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イシミカワ・4~堀之内

 東京薬科大学付近の堀之内地区の林縁で見つけた「イシミカワ(杠板帰・石見皮・石膠)」の果実。タデ科イヌタデ属の一年草で果実の直径は5ミリほど。青い部分は果肉ではなく萼片が肉質化したものになる。今から17年前、ウォーキング中に鑓水の道端でこの果実を見つけて植物観察の面白さを知った。しかし一年草で更に刈られるような場所に生育するので毎年定位置で見るのは難しい。今年は片倉城跡公園、鑓水子之神谷戸、東光寺第一緑地などで生育を確認した。
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ナガボノシロワレモコウ

 堀之内沖ノ谷戸公園の藪に生育している「ナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾亦紅)」。バラ科ワレモコウ属の多年草で花期は8~10月。草丈は1メートルほどになり茎の上部に長さ4~5センチの花穂を付ける。花には花弁が無く花弁のように見える白く細長いものは雄蕊の花糸で先端に葯が見える。花は花穂の先端から咲き進んでいく。何度見てもこれがバラ科の花とはとても思えない。
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ヒナガヤツリ

 堀之内寺沢里山公園の湿地で見つけた「ヒナガヤツリ(雛蚊帳吊)」。カヤツリグサ科カヤツリグサ属の一年草で関東地方以西の河川や湿地に生育する。草丈は10~20センチで長さ5~6ミリの扁平の小穂が花穂の先端に数個付く。カヤツリグサの仲間の中では小さい部類であり“雛”の名が付けられた。
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