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アシタバ・1~花

 町田市立小山田小学校付近の農道に咲いていた「アシタバ(明日葉)」。セリ科シシウド属の多年草で日本原産。“今日摘んでも明日になればまた芽が出る”というほど成長力が強いために名付けられている。葉や茎が食用になりミネラルやビタミンが豊富なため健康野菜として人気がある。
 さてアシタバの種小名は“Angelica keiskei”だが、これは幕末から明治時代に活躍した理学者の伊藤圭介にちなんでいる。彼はシーボルトに本草学を学び、雄蕊、雌蕊、花粉などの用語を作ったことでも知られている。彼の功績により、例えばイボクサ(Murdannia keisak)、イワチドリ(Amitostigma keiskei)、シモバシラ(Keiskea japonica)、スズラン(Convallaria majalis var.keiskei)、ユキワリイチゲ(Anemone keiskeana)など多くの植物に彼の名前が付けられている。

『明日があるさ』
作詞:青島幸男 作曲:中村八大 歌:坂本九 昭和38年
(JASRAC許諾期間終了のため歌詞省略)
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シロタマゴテングタケ

 長沼公園“平山口”付近で見つけたキノコ。まさにニワトリの卵と同じような大きさだが、これはおそらく「シロタマゴテングタケ(白卵天狗茸)」の幼菌だろう。タマゴタケの幼菌は赤くキタマゴタケの幼菌は黄色い。シロタマゴテングタケはテングタケ科テングタケ属の猛毒のキノコで、少量の摂取で死に至るようだ。君子(ではないが)危うきに近寄らず。
 さて今日は大阪出張で帰りは17時56分新大阪発の新幹線を予約していたところ、その列車が姫路駅を時速300キロで通過中に人と接触したという事故が起こり、東京~博多間が一時運転見合せになった。私は既にホームで待っていたが、それを知りすぐに隣のホームに入線していた新大阪始発の列車に乗り、車掌に指定変更を申し出て8号車の座席を確保した。その後社内放送でグリーン車、普通車とも満席になったと知らされ、まずはホッとして缶ビールを飲み駅弁を食べて発車を待っていた。
 20時頃にやっと運転再開となったが、何と京都駅から乗ってきた客とダブルブッキングが発覚。仕方無く私が車掌に掛け合い、車掌から『別の席を探すので、一旦席を空けて下さい。』との返答。納得がいかないものの相手は年長の方でもあり渋々それに従った。すると満席状態の中、5分もしないうちに同じ号車の席を見つけてきて『こちらへどうぞ。』との案内。通路に立っている乗客が溢れている中、その席に座らせてもらった。こんな状態の中で良く見つけたものと驚いている。
 いつぞやは、岡山駅で飼犬がホームから線路に逃げたという事故に遭遇し2時間以上遅れたり、高槻付近の停電事故に遭い、帰宅が午前3時を過ぎたこともあった。度々新幹線を利用しているといろいろなことが起こる。(この記事は新幹線の中で記している。今、21時25分でやっと浜名湖を通過中。予定通りなら今頃ゆっくり風呂に浸かっていた。)
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カメバヒキオコシ

 長池公園“夕日展望台”付近で見られる「カメバヒキオコシ(亀葉引起し)」。シソ科ヤマハッカ属の多年草で、その葉が亀の甲羅に見えることから名付けられている。『どうぞ噛めば。』と言われているようなので、葉先を少し噛んでみると、やはりヒキオコシと同じようにかなり苦かった。ヒキオコシは、その昔、弘法大師が山道で倒れていた行者に、その野草を絞った汁を飲ませたところ、すぐに立ち上がったということから“引き起し”という名が付けられている。
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