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イボクサ・2~蓮生寺公園

 ツユクサ科イボクサ属の「イボクサ(疣草)」。水田雑草のひとつだが、とても可愛く当地では個体数が少ないので、毎年、蓮生寺公園の水辺で生存確認している。一年草のため咲く位置が、1年毎に少しずつ変わっているが、今年もきちんと咲いてくれた。花弁は3枚で花径は1センチほど。
 さて上記文章や昨日のシロバナツユクサの文章の中で『1年毎』や『6年毎』と表記しているが、これは『1年置き』『6年置き』と意味がどう違うのだろうか。『1年置き』は間に1年置くので2年に1回という意味になり、『6年置き』は間に6年置くので7年に1回ということになるのだろう。『1日毎に船が出る』と『1日置きに船が出る(=2日に1回)』と言われてみると違いがわかる。しかし『1時間置きにバスが出る』と言うと、間に1時間置いても、ほぼ『1時間毎にバスが出る』と変わらないので日本語は難しい。会話の中で出たら、お互いに確認し合ったほうが良さそうだ。
 昨日、文化庁が“平成29年度国語に関する世論調査”結果を発表したが、それによると『借金をなし崩しにする』という意味を、本来の『少しずつ返していく』と回答した人が全体の19.5%に止まり、『借金を無かったことにする』と答えた人が65.6%あった。また『檄を飛ばす』も、本来の『自分の主張や考えを広く人々に知らせ同意を求める』を選んだ人が22.1%で、本来の意味とは異なる『元気の無い者に刺激を与えて活気づける』を選んだ人が67.4%となった。更に『彼はやおら立ち上がった』は、本来の『ゆっくりと』が39.8%で、本来とは違う『急に、いきなり』は30.9%になった。
 文化庁は『言葉は時代や場所で変容し、本来と違っても誤用とまではいえない。』としているが、やはりまだ修正できるものならそれを周知して、正しい言葉遣いが将来も長く続いて欲しいと思う。まあこれは『全然良い』『やばすぎる』『感動して鳥肌が立つ』など、なかなか使うことのできない昭和のオジサンの独り言ではある。 
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テングタケ・1~別所実緑地

 別所実緑地で見つけたキノコ。良く見掛ける姿だが図鑑で調べてみるとどうやらテングタケ科テングタケ属の「テングタケ(天狗茸)」のようだ。これは有毒キノコで誤食すると下痢や嘔吐を引き起こし、意識不明になることもあるらしい。
 先日、三重県での毒キノコ死亡事故に触れたが、今度は茨城県で2件の中毒事故があった。北茨城市の60歳代の男性は、知人が山で採取したキノコを譲り受け味噌汁に入れて食べたところ腹痛や嘔吐の症状になり、城里町の60歳代の男性は群馬県で採取したキノコを炒めて食べて激しい腹痛に襲われたとのこと。茨城県林業技術センターが鑑定したところ、それぞれ“カキシメジ(柿占地)”と“ツキヨタケ(月夜茸)”でいずれも毒キノコ。茨城県生活衛生課では『キノコの鑑定は難しい。食用と確実に判断できないキノコは“採らない、食べない、売らない、人にあげない”を徹底して欲しい。』と呼びかけているそうだ。私は自分で採って食べないし、人から貰うことも無い。
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