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サトイモ・1~開花

 サトイモ科サトイモ属の「サトイモ(里芋)」。原産地はインドや中国などの熱帯~東南アジアとされており紀元前3000年頃には既に栽培されていたと考えられている。日本にはイネよりも早く縄文時代後期に伝播したらしい。サトイモの名前は山に自生している山芋に対して里で栽培するイモということで名付けられたようだ。サトイモは種子では増えず親芋の周りに付く子芋や孫芋によって増えていく。サトイモに花が咲くのは珍しいが8~9月に大きな葉の下で葉柄に並んでクリーム色の花茎を立ち上げる。これは小山内裏公園のもの。
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ヤマノイモ・1~零余子

 長沼公園“霧降の道”を歩いていると目の目に樹の枝からぶら下がった蔓。それにムカゴ(零余子)がたくさん付いている。これはヤマノイモ科ヤマノイモ属の「ヤマノイモ(山の芋)」で種子で増えるほかにこうして葉腋にムカゴを作りこれを落としてそこから発芽して増殖する。写真のムカゴは気が早く地面に落ちる前に既に根を伸ばしていた。
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クロヤツシロラン・8~花粉

 ラン科オニノヤガラ属の「クロヤツシロラン(黒八代蘭)」。写真は幅1.5センチほどの小さな花を拡大したもの。花の上部の白いツノに花粉塊が乗るが写真では既に無くなっている。その下は蕊柱で左右の腹部に半円形のオレンジ色の翼が拡がっている。その奥に雌蕊の柱頭がありそこに他の花から運ばれた白い花粉が付いている。中央下部は唇弁で自身の花粉塊が残っている時は雌蕊を隠しているが、花粉塊が持ち運ばれるとゲートが下がり受粉態勢になる。唇弁の先端には黄白色の毛が密生している。これは下柚木の雑木林のもの。
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コアゼテンツキ

 カヤツリグサ科テンツキ属の「コアゼテンツキ(小畔天突)」。低地の湿った場所を好む一年草で草丈は8~10センチ。同属のアゼテンツキの草丈が20センチほどになるのに対して本種は小さい。小穂の長さは3~5ミリでテンツキの仲間では最も小さい。これは南大沢駅前商業施設のコンテナ花壇に生えているもの。ここにあるのを地元の専門家に教えて頂いた。
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