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ハイメドハギ

 先日の台風24号の強風で、多摩地域でも大きな被害が出た。立川市・昭島市に跨る昭和記念公園では、確認できただけで50本以上の樹木がなぎ倒され、10月1~2日は来場者の安全が確保できないとして臨時休園になった。80万本のコスモスはほぼ全てが倒れたようだ。青梅市のJR青梅駅前では、レトロな街づくりを担ってきた映画の看板が大破。“ローマの休日”の木製の看板は路上で粉々になり“チャップリン”を描いた看板は落下して3つに割れてしまった。国立市の桜の名所の“大学通り”では、少なくとも3本の桜が倒れた。当地、八王子市の長池公園や清水入緑地などでも倒木が確認されている。台風が多摩地域を通り過ぎたのは短時間だったが、やはり瞬間最大風速45.6m/sは相当な威力だったようだ。
 写真は、大平公園“ひねもす亭”下の日当たりの良い石段に生育している「ハイメドハギ(這筮萩)」。マメ科ハギ属の多年草で、同じ仲間のメドハギが茎を高く伸ばすのに対して、こちらは地を這うように地上10センチ未満のところで茎を伸ばしている。海岸などに多く生育する種であり、背を低くして強風に耐えられるように姿を変えてきた。
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イタチハギ

 別所実緑地の遊歩道脇で見つけた「イタチハギ(鼬萩)」。マメ科クロバナエンジュ属の落葉低木で北アメリカ原産。法面緑化に利用されていたものが各地で野生化している。濃紫色の花は旗弁のみで翼弁と竜骨弁は退化している。小花の長さは7~8ミリで雄蕊の葯は黄色い。花序の長さは14~15センチになり、遠目に見ると鼬の尻尾に見えることから名付けられている。
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