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カエンタケ・1~出現

 ボタンタケ科トリコデルマ(Trichoderma)属の「カエンタケ(火炎茸・火焔茸)」。その名の通り燃える炎のような形で猛毒のキノコ。触っただけで皮膚がただれることがあり誤食すると死に至る。今、日本各地でナラ枯れが発生しており、朽ちたコナラや切り株にカエンタケが出現している。ナラ枯れはカシノナガキクイムシが樹に小さな穴を開けそこに媒介する病原菌によってコナラなどブナ属の樹が枯れていくが、この枯れ樹がカエンタケの菌床になる。カエンタケの姿は地表から子実体が枝分かれし背丈は10センチほど。当地では小山内裏公園や上柚木公園で多く発生しており見つけられると公園管理者によってすぐに除去されその場所には注意看板が置かれている。今年7月頃平山城址公園で大量に見たという地元情報があり公園内をあちこち探したが既に除去された後だった。写真は平山城址公園に隣接している東京薬科大学薬用植物園のもので今年はこの雑木林でも数ヶ所に出ているという。
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ミゾソバ

 長沼公園“ひよどり沢”に生えている「ミゾソバ(溝蕎麦)」。タデ科イヌタデ属の一年草で田の畦や湿地などに生育し根元から分枝して繁茂し群落を作る。花期は8~10月で枝先に頭状に数個付く。花径は7~8ミリで花被片は5裂している。葉の形が牛の顔に見えることから「ウシノヒタイ(牛の額)」の別名がある。
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オオミゾソバ

 堀之内沖ノ谷戸公園で見られる「オオミゾソバ(大溝蕎麦)」。ミゾソバと同じような花と葉だが本種の葉柄には翼がある。大きさはミゾソバより一回り大きい。個体差があるとは思うが葉のくびれがミゾソバより大きいようだ。オオミゾソバはタデ科イヌタデ属の一年草。
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