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アケボノソウ・7~三沢峠

 リンドウ科センブリ属の「アケボノソウ(曙草)」。北海道~九州の山地の沢沿いなど湿った場所に生育する二年草で9~10月に茎の上部に直径2センチほどの花を多数咲かせる。先日近くの森の沢で開花を確認したところだが、ここは南高尾"三沢峠”付近の森の中。この森の麓までは我が家から片道14キロでそこから山道を30~40分登る。実は10日前に開花を期待して来ていたがその時は残念ながら蕾ばかり。そこでこの日改めて自転車を漕いだ。この花を見ると脚の疲れも吹っ飛ぶ。写真中央の花は雄蕊の葯が取れて雌性期になっている。また周りの花は花被片が5裂しているがこれは4裂だった。
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アキグミ

 堀之内東山はぐくみの森緑地の林縁で見られる「アキグミ(秋茱萸)」。グミ科グミ属の落葉低木で春に開花し秋に果実が稔る。果実は直径7~8ミリの球形で酸味が強い。ここは20年前は丘陵地の雑木林だったが、近年全681戸の戸建て住宅地“東京森都心”として開発され道路や遊歩道が整備された。“そよかぜの道”と名付けられたこの遊歩道脇にはアキグミが数本植えられている。アキグミは痩せた土地や荒れ地にも生育するため開発後の緑化に利用されたのだろう。
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アキノギンリョウソウ・4~長沼公園

 長沼公園“殿ヶ谷の道”で見られる「アキノギンリョウソウ(秋の銀竜草)」。ツツジ科(←イチヤクソウ科)シャクジョウソウ属の多年性菌従属栄養植物。ギンリョウソウに似た花を秋に咲かせるので名付けられているがギンリョウソウとは属が異なるのが面白い。果実は蒴果でこのあと上を向く。開花期にこの花に三脚にセットしたカメラを向け傍でじっとしていた人がいたが、おそらく受粉を手助けする昆虫の動画を撮っていたと思われる。
 
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