険は外見だけではないのだ。一見もの静かなご老人の頭の中で、実は大変な冒険がおこなわれている。』
「頭の中の、考え方の冒険」おもしろい考え方だと思う。だからじいちゃん、ばあちゃんと話をすると面白いのか。
2.「大人の時間はなぜ短いのか」一川誠
『フラッシュラグ効果 連続的に変化する刺激と、静止した刺激や瞬間的に提示された刺激では、処理時間特性が異なるために生じる現象。
サッカーのオフサイド判定の誤審の一因とも指摘されている。ゴールに向かって走っている攻撃側の選手と静止した守備側の選手とが、実際には並んだ位置にいたとしても、審判には攻撃側の選手が守備側の選手よりゴールより、つまりオフサイドの位置にいるように見えてしまうのである。』
これはワールドカップの審判研修で必ず出てくる問題だと以前FIFAビデオで見た。錯視による誤審であるから知識や経験で無くなることはないという。だからこの前の試合であの副審、ありもしないオフサイドを取ったのか、と無理やり納得する。
3.「少年スポーツ ダメな大人が子供をつぶす」永井洋一
『ところで、少年スポーツを観戦していると、面白いことに気付きます。コートやグラウンドの脇で応援している保護者たちが発している声、応援の方法に、チームごとに一定の「型」のようなものがあるのです。あるチームでは「気合」とか「やる気」といった精神面が主体になっています。またあるチームでは「もっと速く」とか「強く当たれ」などというように、ある一つのプレーに対するこだわりがあります。俯瞰してみると、大声を出す親たちは大抵、監督・コーチがベンチで怒鳴っている内容と同類のこと
を言っています。
応援の親たちが試合中の子供たちに「こうあれ」と檄を飛ばしている内容は、もともとは監督・コーチが頻繁に発している言葉の「焼き直し」であるわけです。つまり、監督・コーチが発しているメッセージは、プレーしている子供のみならず、保護者を筆頭とした周囲の人々にも同様の価値観を植え付けてしまうのです。』
先日の相手チームのママ、こちらが連続して得点したあたりから怖かった。選手を脅すのかと驚いた。ベンチにいる監督より迫力があった。(あの監督も普段は静かな人だがサッカーになると変わる)
わがチームはいかがでしょうか。よりジェントルに、よりエレガントに声援を送りたいものです。ますます私、声が出なくなります。
4.「まるごと畑喜美夫」
ボトムアップ理論、難しいですね。
『指導者の「勝ちたい」が生徒の「勝ちたい」を越えてはダメですよね。やっぱり君たちが一番「勝ちたい」じゃないと。そしてそれをサポートするのが指導者の役目。君たちよりも「勝ちたい」と思っている指導者がいると、それが体罰につながったり暴言につながる可能性はあるかもしれない。だから常に主役は子どもたちなんです。』
子どもたちに試合を振り返ってトレーニングすることを考えさせる。今日やってみたが、指導者には厳しい。注文に対して最もふさわしいレシピを考えなければならない。引き出しをたくさん持っていないとできない。今日のレシピはどうだったかな。
5.「ロビンソン・クルーソー(上)」デフォー
まだまだ先は長い。漂着後やっと一年が経過したところ。
6.「非論理的な人のための 論理的な文章の書き方入門」飯間浩明
文章の書き方についての本(文章読本)はずいぶん読んできたが決め手がない。論理的になれない私にはふさわしい本か? これで少しは文章が変わるのだろうか。
7.「脱パスサッカー論」永井洋一
富士見市の大会で、一緒にトレセンを指導している伊藤氏に「読みました?」と聞かれ悔しいので注文して手に入れた。上記3番と同じ著者、見落としていた。
この本はブラジルワールドカップ開幕直前に発売された。著者の眼力、たいしたモノ。読み進めるのが楽しみ。
8.「家族よ、ボケと闘うな!」長尾和宏、近藤誠
近藤誠氏は「患者よ、がんと闘うな」の著者だと思って買った。氏の著作は親父の闘病もあったので5・6冊読んだ。
間違えた。別人だった。似たような書名で出さないでくれと言いたい。でも当たり。長尾氏はドクターだが、近藤氏は行政の役人。行政での高齢者福祉が専門。医師が書いた認知症関連本は多々あるが、医師と役人との共著というのは珍しい。行政については裏読みしないとわからないので難敵となりそうな本。
9.「ゲーム形式で鍛えるサッカーの体力トレーニング」ヤン・バングスボ
夏の清水カップに向けて体力増強が必須。読み始めてみたら2009年に一度読んだ本。まったく印象に残っていない。新たな気持ちで開いてみたが、数値とグラフばかりであまり面白くない。
10.「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」吉田尚記
最近はやりの「雑談のススメ」系列の本。コミュニケーションはゲームだといっている。あまり面白くない。
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