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アブラチャン・5~香り

 南高尾“関東ふれあいの道”に生育している「アブラチャン(油瀝青)」。クスノキ科クスノキ属の落葉小高木で雌雄異株。3~4月に枝先に淡黄色の小さな花を散形状に付ける。果実は直径1.5センチほどの球形で厚さ1~2ミリの果皮の中に大きな種子がひとつある。果実には良い香りがあると聞き果皮を少し剥いてみると確かに柑橘系というかミント系のとても良い匂いがした。
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カライタドリ・2~草姿

 朝鮮半島や中国原産の「カライタドリ(唐虎杖)」で花期は9月。外来種図鑑などでは名前が見当たらないが唯一平凡社『最新日本の外来植物』(2019/10発刊)にその記載がある。図鑑によると“日本では2006年以前に青森県で確認されている多年草で雌雄異株。葉身は6.6~11.5センチで幅は5.1~9.4センチ。円形~広卵形で先端は鋭く尖り凸頭”。確かに在来のイタドリの葉は基部に大きな角があるが本種には見られない。“在来植物と競合し青森県で拡がり国立公園内の自然植生の混乱の要因となる”とありまた“イタドリ類は雑種を形成するため本種による在来のイタドリ類への遺伝的攪乱が懸念される”としている。青森県八甲田山麓では車道を拡幅した法面緑化で発生したようだ。
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イタドリ・1~若い果実

 タデ科ソバカズラ属(イタドリ属)の「イタドリ(虎杖)」。北海道~九州の陽当たりの良い山野や河原などのいたるところで群生する多年草で雌雄異株。草丈は1.5~2メートルにもなり8~10月に白色の花を咲かせる。葉は互生し先が尖った卵形~広卵形で基部に角がある。写真は雌株で若い果実が出来始めている。
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