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マルバノホロシ・4~小仏城山巻き道

 奥高尾“小仏城山巻き道”の林縁で蔓を伸ばしている「マルバノホロシ(丸葉保呂之)」。ナス科ナス属の多年草で8~9月に集散花序を出し直径1センチほどの花を数個咲かせる。果実は最初は緑色だが秋が深まるにつれて赤くなる。“保呂之”はヒヨドリジョウゴの古名でヒヨドリジョウゴの葉が3~5裂するのに対して、本種の葉は裂けずに長楕円形になるので丸葉の名を付けられている。またヒヨドリジョウゴには全草に毛が多いが本種は無毛。
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ネナシカズラ・3~浅川

 陽当たりの良い浅川の河川敷に繁茂している「ネナシカズラ(根無蔓)」。ヒルガオ科ネナシカズラ属の一年草で自身では葉緑素を持たない寄生植物。花期は8~10月で果実は直径4~5ミリの蒴果。ネナシカズラの生態は地面に落ちた果実が発芽し宿主を探してヒョロヒョロと伸びていく。その時はわずかながら根が存在するが宿主を見つけると地面から離れ“根無し”になる。
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