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マルバフジバカマ・1~長沼公園

 長沼公園“西長泉寺尾根”に咲いている「マルバフジバカマ(丸葉藤袴)」。キク科ヒヨドリバナ属の多年草で北アメリカ原産。明治29年(1896年)に観賞用に日本に持ち込まれ、大正5年(1916年)に箱根強羅の植物園から逸出しているのが確認されその後各地に拡がっている。12年前に箱根駅伝コースを走った時に箱根山中であちこちで見掛け、その後、調布市の深大寺付近の野川沿いで見たことがあった。当地では4年前に東京都立大学(当時は首都大学東京)で一度だけ見たが刈られたのかその後は姿が消えてしまった。“由木の植物目録2022”では『長池公園で一次的な発生が確認され現在は消滅』とある。ここに定住してくれれば嬉しい。花期は9~10月で散房花序を出し直径5ミリほどの頭花を多数咲かせる。葉は卵形~卵状披針形で縁には鋸歯がある。葉は丸くないがフジバカマの葉が3裂するのに対して本種は裂けないので“丸葉”と付けられた。
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フジバカマ・2~花

 南陽台の住宅地で見掛けた「フジバカマ(藤袴)」。キク科ヒヨドリバナ属の多年草で秋の七草のひとつ。昔は野道で普通に見られたようだが里山が次々に住宅地に変わりフジバカマやキキョウの自生は極めて少なくなっている。草丈は1~1.5メートルになり秋に茎の上部に散房花序を出し5つの筒状花から成る頭花を多数咲かせる。
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カライタドリ・3〜比較

 タデ科ソバカズラ属の「カライタドリ(唐虎杖)」。当地の専門家に存在を教えてもらって見ることができ、葉の形状の違いなどを確認した。写真は果実を並べて比較したもので左側がカライタドリ。果実の基部の部分からの長さは2センチほどだが、右側のイタドリの果実は1.5センチ程度でひと回り小さい。
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