防災士日誌

自然災害における防災活動、救助訓練などの参加レポート

奈良県野迫川村 炊き出しボランティア

2011-10-16 22:48:18 | 災害ボランティア活動

こんばんは


10月13日は、日本防災士会奈良県支部のメンバーと共に奈良県野迫川村北股地区にて
炊き出しボランティアに行ってきました。

今回、私が所属する日本防災士会奈良県支部の事務局長の知人の野迫川村の教職の方
より事務局長に連絡があり、事務局長が現地に訪れ役場住民課長の方と地区総代の方に
お会いし避難所の方々の困難や要望を聞いてこられました。

避難所では、女性の方達のグループが食事を作られているとの事で、少し楽をしてもらえれ
ばと炊き出しをしようという事になり、避難所の方々が魚介類を食べたいとの事で事務局長
の機転で宮城県女川町からサンマ、同県石巻市十三ヶ浜からワカメを取り寄せました。



宮城県女川町 海鮮「山昭」さんのサンマ


ワカメの写真は撮れませんでしたが、宮城県石巻市十三ヶ浜から取り寄せたものです。

今回、奈良県支部から15名が参加し、お昼御飯にサンマ定食を晩御飯におでんを作ること
になり、分担作業で皆が一生懸命避難所の方に美味しく食事をしてもらおうと頑張ったおか
げで、サンマを焼くのに少し失敗はあったものの、避難所の方々からは、「美味しかったです」
と言ってもらえました。





避難所の方々がすべて食事を終えて晩御飯のおでんの仕込みまで時間があったので被害
のあったところを見にいこうと思ったのですが、今回被害のあった避難所から一番近い北股
地区は土砂ダムの影響がある地域で立ち入り禁止区域になっており、避難所の方々も自宅
に帰れず本当に苦労されている事を感じました。
昼の休憩時間には、避難所の方に災害時の状況のお話を聞けましたが、先日天川村に行
った際にも同じようなお話が聞け山間部での水害の恐怖というものが少し感じれた気がしま
した。

その後、晩御飯のおでんも「美味しかったです。」と言ってもらえ、最後に個人的に持ってい
ったイコマ製菓のレインボーラムネ(予約販売でしか入手できない人気のラムネ)を子ども
たちに食べてもらおうと持っていったのですが、小さな子が2人しかおらず、たまたま食事に
来ていた小さな女の子に渡したところ満面の笑みを見せてもらった時には、大げさかもしれ
ませんが、災害ボランティアをやってきて良かったと心底思えました。



イコマ製菓のレインボーラムネ


もちろん今回、東日本大震災の被災地である宮城県と紀伊半島豪雨災害の被災地である
奈良県が手を取り合えた事にも感動しました。

晩御飯を終え後片付けも済み野迫川村を後にする際には、残っていた避難所の方々が並
んで見送っていただいた事には感謝の気持ちで一杯でした。


  


東北の支援も紀伊半島の支援も自分ができるだけの支援を今後も続けていこうと思います。


今晩はここで終わります。


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2 コメント

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頑張ってますね! (「むにゅむにゅむにゅ・・」)
2011-10-16 23:49:34
いつも感心・感動していますよ。避難所の方々温かい食事にいっぱい感謝していることと思います。これからも・・ですね。
返信する
ありがとうございます。 (防災 士郎)
2011-10-17 20:54:19
むにゅむにゅむにゅ・・さん、こんばんは

いつもドロ出しやガレキ運びといった災害ボラ
ンティアばかりですが、今回炊き出しボランテ
ィアをしてみて、またボランティアの奥深さを
感じました。
これからも被災者の方が1人でも多く笑顔になっ
てもらえるように頑張ります。

いつもコメントありがとうございます。
返信する

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