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カキノキ・1~紅葉

 中央大学多摩キャンパス付近の道端で見掛けた「カキノキ(柿の木)」。カキノキ科カキノキ属の落葉高木で秋に綺麗に紅葉する。その名前は葉や果実が赤くなることから“赤木(あかき)”が転訛して“カキ”となったという説が有力のようだ。葉には黒い斑点がしばしば見られるが、これは“黒星落葉病”と呼ばれるもので細菌に侵されている部分。柿の葉に含まれるビタミンCやタンニンに抗酸化作用があり食物の防腐に良く利用されているが、自身の葉の病気には効かないのは何とも皮肉。
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イイギリ・2~果実

 蓮生寺公園の林縁に生育している「イイギリ(飯桐)」。ヤナギ科(←イイギリ科)イイギリ属の落葉高木で樹高は15メートルほど。果実は液果で直径1.3~1.5センチ。この果実がナンテンの似ていることから「ナンテンギリ(南天桐)」とも呼ばれるが樹高はまるで違う。この樹は“お祭り広場”北側の斜面に生育しておりその上には雄株もあるが、この日、広場の南側の林内にも果実を稔らせた雌株を見つけた。
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ツクバトリカブト・1〜小山内裏公園

 小山内裏公園の林内に咲く「ツクバトリカブト(筑波鳥兜)」。キンポウゲ科トリカブト属の多年草で東北地方南部から中国地方辺りまで分布しているが、筑波山で最初に発見されたことで名付けられている。ヤマトリカブトに似ているがヤマトリカブトの葉は3~5中裂し切れ込みが浅いのに対して本種は3全裂する。雌蕊の心皮は3室あり果実は3つの袋果になる。
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ヒメスミレ・3~果実

 松木地区のアスファルト道路の隙間に生えている「ヒメスミレ(姫菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で春にスミレより小さい濃紫色の花を咲かせていた。スミレの仲間は春に綺麗な開放花を咲かせて別の個体との交配を行い遺伝的に多様性を持つ強い種を作るが、春以降は他の草が伸びるためにそれらとの競争を避け開放花ではなく省エネスタイルの閉鎖花を作って自家受粉で種子を大量生産している。写真は閉鎖花から出来た果実。零れた種子で小さな群落を作っている。
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ヤブムラサキ

 長沼公園“霧降の道”に生育している「ヤブムラサキ(藪紫)」。シソ科(←クマツヅラ科)ムラサキシキブ属の落葉低木で花期は5~6月。ムラサキシキブに似ているが枝や萼片に星状毛が密生している。葉を触ってみてもフワフワでサラッとしているムラサキシキブとの違いがわかる。
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コアジサイ・1~果実

 長沼公園“野猿の尾根道”に生育している「コアジサイ(小紫陽花)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木で、アジサイよりも1ヶ月早く5月頃に開花する。果実は蒴果で直径2~3ミリ。果実の上部には2~4本の花柱が残っている。
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タコノアシ・2~果実

 タコノアシ科タコノアシ属の「タコノアシ(蛸の足)」。沼や休耕田など湿地に生育する多年草で草丈は70~80センチになり、茎の先に放射状の総状花序を数本出して9月頃に小さな花を多数咲かせる。晩秋に果実が熟し全草が紅くなる様子を“ゆで蛸”に見立てている。蒴果は直径6~7ミリで5室あり熟すと上部が取れて種子を散布する。
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センブリ・2~小山内裏公園

 小山内裏公園“東展望広場”付近の陽当たりの良い斜面に自生している「センブリ(千振)」。リンドウ科センブリ属の二年草でこの草丈は7~8センチ。初めてここでセンブリを見たのは8年前だが、それ以降、毎年生存確認している。見つからない年もあったがかなり大株になったこともあった。今年は小さな2株を確認できたのでまずは一安心。久し振りに葉の先を少しだけちぎって噛んでみたらやはりものすごい苦さ。水筒の水で口を漱いだがしばらく苦味が残った。
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クロヤツシロラン・6~小山内裏公園

 小山内裏公園の林内で見つけた「クロヤツシロラン(黒八代蘭)」。同属のアキザキヤツシロランは竹林に生育するが、クロヤツシロランは竹林だけでなく常緑広葉樹林やスギ植林地の林床にも生育する。竹林以外ではこの場所のほか小山田緑地“小山田の谷”のキッコウハグマ生育地でも果実を見つけた。
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ミツバフウロ・1~果実

 フウロソウ科フウロソウ属の「ミツバフウロ(三葉風露)」。同属のゲンノショウコに良く似るが、ゲンノショウコの萼片と花柄には腺毛が多く下部の葉は5裂するのに対して、本種は萼片と花柄に腺毛が無く葉は全て3裂している。写真は果実の様子だがゲンノショウコと同じく“お神輿”になる。
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