BRING UP

①子どもを育てる。養育する。しつける。②問題などを持ち出す。提起する。

『子どもが変わる 怒らない子育て』

2015年02月25日 | Weblog
『子どもが変わる 怒らない子育て』
嶋津良智著   フォレスト出版発行   900円



この一文
「夫婦でお互いの価値観を確認し合い、新しい夫婦共通の価値観を積み上げていくことが大切です。夫婦の価値観が違い、叱るポイントがそれぞれ別だと、子どもが混乱することになります。」

@私と上さんは平成20年代初期までは価値観がほとんど一致していました。たいへん楽だった(言い方が変かもしれませんが)と思います。娘ふたりが高校を卒業するあたりで末っ子長男が思春期に突入、そのあたりから息子に対する女親、男親としての私の感覚が微妙にずれだしたことを感じました。「男とはこうあるべし!」という私に対し、上さんは娘たちとは違って「かわいい私のボクチャン」という感じでした。所帯を持つ前から、過去ずいぶん見てきました、このような「ママのボクチャン」に対する感覚を。心当たりがある方は?
 子どもたちがアイデンティティを持つまでは夫婦の価値観の確認は必要なこと、できれば近い方がよいと私も実感しています。
 いま、上さんに「お互いの価値観を確認しようじゃないか」と言ったら「何、寝ぼけたこと言ってるの」となりそうなので先のばしにします。


「よく大人は子どもに『いい加減にしなさい!』と言いますが、子どもは『いい加減ってどんな加減?』と、まずその時点でハテナマークがついてくるのです。同様に『どうして言うことが聞けないの!』と言われても、子どもは『どうしていいのかわからない』のかもしれませんし、『そんなことをしたらダメ!』では、『そんなことって?』という具合です。」

@小学校5年か6年でしたがいつものように担任(私にサッカーの道を教えてくれた恩師)に叱られていました。その時「反省の色が見えない!」と言われ、私が「反省の色って何色?」と言ったら仲間より余計に殴られました。
数年前、お泊り保育に行く本部車を運転中、ラジオの子ども電話相談での質問が、この「反省の色って何色?」でした。回答者の永六輔氏いわく「色はないかもしれないけど、それは反省しているという様子だよ。」と答えていました。少年時代からの疑問が30年以上たって氷解しました。
子どもたちは怒られているときの大人の剣幕や顔つきで、自分が怒られていることは理解していますが、怒られている具体的な内容や理由については、わかっていないことがよくあります。叱るときは具体的に、かつ端的に、がいいですね。


最後にあとがきから抜粋
「その子どももいずれ大人になって社会に出たり、家族をもったりするわけですから、社会から預かっている将来のリーダーを育てていると考えてよいと思います。」

@21世紀を担っていく子どもたち、将来を見据えて育んでいきたいですね。

子どもが変わる 怒らない子育て (フォレスト2545新書)
嶋津良智
フォレスト出版


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