防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

東日本大震災 災害ボランティア報告(陸前高田市) 2

2011-07-09 19:47:24 | 災害ボランティア活動

こんばんは


今日は、活動初日にあたる陸前高田市気仙町での活動について報告します。

この日は、ボランティアバスが宿泊拠点である一関市に到着後、すぐに陸前高田市ボラン
ティアセンターに各班ごとに分かれてレンタカーで向かうのですが、移動に少し時間がかか
り、到着したのが10時をまわっていたので活動時間があまりないなぁと思っていました。





リーダーより活動の説明があり、被災者宅の側溝の土砂出しを奈良組全員でするというの
で、思っていた以上に早く終わるかなぁと・・・しかし土砂の中には、ガレキや近くの工場か
ら流れてきた調味料の瓶などが含まれ、思うようにスコップが入りません。。。
そこでツルハシで土砂をほぐし、スコップや什能(小型スコップ)で取り除き、土砂や瓶を分
け、一輪車やバケツなどで廃棄場所に運び、昼過ぎには大かた終えました。



ちなみに什能の写真です。


昼から作業に入り、1時間ほどして小休憩に入り、終わる頃に集合の合図があったので、何
ごとかと思っていたら、依頼人である被災者の方より、すぐ近くにあった歴史的な建物につ
いて、津波前の写真と比較しお話しを聞けました。

その建物は戦国武将の伊達正宗公より保護され、歴史的にも重要で貴重な資料も多くあっ
たそうですが、津波により建物は全壊、資料は流され、凄く残念がられていました。
建物を修復するには、約1億円ちかくの金額が必要だそうで、その方自身は何年かかって
も再建したいと言われた目には力強いものがあり、人間の根本的な強さを見た感じがしま
した。

その後、作業も無事に終了し、資機材を洗浄し、宿泊地に帰るのですが、被災者の方とお
話しをする事も大切な事やなぁと改めて実感しました。


この日のボランティアで、側溝の一部に大きなコンクリートの壁の一部の瓦礫がかぶさって
いましたが、技術系災害ボランティアのkurosawaさんなら重機や資機材で除去しておられ
たと思うと、私自身もっとスキルを磨いていかなあかんと!自分に言い聞かせました。


宿泊地到着後に、同じ班のT元さんがせっかくの縁なので皆で食事にと提案していただき、
有志の方のみで夕食会に行かせてもらいました。
ここでいろんな方とお話しさせていただきましたが、なかでもプロのミューシャンを目指すY
村くんと女医のO島先生とお話しできたのは良い刺激をいただけました。
この続きはまた次回にお話しさせていただきます。


今晩はここで終わります。


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